ビットバンクの確定申告を解説! 計算方法や便利な計算ツールとは

ビットバンクの確定申告

ビットバンクの取引で利益が出た方で、「確定申告は必要なの?どうやってするの?」と心配な方もいるでしょう。仮想通貨取引も他の投資と同じで、ある程度の利益が出たら確定申告が必要です。

そこで今回は、ビットバンクの取引内容で確定申告をおこなう手順を分かりやすく解説。面倒な計算もサクっとできる、便利な計算ツールもご紹介するので、活用してください。

この記事でわかること(ビットバンクの確定申告)


1. 仮想通貨取引でも 確定申告は必要!

仮想通貨取引は利益が出た場合、確定申告が必要です。会社員の方は確定申告になじみのない方も多いですが、投資などで一定の利益が出ると、職業に関係なく申告するのがルールです。

1-1. 確定申告が必要となる条件

仮想通貨取引をしている人の全員が必要なのではなく、以下の条件に当てはまる人が確定申告の対象になります。

  • 給与所得を得ている方で、年間20万円以上の利益が出た方(会社員など)
  • 扶養に入っている方で、年間33万円以上の利益が出た方(主婦・学生など)
  • 給与所得者でない、フリーランス・個人事業主などの方(利益額に関係なく申告が必要)

(参考)国税庁|確定申告が必要な方

なお確定申告の対象となる利益とは、確定した利益のみです。含み益は対象とならないことを覚えておいてください。

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確定申告が必要なケースとそうでないケース

また確定申告の年間とは1月~12月の事を指すため、会社の決算でよく使われる4月~3月とは違います。申告期間は基本的に、毎年2月16日から3月15日の間です。

1-2. 申告しないとどうなるのか?

申告が必要なのにおこなわないこと(無申告)や、利益を少なくして申告すること(過少申告)は、脱税行為となってしまいます。

脱税がバレると本来支払うべき税金はもちろん、無申告税・重加算税などが課せられ、さらに多額を支払うことになります。特に悪質だと判断されると、懲役・罰金といった刑事罰にまで発展してしまう可能性も。

バレなきゃいいのでは?と思ったあなたは甘いです。仮想通貨は世間で話題の投資であり、国税庁・金融庁はしっかりマークしています。

2018年度までの数年間で、個人50人以上・法人30社が国税局からの申告漏れを指摘されています。

朝日新聞|仮想通貨取引、50人と30社で100億円申告漏れ指摘

きちんと申告して、余計な税金の支払いを避けるのが安心・安全です。


2. ビットバンクユーザーの確定申告の手順

ビットバンクで得た利益を確定申告する方法について解説します。

2-1. 「年間取引報告書」を手に入れる

ビットバンクからは毎年、「年間取引報告書」が送られてきます。ログイン後の資産管理の画面からアクセスし、CSV形式でダウンロードすることができます。

なおアプリ版では入手できませんので、パソコンでアクセスしてください。

年間取引報告書の記載内容は以下のとおりです。

通貨名 取引した通貨の名前
年始数量 1月1日、0時15分頃の数量残高
年中購入数量(※) 年間で購入した数量
年中購入金額(※) 年間で購入した数量を、取引ごとのプロダクト(価格×数量)で換算した値
年中売却数量(※) 年間で売却した数量
年中売却金額(※) 年間で売却した数量を、取引ごとのプロダクト(価格×数量)で換算した値
移入数量 年間で入金した数量
移出数量 年間で出金した数量
支払い手数料 出金・売買で支払った手数料
貸出数量 年間で受理された「貸して増やす」の数量
返却数量 年間で途中解約または満期で返却された「貸して増やす」の数量
貸出損益 年間の「貸して増やす」の損益
年末数量 翌年11日、015分頃の数量残高

(※)JPY建て、BTC建ての2種類があります。

実際の現在保有数を確認
年間取引報告書を手に入れたら、実際の現在保有数と年間取引報告書を照らし合わせてください。間違いがないか、データの不足がないかチェックしておきましょう。

2-2. 「仮想通貨の計算書」を使って、申告に必要な数値を算出する

確定申告で使う数値を出すため、国税庁の「仮想通貨の計算書」を入手して、年間取引報告書の内容を記載します。

仮想通貨の計算書は、以下のページでダウンロードできます。Excel形式のため、パソコンで使えるようにしておいてください。

国税庁|仮想通貨に関する税務上の取扱い及び計算書について(令和元年12月)

仮想通貨の計算書の画面、記入すべき項目について図解します。まずは計算書の上の部分から見ていきましょう。

ビットバンクの確定申告1

氏名・仮想通貨の名称・取引所の名称を記入します。すべての通貨を一気に計算するのではなく、通貨ごとに計算していく流れです。

例えばビットバンクでライトコインの取引も行った場合は、別のシートに記入することになります。

以下の数量・金額の欄については、年間報告書に載数された数値を転記します。

  • 購入数量:年中購入数量
  • 購入金額:年中購入金額
  • 売却数量:年中売却数量
  • 売却金額:年中売却金額

ビットバンクの確定申告2

こちらの欄は通常の取引以外に、以下2種類の取引を行った場合に記入します。

  • 仮想通貨の交換
  • 仮想通貨で商品を購入

ビットバンクの確定申告3

前年末の残高がある場合、計算書下部の「年始残高」に数量と金額を入力します。「手数料」には年間報告書の「支払い手数料」を入力してください。

証拠金取引を行った場合は差益・差損も入力しますが、ビットバンクでは証拠金取引ができないため、入力する必要はありません。

必要な箇所をすべて入力し、「所得金額」の欄に出た数値が、確定申告で記入する雑所得の金額となります。この要領で、すべての通貨・取引所について計算を進め、所得金額を合計してください。

仮想通貨の計算書で計算できないこと
利用するときは、以下の点に注意してください。
  • 移動平均法での計算ができない
  • マイニング・エアドロップは算定できない
  • 海外取引所の計算ができない(取引履歴からの集計は自分でやらないといけない)

3. 税金計算ツールでサクッと解決

ビットバンクだけの取引なら「仮想通貨の計算書」だけでも充分ですが、以下に当てはまる方は、税金計算ツールの利用がおすすめです。

  • 複数の取引所を利用し利益を出した人
  • 海外取引所も利用している人
  • マイニング・エアドロップで利益を得た人

「仮想通貨の計算書」では直接対応できないため、計算ツールがないとすべて自分で手計算をすることになります

取引やマイニングなどを日々おこなっている人は明細書も膨大で、とても自分では計算できないという方が多いでしょう。

そこで、確定申告に使えるおすすめの計算ツールをご紹介します。

3-1. Gtax(ジータックス)

海外取引所も含め、複数の取引所をご利用の方におすすめの計算ツールがGtaxです。ネットで利用できるサービスで、新規登録・利用は無料です。

このツールは対応している取引所の多さがメリットで、ビットバンク以外にも以下のような取引所に対応しています。

Gtax 対応取引所

  • BINANCE
  • BITPOINT
  • BitMEX
  • Coincheck
  • COINEXCHANGE
  • DMM Bitcoin
  • Kraken
  • GMOコイン
  • Liquid ほか

国内外の有名な取引所に対応していることが分かります。これら以外にも対応している取引所は多数あります。

3-1-1. Gtaxの使い方

Gtaxはメールアドレス・パスワードを入力すればすぐに無料で利用できるようになります。

使い方としては、各取引所の取引履歴のファイルを入手し、Gtaxに読み込ませるだけ。取引所ごとにさまざまな形式があり、ユーザーが自身で読み込むのは大変ですが、Gtaxなら自動で読み込んでくれるので便利です。

3-1-2. 通貨の時価情報も自動で計算

仮想通貨同士の交換などの場合、損益を計算するには時価を計算しなくてはなりません。手作業だと非常に手間がかかり、計算を間違える可能性も高いです。

Gtaxは1,000種類以上のコインの時価を自動算出できる機能もありますので、確定申告に必要な損益を手間いらずで計算できます。

3-1-3. 税理士にお任せできる「Guardian」もおすすめ

Gtaxの運営会社は、完全フルサポートサービスの「Guardian」も提供。売買だけでなく、FXやマイニングなど、ありとあらゆる取引を頻繁にしている方におすすめです。

取引の種類によって税金計算方法も変わってくるため、仮想通貨・税金ともに精通した専門家に任せると安心です。

有料にはなりますが税理士に一括してお任せできるので、トレードに集中したい方は利用してみてはいかがでしょうか。

(関連記事)
税金計算に役立つ無料の損益計算ツール3選(Gtax)

3-2. CRYPTACT(クリプタクト)

2つ目にご紹介するのは、こちらも無料で利用できるCRYPTACT(クリプタクト)。Gtaxと同じく、ネットで利用できる損益計算ツールです。

2017年12月にスタートしたサービスで、現在まで30,000人以上のユーザーに利用された実績があります。このユーザー数は、国内では最大規模です。

対応している仮想通貨は2,800種類以上、対応取引所も33社であり、随時拡大しています。使い方は基本的にGtaxと同様で、取引所から取り寄せたデータファイルを読み込ませる流れです。

3-2-1. さまざまな取引に対応

仮想通貨にはいろいろな取引形態があり、CRYPTACTは次のような取引に対応しています。

CRYPTACTで計算できる取引

  • 証拠金取引
  • 商品購入
  • 貸付
  • マイニング
  • エアドロップ
  • ネットワークフィー
  • ハードフォーク

3-1-2. 時価計算の精密さ

仮想通貨の損益計算では、時価の正確さも重要となってきます。CRYPTACTでは通貨の円建ての時価を計算する際、1分おきの平均価格を採用しています。

デイリー単位での価格で計算するサービスよりも、正確な損益計算をすることが可能です。もちろんデータはすべてCRYPTACTが収集・使用するため、ユーザーが何か作業する必要はありません。


まとめ

ビットバンクユーザーも、年間で一定の利益額が発生したときは確定申告が必要です。条件となる利益額に達した方は、雑所得として確定申告をしましょう。

ビットバンクの場合、ログインすると「年間取引報告書」をCSVファイルで入手できます。この数字を、金融庁の「仮想通貨の計算書」のファイルに転記することで、確定申告に使う所得額が計算できます。

計算が面倒な場合は、GtaxやCRYPTACTなど、損益計算ツールを使うのがおすすめ。正確に計算して、正しく確定申告をおこないましょう。

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