
ビットコインの話題はなくならず、TVでも電車でも見かけることが増えてきましたね。
そして、ビットコインについて初めて聞く人が多く、買い方どころか、ビットコインの購入単位でもわからない人もまだたくさんいらっしゃるようです。
確かに、ビットコインの単位ははじめての人にとってわかりづらいかもしれません。国の通貨だと、基本1から始まり、10,000円などの単位になりますが、ビットコインのベース単位は1で、使う時はそれ以下、0.0001みたいな少数の数字になります。
BTCの値段が高くなると、扱うの単位も下げないと分かりにくいので、2017年末に約200万円にたどり着いたビットコインの購入価格の単位も1 BTC以下の単位で考えるのが最近は一般的です。
この記事では、ビットコインの購入単位について話しながら、購入方法とそれにつながる最低購入額を。そして、ビットコインのシステム上の単位についても説明しようと思います。様々な購入方法と関連の購入単位について知識を身につけ、自分に合った方法を選びましょう。
目次
1. ビットコインの購入単位は?
結論から言いますと、購入単位は購入方法によって変わります。
ビットコインの値段はそもそも高いので、日本円みたいに1,000などの単位で個人として買う時はあまりなく、ベースの単位は1 BTCになります。購入自体は、仮想通貨取引所を使えば0.001BTC(およそ1,100円)から始まるのような金額もありますし 、他の人から直接購入する時自分で決めて買う方法もあります。
注意点ですが、ビットコインのレートは常に変わってくるので、正確な金額を出すのが不可能です。
ビットコイン購入時の単位については、2章に書いていますので、早く知りたい方はそちらへスキップしてご覧ください:ビットコインの購入方法と最低購入額へ
1-1. 買う前 – ビットコインを始めるには最低いくら必要なの?
ではビットコインを始めるために、いくら必要でしょうか?
実は1000円でもからはじめられるのです!
BTCの額で言うと分かりにくい場合は、現在のレートを参考に、いくら欲しいかを日本円やUSドルから計算した方が楽です。
例えば2019年9月20日に1万円を出したら、およそ0.009 BTCが買えました。
ただ、問題はビットコインを使う時に手数料がかなり取られてしまうので、もし買ってからすぐ使おうと思っているのであれば、なるべく損にならないように、送金額のパーセンテージで考えた方がいいです。
おすすめできるのが、例えば5,000円分ぐらいBTCを購入し、そこから軽く使ってみることですね。
例えば実際の使い方の例はこちらの記事で見られます
それより少ない額でも使えますが、賢くビットコインを使いたいのであれば、送金額を大きくし、手数料の割合が痛くならない額で扱いましょう。
1-2. ビットコインの最低購入額とビットコインの単位の違いは?
ビットコインを買う際にもう一つ注意点がありますが、それは購入単位とビットコインシステム上の単位の違いです。
基本のビットコインの単位
まずビットコインの単位はあくまでもビットコインのコンセプトの一部であり、ソースコードが変わらない限り、基本変わらないものです。
ビットコインシステム上で一般的に使われている単位は4つあります。
読み方 | 所数(BTC) | |
BTC | ビットコイン | 1 BTC |
mBTC | ミリビットコイン | 0.001 BTC |
μBTC | マイクロビットコイン | 0.000001 BTC |
sat | サトシ | 0.00000001 BTC |
これら以外にもまだたくさんありますが、一般的には使われていないので、この4つの単位を覚えておけば困らずにビットコインが使えます。
例えば、普段の買い物の時に、mBTCと言う単位は大きさ的にちょうどいいので、よく支払いの単位になります。それに対してBTCは単位として大きすぎて、またμBTCは全く使うものになりません。
ビットコイン購入単位
次にシステム上の単位に対して、いくらから購入できるかの購入単位があります。
それを決めるのはビットコインを売る側です。例えば他のビットコイナーから買おうとすれば、ウォレットがさせる最低金額でも買えます。一般の取引所では0.001BTCぐらいの金額になります。詳しい金額に関しては次の章へお進みください。
2. ビットコインの購入方法と最低購入額
これから紹介しますように、購入方法はいくつかありますので、意外と気軽にビットコインをはじめられます。その購入方法によって手数料や最低購入金額が変わってくるので、自分の好みに沿った方法を選んでください。
2-1.仮想通貨取引所で買う(一般的な方法)
まず、おそらく最も安全な方法を紹介します。仮想通貨取引所経由での購入です。アカウントを作って、本人確認ができれば、直接販売所か、取引所で他の人から購入できます。
仮想通貨取引所は何かというと、他の通貨を使って、仮想通貨が買えるところです。しかも取引所によって購入のための入金方法はいくつか用意されているので、自分の好みで最初のビットコインの購入が可能です。
取引所への入金方法
- 銀行振込
- コンビニ入金
- ネットバンク経由の振込 など
便利ですね!
仮想通貨取引所では、一般的に、販売所と取引所(トレーディング)の利用が可能であり、またすでに仮想通貨を持っているなら、仮想通貨取引所にも送って運用もできます。基本的にビットコインを現金で安く買えますが、オルトコインはだいたいビットコインを経由することになります。
自分に合った取引所を選ぼう
ただ、国内と国外で取引所がたくさんがあるので、最初どれにするかは絶対迷うと思います。ですので、自分のニーズをちゃんと考えて、自分にぴったりなものを探せば最適ですね。もしかしてビットコインだけでなく、他の仮想通貨でも買いたいでしょうか?それとも入金方法で多い仮想通貨取引所の方がいいでしょうか?
自分の取引のスタイルをよく考えて、取引所を比べて選びましょう。
仮想通貨取引所ではいくらから買えるの?
仮想通貨取引所の最低購入額は様々で、2019年9月ですと以下になってます:
仮想通貨取引所名 | 最小注文数量 | 日本円相当額 |
bitbank |
0.0001 BTC | 約110円 |
BITPoint | 0.0001 BTC | 約110円 |
GMOコイン |
0.0001 BTC | 約110円 |
Zaif | 0.001 BTC | 約1,100円 |
フィスコ仮想通貨取引所 | 0.0001 BTC | 約110円 |
bitFlyer | 0.001 BTC | 約1,100円 |
BTCBOX | 0.001 BTC | 約1,100円 |
Coincheck | 0.005BTCかつ500円相当額 | 500円(相当額)以上 |
Liquid | 0.001 BTC | 約1,100円 |
Huobi | 0.001 BTC | 約1,100円 |
Bitgate | 0.001BTC | 約1,100円 |
もし、取引(トレーディング)は嫌なのであれば、販売所もあります。簡単に買うことができますが、そのかわりに実質の手数料はかなり高くなります。
販売所名 | 最小注文数量 | 日本円相当額 |
bitFlyer | 0.00000001 BTC | 1円以下 |
Coincheck | 0.001 BTC | 500円 |
GMOコイン |
0.0001 BTC | 約110円 |
DMM Bitcoin |
0.001 BTC | 約1,100円 |
SBI VC Trade | 0.0001 BTC | 約110円 |
TAOTAO | 0.001 BTC | 約1,100円 |
DeCurret | 0.0001 BTC | 約110円 |
仮想通貨取引所での購入までの流れ
ビットコインは急騰しているので今すぐ買いたいと思っている方には残念なお知らせですが、仮想通貨取引所の口座開設をできても、すぐに取引はできません。
なぜなら、少なくとも数時間〜数日かかる本人確認の手続きが必須だからです。この手続きは日本の法律により仮想通貨取引所に義務付けられている規定であり、どこの仮想通貨取引所でもやらないといけないことです。
仮想通貨取引所によって細かいところが変わりますが、購入の全体の流れは基本一緒です。
- まず口座開設を行います
- メールアドレスを承認した後、本人確認の手続きに入ります
- 仮想通貨取引所に要求されている書類(運転免許、パスポートなど)を送ります
- 審査の結果を待ちます
- 現住所に送られたハガキを受け取ります
- ハガキの受け取りが仮想通貨取引所で確認されたら、入金ができるようになります。
- 入金ができたら、やっと購入が可能
こう見ると、目安として一週間ぐらい余裕を持ったほうがいいかもしれませんね。
もし、今後、仮想通貨の購入予定があるなら、購入チャンスを見逃さないように、早めに手続きを終わらせておきましょう。
2-2. その他の方法
先ほど仮想通貨取引所の購入方法と単位を紹介しましたが、それ以外の方法もありますので、こちらで紹介します。
直接ビットコイナーから
もし仮想通貨取引所の登録手続きの流れを見て面倒だと感じているのであれば、直接の購入はいかがでしょうか?ビットコインの利用者が徐々に増えてるし、売ってくれる人に会うチャンスも割と高いです。
ビットコインを持っているビットコイナーから直接買う方法の大きいメリットは、購入金額は2人で決めた金額次第です。
基本的に、ウォレットの送金時に指定できる少額額が、送金可能な最小単位になります。
ビットコイナーにどこで会えるかというと、勉強会やビットコインが使えるバーなど、ビットコインと仮想通貨のコミュニティーを集まる機会が国内でも海外でも意外とあります。そこに行けば、ビットコイナーに出会いやすく、現金で売ってくれる人を見つかる可能性はあります。
ビットコインのATMから
一般的な方法購入ではありませんが、ビットコインATMという機械もあります。そのATMに現金を入れて、自分の受取用ビットコインアドレスを表してるQRコードをかざしたら、ビットコインは送金されます。
技術に興味がある人にとってはかなり便利で面白いです。
しかし、海外では普及する傾向が見られますが(カナダなど)日本ではまだ非常に少ないです(20機を超えてない)。なおビットコイン自体はそこまで普及しておらず、またATMによってはバグのため購入できない時もあるので、使ってみても面白いかもしれませんが、頼らない方がいいと思います。
各方法のメリットとデメリットまとめ
仮想通貨取引所
メリット | デメリット |
確実に買える いつでも自分のパソコンやスマートフォンから取引できる |
本人確認手続きは時間がかかる 最低金額は仮想通貨取引所ごとに決まっている |
直接ビットコイナーから
メリット | デメリット |
最低金額を自分で自由に決める | 特定の場所に行き、ビットコインを持っているビットコイナーに会う必要がある |
ビットコインATM
メリット | デメリット |
すぐに購入できる | あまり普及していない |
ビットコインの購入方法については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
3. ビットコインの単位とは
3-1. ビットコインの単位と最小単位は?
最初にビットコインシステム上の基本の単位を紹介しましたが、こちらでもっと詳しく単位について書こうと思います。
まずビットコインの単位システム上ではメートル法が使われています。
ビットコイン(BTC)の通貨としてのメインゴールは、分散のグローバル通貨になることであるので、少数は8桁まで使用できます。通常、ビットコインの通貨の単位としては1BTCを使用します。
すべての単位を紹介すると、以下の表通りになっています。
読み方 | BTC | |
MBTC | メガビットコイン | 1,000,000 BTC |
kBTC | キロビットコイン | 1,000 BTC |
hBTC | ヘクトビットコイン | 100 BTC |
daBTC | デカビットコイン | 10 BTC |
BTC | ビットコイン | 1 BTC |
dBTC | デチビットコイン | 0.1 BTC |
cBTC | センチビットコイン | 0.01 BTC |
mBTC | ミリビットコイン | 0.001 BTC |
μBTC | マイクロビットコイン | 0.000001 BTC |
finney | フィネー | 0.0000001 BTC |
sat | サトシ | 0.00000001 BTC |
msat | ミリサトシ | 0.00000000001 BTC |
ご覧の通り、単位は意外と多いですね。
最初に紹介しましたが、表から基本三つの単位を取り上げられます:
- BTC
- mBTC
- satoshi(sat)
それ以外の単位はあまり見かけることはありません。
基本的にビットコインの最小単位は、サトシというものです。一般的に使いませんが、ビットコインの発明者に対するお礼として作ったものであり、またビットコインシステム上で最小単位になるので、覚えた方がいいですね。
3-2. サトシに関して
サトシはブロックチェーン上で登録されたビットコイン最小単位です。ビットコインの中本哲史氏の名が由来にし、0.00000001 BTCという小さい金額です。
基本的には、ブロックチェーンでは全ての金額はサトシとして計算され、最後にBTCで表示されます。ソースコードもビットコインの金額を指定する時にサトシを使ってます。
しかし、非常に細かいビットコイン金額を表示の時は、例えばfee/byteやfaucetリワード、金額をわかるように、サトシとして表示されてます。
最後ブロックチェーン上で存在してないですが、必要性に応じて、プロトコルやアプリの内部的に、サトシよりさらに細かく扱うこともあります。例えばライトニングネットワーク(Lighting Network)では、millisatoshi(0.00000000001 BTC)という単位が基本単位になっています。
まとめ
この記事全体のまとめを書きます。
いかがでしたでしょうか。ビットコインの購入単位を理解できましたでしょうか?
- ビットコインの購入金額は1000円分でもOK
- 仮想通貨取引所によって最低購入金額が変わります
- ビットコインの購入単位とシステム上で使われる単位は区別して考えましょう