
ビットコインの話の中でたびたび出てくる「アルトコイン」。アルトコインに投資をして、利益を出したいという人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、アルトコインの基本的なことから、国内で購入可能なコインまで解説していきます。
目次
1. アルトコインとは?
まずは、アルトコインの概要と特徴を確認していきましょう。
1-1. ビットコイン以外の仮想通貨のこと
アルトコイン(または「オルトコイン」)とは、ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)のことです。
ビットコインは、世界で初めて誕生した仮想通貨です。
それ以降に誕生した仮想通貨のことを、総称してアルトコインと呼びます。
1-2. アルトコインの特徴
種類が豊富にある
アルトコインには、数多くの種類が存在します。
正確にはわかりませんが、1,500種類以上のアルトコインが存在していると言われています。(参照:CoinMarketCap)
ボラティリティが激しい
アルトコインには、ボラティリティ(価格変動)が激しいという特徴があります。
たとえば米国の法定通貨であるドル(USD)は、1年間で10%〜20%ほどのボラティリティに止まることが多いです。
いっぽうで、アルトコインはたった1日で10%〜20%のボラティリティが生まれることもあります。
中央管理者がいない
一部例外もありますが、ビットコインと同じく中央管理者がいないこともアルトコインの特徴の1つです。
通常の法定通貨(日本円や米ドルなど)の場合には、政府や中央銀行が発行量などをコントロールします。
これに対してアルトコインでは、発行や運営に関することをコミュニティ全体で決めることが一般的です。
マイナーなコインを「草コイン」と呼ぶ
アルトコインは数多くの種類がありますが、その中でも特にマイナーなコインのことを「草コイン」と呼びます。
明確な定義はなく、1円以下や1ドル以下など法定通貨の価格で線引きする人もいれば、普及状況や開発状況を基準にとらえる人もいるようです。
[アルトコインと草コインの関係性が非常に面白い]
◾︎アルトコイン
=認知度×(市場流通×価格)×(プロジェクトor開発者)×普及率・アルトコインと認知している通貨は何をしたら草コインになるのか
・草コインは何をしたらアルトコインとなるのか認知度の影響は低そう
みんなの基準なんだろなぁ続く
— izaya (@izaya_jp) January 18, 2019
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2. 将来性のあるアルトコインの特徴
ここからは、将来性があるアルトコインの特徴を確認していきましょう。
2-1. 取引量が多い
取引量が多いことは、将来性のあるアルトコインの特徴の1つです。
たくさんの量が売買されているということは、多くの人が関心を持っているということなので今後の利用促進など将来性にも期待を持つことができます。
逆にほとんど売買をされていない場合は誰も関心を持っていないということなので、将来性があるとは言いにくいでしょう。
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2-2. 開発が順調に進んでいる
開発が順調に進んでいることも、将来性のあるアルトコインの特徴です。
開発が進むことは、そのアルトコインがさらに使いやすくなるために重要だからです。
使いやすくなることで、多くの場所で利用される可能性も高まり、結果的に将来性の高さにも繋がります。
2-3. 企業との提携が盛んである
企業との提携も、将来性を見極めるポイントの1つです。
提携先の企業のサービスで利用されるなど、多くの場所で使われるようになる可能性が高まるからです。
3. 日本で買えるアルトコイン
2章で紹介した「将来性のあるアルトコインの特徴」も踏まえて、日本で購入可能なアルトコインを紹介します。
3-1. リップル(XRP)
取引量 | 1日あたり約1,250億円(2019年12月11日時点、CoinMarketCapより) |
開発 | プロジェクトに関連する技術を開発している企業の買収なども積極的に行っている |
企業との提携 | 国内外で300社以上の大手企業・銀行と提携 |
公式サイト | ripple.com |
リップル(XRP)は高速送金と格安の手数料で、国際送金の課題解決を目指しているプロジェクトです。
国内外で300社以上の大手企業や銀行と提携し、最近ではプロモーション動画の配信などメディアを通じたブランドキャンペーンにも注力しています。
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3-2. イーサリアム(ETH)
取引量 | 1日あたり約7,366億円(2019年12月11日時点、CoinMarketCapより) |
開発 | 開発者数がすべての仮想通貨の中でトップ |
企業との提携 | 100以上の企業が参加するイーサリアム企業連合(EEA)と提携 |
公式サイト | ethereum.org |
イーサリアムは、アプリケーションの開発を主な目的としたプロジェクトです。1日あたりの取引量はビットコインを含む仮想通貨全体の中で3番目に位置しています。
また、JPモルガンなど大手銀行が参加するイーサリアム企業連合(EEA)とも提携しており、今後の普及にも注目できそうです。
Enterprise Ethereum Alliance|EEA MEMBERS
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3-3. ステラルーメン(XLM)
取引量 | 1日あたり約198億円(2019年12 月11日時点、CoinMarketCapより) |
開発 | 米企業IBMがステラの技術を採用 |
企業との提携 | 米企業IBMと提携 |
公式サイト | stellar.org |
ステラルーメンは、高速送金を格安の手数料で行えるという特徴を持っています。国内では2019年11月にコインチェック、12月にGMOコインにそれぞれ上場したことでも話題になりました。
米大手企業IBMと国際送金のプロジェクトで提携しており、今後さまざまな場所で利用される可能性を秘めています。
コインテレグラフ|IBM、ステラ活用の決済システムを発表
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▶仮想通貨ステラ(Stellar Lumens/XLM)とは? 特徴・買い方・将来性
そのほかに国内で購入可能なアルトコインを以下の記事にまとめています。
4. アルトコイン購入におすすめの取引所
アルトコインはビットコインと同じように、取引所で購入することができます。
ここからは、アルトコインの購入におすすめの国内取引所を紹介していきます。
4-1. 手軽に買うならCoincheck
Coincheck取り扱い一覧
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ネム(XEM)
- リスク(LSK)
- ファクトム(FCT)*国内ではCoincheckのみ取扱い
- ステラルーメン(XLM)
アルトコインを手軽に買うのであれば、coincheckがおすすめ。販売所形式のため、チャート分析などの知識がなくても簡単に購入することができます。
使いやすさから初心者にも人気が高く、App Storeレビューでは5点満点のうち4.3点の高い評価を受けています。
また取り扱い仮想通貨の種類も豊富で、おすすめアルトコインで紹介した、リップル・イーサリアム・ステラルーメンも購入可能です。
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▶コインチェック(Coincheck)の評判・口コミ|初心者におすすめなワケ
4-2. 価格にこだわるならbitbank
bitbank取り扱い一覧
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
価格にこだわるのであれば、bitbankがおすすめです。取引板を使ったユーザー同士の取引のため、コインチェックなどでの販売所形式より割安に購入しやすくなっています。
またbitbankは注文方法によってはマイナス手数料で取引できることもメリットのひとつ。コストを抑えるだけでなく、手数料を「もらう」ことも可能です。
取引量が多いため注文も約定しやすい点のほか、数百万人が利用している取引ツールである「Tradingviw」を利用できる点も、おすすめの理由です。
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まとめ
以上、アルトコインについて解説してきました。この記事のポイントを、あらためてまとめておきましょう。
- アルトコインとはビットコイン以外の仮想通貨のこと
- 取引量や開発の進展、企業との提携などで将来性を見極めよう
- アルトコインなら、リップル、イーサリアム、ステラなどがおすすめ
- 手軽に買うならCoincheck、お得に買うならbitbankがおすすめ
アルトコインはさまざまな種類があり、どれも発行目的や特徴が異なります。
投資をする際には、それらを十分に理解したうえで行うようにしましょう。