
ビットバンク(bitbank)に口座を開設してXRPを買ったものの、そのままになっている人もいるかもしれませんね。
相場が再び動き出してトレードしようと思っても、取引方法を忘れてしまうとスムーズに行きません。
今回はトレード方法を忘れてしまった人や初めてトレードをする人のために、ビットバンクにおけるXRPの売買方法を解説します。
手数料やルールをしっかり把握して、満足のいくトレードを目指しましょう。
目次
1. ビットバンク(bitbank)でリップル(XRP)を買う方法
まずは、ビットバンクのサイトにログインしましょう。二段階認証があるので、しばらくアクセスしていなかった人は注意してください。
購入手順を、パソコンとスマホアプリで分けて説明します。
1-1. PCで買い注文を出す手順
- ログイン後の画面左上で青く表示された通貨ペアを、『XRP/JPY』にする
- 右側の注文画面で「指値」か「成行」のどちらかを選ぶ
- 同じく注文画面で「買い」を選ぶ
- 購入する「数量」を入力する
- 「指値」の場合は購入したい「価格」も入力する
- 「注文」をクリックしたら完了
1-2. スマホで買い注文を出す手順
- アプリの画面に通貨ペアが表示されているので、「XRP/JPY」をタップする
- 「注文」をタップ
- 注文画面の入力方法はパソコンと同じ操作
1-3. 成行注文と指値注文の違いを理解しよう
成行注文と指値注文の違いを理解してスムーズに取引できるようになりましょう。
▶成行注文とは
ビットバンクも含め、取引所では売買価格を示す「取引板」が表示されています。成行注文は、この板に表示されている価格ですぐに売買することです。
細かい価格は気にせず、迅速に取引したい場合におすすめの方法です。
■成行の注文画面
▶指値注文とは
指値注文とは、現在の注文板の価格とは異なる希望価格を指定して注文する方法です。現在の通貨価格に関係なく、希望価格を指定できます。
ただしその注文価格でマッチングするユーザーがいないと注文は成立しません。
■指値の注文画面
例えばXRPの売り板の価格が27円前後で、もう少し安くなったら買いたいと思ったら、26円で指値の買い注文を出すことができます。
実際に26円で売り注文を出した相手がいれば、26円で購入することが可能です。
ただし、26円で売っていいと思う相手が現れなければいつまで経っても買えません。指値の場合、買う側・売る側の条件が一致しないと取引は成立しないのです。
メイカーとは、取引板にない価格の注文を出すこと。
テイカーは取引板に既に掲載されている価格の注文を出し取引をすることです。
指値注文=メイカーと混同してしまいがちですが、指値注文は既に取引板にある価格を指定して注文することができます。その場合メイカーにはなりません。
指値注文・成行注文は単なる注文方法、メイカーとテイカーは注文が約定した結果、と理解するとわかりやすいでしょう。
2. ビットバンク(bitbank)でリップル(XRP)を売る方法
売り注文の操作は、買いとほとんど同じなので、買い注文を理解しておけば迷うことはないでしょう。先ほど同じく、ビットバンクにログインした状態で始めてくださいね。
パソコンで売り注文を出す手順
- 画面左上の通貨ペアを『XRP/JPY』にする
- 右側の注文画面で成行と指値のどちらかをクリック
- 注文画面で「売り」をクリック
- 売る数量を入力する
- 指値の場合は売却価格も入力する
- 「注文」をクリックして完了
スマホで売り注文を出す手順
- トップ画面で『XRP/JPY』をタップ
- 「注文」をタップ
- 注文画面での操作方法はパソコンで注文を出す際と同じ操作です
売り注文は買い注文とほとんど同じ操作です。なので、買いと売りを間違えて注文をしてしまうミスには要注意! 特に、デフォルトでは買いが選択されている状態なので売るときにミスしやすいです。
実はトレードのベテランでもときどき起こるミスの1つ。注文を出すときは慌てずに、確実に買いと売りの選択を意識するようにしましょう。
3. リップル(XRP)をお得に買うには?手数料比較
取引所・販売所での、リップルの取引手数料を比較してみました。
3-1. 取引所におけるリップル(XRP)の取引手数料
仮想通貨取引所 |
メイカー |
テイカー |
-0.02% |
0.12% |
|
-0.01% |
0.05% |
|
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
|
無料 |
無料 |
ビットバンクはメイカー手数料が、ユーザーにとって有利なマイナス手数料に設定されています。
マイナス手数料とは、簡単に言うと手数料を「もらえる」こと。板にない新たな価格で注文を出して約定すると、XRPの0.02%分が報奨金として受け取れる仕組みです。
GMOコインも、メイカー手数料ではマイナスを採用しています。
3-2. 販売所におけるリップル(XRP)の取引手数料
仮想通貨販売所 |
売買手数料 |
無料 |
|
無料 |
|
無料 |
|
無料 |
3-3. 販売所はスプレッドに注意が必要
販売手数料だけ見ると、「何だ、販売所のほうがすぐ手に入るし圧倒的にお得じゃないか」と思ってしまう方がいるかもしれません。
しかしスプレッドという仕組みに要注意。スプレッドとは買値と売値の差額のことです。
買値は売値より常に高く設定されているため、そのまますぐ売ると損益がマイナスになります。つまり購入した時点では損失が出ていることになります。
スプレッドは相場の状況ごとに変化するので一定ではありませんが、10%以上になることも。取引コストとしては非常に高くつきますね。
取引所にもスプレッドは存在するけど微々たるもの
正確にいえば取引所にもスプレッドは存在するのですが、販売所と比較して非常に小さいです。提示価格のバリエーションが広いので、スプレッドも広くなりにくいためです。
実際に、ビットバンクのスプレッドはコストとしてほとんど気になりません。
販売所は初心者には使いやすいものの、有利に取引をしたいなら取引所のほうがおすすめといえます。
3-4. 結論:取引手数料の安いビットバンクで買うのがベスト!
取引コストを安く抑えたいのなら、ビットバンクがおすすめといえます。
メイカー注文の手数料はマイナスとなっているため、うまく利用すれば手数料を逆に受け取って利益にすることが可能なためです。
またビットバンクは日本の取引所のため、当然ですが問い合わせも日本語で対応してもらえます。外国語だと不安な方でも安心です。
取引所の利用が初めてという初心者トレーダーの方も、ビットバンクで取引所デビューをするのが良いでしょう。
4. ビットバンク、注文殺到時の新ルールを発表
2019年にビットバンクが新たに設定したルールについても、あわせて把握しておきましょう。
4-1. 新ルールの内容
ビットバンクが新たに設定したルールは以下の2点です。
- 注文がひっ迫したときは、成行注文を一時的に制限する
- さらなるひっ迫状態になると、最小注文数量を一時的に引き上げる
注文のひっ迫時とは、ある通貨ペアの人気が急激に高まり、通常を大幅に超える注文が殺到することです。ビットバンクのシステムへの負荷が非常に大きくなることで業務に支障をきたす可能性もあり、そのような状況を緩和させるための対策です。
急騰・急落時は成行注文が殺到しがちのため、成行注文が一時的にできなくなります。またさらに状況が悪化すると注文数量を引き上げることで、小口の注文をはじき出し、大口注文を優先するようです。
なおビットバンクではこの新ルール以外にも、システム性能の担保を目的とし、機能改善の開発を進めているとのこと。
(Bitbank blog:注文逼迫時における新規取引ルールの導入に関するお知らせ https://blog.bitbank.cc/new-rules-181001/)
4-2. 新ルールが設定された背景
新ルールが制定された理由として、日本でのXRPの人気が再び高まっていることもあるでしょう。
ビットバンクはXRPの取引の出来高について、2018年には世界1位を記録したこともあります。XRPの取引をおこなうならビットバンクと考えているユーザーはかなり多いのです。
また、2018年のXRPのカンファレンス「SWELL」の実施を控えた2018年9月、XRPが急騰しました。ビットバンクにも相当な量の注文が殺到し、一時的に取引ができなくなったことがあります。それも踏まえての対策ではないかと考えらえます。
まとめ
ビットバンクは、日本国内でXRPのトレードができる取引所として人気があります。XRPの買い・売りの方法はいずれも簡単で、一度操作すれば次から迷うことはないでしょう。
手数料は比較的良心的で、販売所のデメリットであるスプレッドがほとんど存在しません。メイカー注文はマイナス手数料のため、逆に報奨金として手数料を受け取ることができます。
XRPを久しぶりに取引しようか考えているベテランの方も、コストをおさえて取引をしたい初心者の方も、ビットバンクでXRPをお得に取引してみてはいかがでしょうか。