
ビットバンク(bitbank)の口座開設をしたら、その次に行うのは二段階認証です。仮想通貨以外でもよく使われているセキュリティの仕組みであり、設定しておくのが安全です。
この記事では、二段階認証の概要やビットバンクで設定する手順についてわかりやすく解説。二段階認証でトラブルが起きたときの解決策もご紹介します。二段階認証をしっかり設定して、安全な仮想通貨取引をしましょう。
目次
1. ビットバンクの二段階認証とは
そもそも二段階認証とは何か、どのような目的があるのかについて見ていきましょう。
1-1. ID/パスワードの他にコードを認証する仕組み
二段階認証とは以下のように2つの認証を行う仕組みで、両方ともクリアしないとログインできません。
- IDとパスワードによる認証
- 認証アプリに表示されるコードによる認証
1段階の認証のみより、さらにセキュリティが強化されます。二段階認証の設定をした端末以外では、アプリでの認証コードを確認できません。
例えID/パスワード情報が盗まれたとしても、認証アプリによる本人確認もパスしなくてはならないので、第三者による外部からのアクセスが困難になるのがメリットです。
1-2. ビットバンクの二段階認証
ビットバンクでは、ユーザーが安全に取引を行うために、二段階認証を強く推奨しています。
ニュースにはなっていませんが、国内外の取引所で二段階認証を行っていないため資金が盗まれる事件が頻繁に起こっているようです。
Gmailにアクセスしてないのにケータイに確認コードが送られてきた(二段階認証)ってことは、これ普通にハッキングされたってことでしょうか。怖ッ! 連休中に念のため二段階認証にしておいてよかったわ、マジで。
— men (@ishi_men) May 9, 2016
先月なんとなくログイン履歴みたらアメリカからログインされてて
二段階認証で弾かれてた。
ハッキングこわい💦&腹立たしい😠👊 https://t.co/excY29Ugpz— やさぐれは主に泣いています(tukigakirei5577) (@tukigakirei5577) June 9, 2018
仮想通貨とは別の話になりますが、セブンイレブンの決済アプリである7payの事件をご存知の方も多いでしょう。7Payの不正利用にはいくつかの原因がありますが、二段階認証が仕組みに搭載されていなかったことも大きな要因とされています。
7payは、結果的にサービス終了に追い込まれました。金融資産に関するサービスおいては、それほどセキュリティ施策が重要ということです。
2. はじめの二段階認証の設定
ビットバンクの口座で二段階認証を設定するための、具体的な手順を解説します。
普段パソコンで取引する場合は「パソコンで設定する」を、スマホで取引する場合は「スマホで設定する」をご覧ください。
2-1. パソコンで設定する
手順1.
取引画面の右上にある、人型のアイコンにカーソルを合わせると、メニューが表示されます。その中から、「セキュリティ」をクリックしてください。
手順2.
セキュリティ画面で、二段階認証の欄にある「設定」をクリックします。
手順3.
以下の画面が表示されたら、スマホで認証用アプリをダウンロードしましょう。Google AuthenticatorとIIJSmartKeyの2種類が用意されています。
以降はGoogle Authenticatorで説明します。
手順4.
Google Authenticatorを起動し、「設定を開始」をタップします。
手順5.
2つの選択肢のうち、「バーコードをスキャン」をタップします。
QR読み取りの画面になるので、手順3でパソコンに表示されているQRコードを読み取ります。
手順6.
6桁の番号が表示され、これが認証コードとなります。表示されたコードをパソコンの画面に入力し、「設定」をクリックしてください。
手順7.
以下の画面が表示されれば、完了です。
また、登録したメールアドレスにも、二段階認証設定の完了のお知らせが届いています。こちらも併せて確認しておきましょう。
2-2. スマホで設定する
手順1.
スマホでbitbankのアプリを起動します。
手順2.
起動後しばらく待つと、「二段階認証を設定してください」のメッセージが表示されるので、「設定する」をタップします。
そして、二段階認証の「設定」をタップします。
手順3.
認証アプリをインストールしたうえで、「設定を始める」をタップしてください。
そして、「認証アプリを起動する」をタップすると認証アプリが立ち上がります。
手順4.
トークンが生成されるので、「はい」をタップして保存します。
手順5.
表示された認証コードを長押ししてコピーし、bitbankアプリに戻りましょう。
手順6.
bitbankアプリにコピーした認証コードを貼り付け、「設定する」をタップします。
手順7.
以下の画面が表示され、二段階認証の設定は完了です。
2-3. ログインしてみる
二段階認証が終わったら、一度ログアウトしてから、再度ログイン画面を表示させてください。
IDとパスワードを入力すると、二段階認証コードの入力画面に移ります。認証用アプリのコードを入力してログインできればすべて完了です。
なお、認証アプリのコードは30秒程度で更新されます。もしログインできない場合は、新たに認証コードを入力しなおしてみてください。
2-4. SMS認証
携帯端末のショートメッセージサービスを使った認証機能です。二段階認証とは別物であり、ユーザーのSMSに直接認証コードが届く仕組み。
SMS認証を設定すると、送金時にSMSで届いたコードの入力を求められることになります。二段階認証とあわせてさらにセキュリティを強化したい方は、設定しておくことをおすすめします。
設定するには、先ほどの「手順2」で「SMS認証」を選択し、携帯電話番号を入力して送信します。端末のSMSに届いた認証コードを画面に入力して設定するだけと簡単です。
3. 二段階認証の解除方法
一度設定した二段階認証は、解除することもできます。
3-1. ログインできるから解除したい
ログイン後、画面右上の人型アイコンでメニューを表示させ、「セキュリティ」を選択します。設定済みとなっている二段階認証の欄に、「解除」のボタンがあるのでクリックしてください。
二段階認証を解除する際にも、認証コードの入力が必要です。認証アプリに表示されるコードを入力し、「解除リクエスト」をクリックしましょう。
セキュリティ画面での二段階認証コードの欄が、「未設定」になっていれば完了です。
3-2. ログインできなくなったので解除したい
ログインできなくなった場合は、自分で解除することができません。ビットバンクのカスタマーサポートに連絡して解除してもらいましょう。
ビットバンクの公式サイトには「お問い合わせフォーム」があり、各種問い合わせで利用します。
◆連絡先
bitbank Support|お問い合わせ
問い合わせ内容で「二段階認証について」を選択し、必要事項を入力したうえで、二段階認証を解除したいと記述しましょう。
本人確認書類の表と裏の画像を撮り、画像ファイルを添付して送信してください。
4. ビットバンクの二段階認証でよくある質問
ビットバンクの二段階認証で多いトラブルと解決方法について解説します。
4-1. 二段階認証が解除できない
解除する際にも、認証コードの入力が求められます。認証アプリは30秒でコードが切り替わるので、時間切れになってないかどうか確認して、再度入力してみてください。
4-2. スマホをなくしてしまった
認証情報はスマホ端末に記録されるので、別の端末でアプリを再インストールしても認証できません。自力では復旧できないので、公式サイトの「お問い合わせフォーム」を使い、カスタマーサポートに連絡しましょう。
bitbank Support|お問い合わせ
4-3. 機種変更したい
認証アプリはバックアップできません。事前に二段階認証を解除しておき、一時的にID/パスワードのみの認証にしましょう。
機種変更後の端末を使って、改めて二段階認証を設定することになります。
4-4. 認証アプリを削除しちゃった!
認証アプリを削除してしまった場合も、認証ができなくなってしまいます。お問い合わせフォームを利用してカスタマーサポートに連絡してください。
まとめ
ビットバンクを安全に利用するために、二段階認証を設定しましょう。ID・パスワードだけでなく、認証コード入力が必要となり、第三者による不正アクセスがしにくくなります。
二段階認証を設定するには、手持ちのスマホに認証用アプリをインストールすることになります。一度設定してしまえば楽なので、口座開設をしたらすぐに設定することがおすすめです。