ビットコインFXでの追証とは? 仕組みや追証のない取引所の解説

ビットコインの追証とは

ビットコインFXの追証で損失を出した人がいるという話を、SNSや掲示板で見かけたことはないでしょうか。巨額の損失になった人もいたため、自分もそうならないか心配する方もいるでしょう。

このページでは追証が発生してしまう仕組み、避けるためにできることをわかりやすく解説します。追証のない仮想通貨(暗号資産)取引所もいくつかご紹介します。

この記事でわかること(ビットコインの追証)


1. ビットコインFX(仮想通貨FX)での追証や関連用語の意味

仮想通貨のFX取引をするとき、追証やそれに関連する仕組みについて頭に入れておきましょう。

1-1. 追証とは

追証は「追加証拠金」の略語であり、取引所へ追加で支払うことになる証拠金のことです。

レバレッジ取引や仮想通貨FXをする際、投資資金となる証拠金をあらかじめ入金しますが、損失が重なり入金額を上回ると、証拠金のさらなる入金を求められることがあります。

具体的には、「証拠金維持率」が一定の比率以下になると追証が発生ることになります。

1-2. 証拠金維持率

取引で生じている損益を含んだ総資産と、入金している証拠金との比率のことを指します。追証の発生条件に関係しています。

証拠金維持率

証拠金維持率 = 評価証拠金 ÷ 必要証拠金 ×100

例えば以下の場合を考えてみましょう。

  • 口座に10万円を入金
  • レバレッジは2倍
  • 20万円分の買いポジションを保有

以下の図のように、評価証拠金は買いポジションである20万円、ポジションを持つのに必要な証拠金は10万円となります。

証拠金維持率とは

この場合の証拠金維持率は、20万円÷10万円×100=200%です。

ここから20万円のポジションが16万円になると、評価証拠金が16万円に減ります。

証拠金維持率とは

よって証拠金維持率は16万円÷10万円×100=160%となり、200%から40ポイント減少することになります。

多くの取引所では、証拠金維持率が一定の水準を切ると追証の支払いを求められます。例えばbitFlyerでは100%を切ると追証を支払うルールです。

参考:Lightning FX/Futures ロスカット・追証|bitFlyer

追証にならないためには、証拠金維持率を規定どおりにキープする必要があります。損失が拡大しないよう早めに損切する、レバレッジ倍率を下げる、注文数量を減らすなどの対策をしましょう。

証拠金維持率の概要・計算式・目安|安全な取引のためのコツを解説

1-3. 強制ロスカット

FX取引の場合、取引所では強制ロスカットの仕組みを導入しています。ポジションの含み損が大きくなった場合、それ以上損失が広がらないよう、強制的にポジションを決済する仕組みです。

証拠金維持率とロスカット

上の図の場合、ロスカットラインは100%に設定されています。証拠金維持率が100%以下になると、自動的にロスカットが発動され、ポジションが決済されます。

強制ロスカットは損失を拡大させない役目

勝手に決済して損失確定するなんて……と思う方もいるかもしれませんが、強制ロスカットは顧客を守る手段ともいえます。

相場の急変動に気づかずポジションを持ち続けた場合、大損になるかもしれません。強制ロスカットにより、損失を限定させることができるのです。

ロスカットが間に合わないこともある

強制ロスカットは、証拠金維持率が70%~80%程度になったら発動する取引所が多く、この基準をロスカットラインといいます。ただしあまりにも変動が急な場合、強制ロスカットの発動が基準どおりには間に合わないことも。

その場合は、ロスカットラインから大きく離れたレートで決済されることになります。証拠金がゼロになったり、最悪の場合はマイナスになったりするケースもあります。

ツイートされた2018年1月はいわゆる“ビットコインバブル”からの暴落が起こった時期。ツイート主は「計算と見通しが甘かった」とリプライでポストしています。

追証を支払わないと強制ロスカットになることも

追証を期日どおりに支払わないでいると、ポジションが強制ロスカットされてしまうことも。例えばbitFlyerの追証ルールでは、銀行営業日で2日以内に、証拠金維持率が100%を超えるよう入金することが必要です。

証拠金維持率が100%未満となってから、2営業日後の17時時点で100%未満のままだと、ロスカットルールが適用されることがあります。

ビットコインのロスカットとは? 損をしない!計算方法を具体例で解説

1-4. ゼロカットシステム

ゼロカットシステムとは、証拠金以上の損失が発生しない仕組みです。強制ロスカットが間に合わず、残高がマイナスになったとしても、その損失分を業者が負担し、残高をゼロにしてもらえます。

残高がマイナスとなると、FX業者に対して借金を負う状態になってしまいます。ゼロカットシステムも強制ロスカットと同様、損失を限定させることができる仕組みです。

海外ではゼロカットシステムが導入されている取引所もありますが、日本国内では導入されている取引所はありません

理由は、金融商品取引法にて顧客の損失補填(顧客の損失を取引所がカバーすること)を禁止しているためです。

1-5. 追証がない取引所でも損失分は負担することになる

追証の決まりがない取引所では、証拠金維持率が低くなっても、すぐに追証を支払うことなくトレードができます。しかし追証とはあくまで「警告」のようなものなので、追証がない=損失がない、ということにはなりません

どの取引所もロスカットは存在するので、ロスカットラインを越えたら途中でポジションを決済させられ、損失が発生します。

また、追証とゼロカットシステムは別の仕組みなので、混同しないようにしてください。ゼロカットシステムがない場合、口座残高がマイナスになったら損失を補填しなくてはなりません


2. 追証ルールなしの仮想通貨取引所

追証ルールがない取引所を紹介します。

2-1. 国内

国内の取引所にはゼロカットシステムはありません。追証ルールがない場合でも、不足金の補填などを求められる場合があるので取引ルールをしっかり確認しましょう。

GMOコイン

 

追証ルールがない取引所(GMOコイン)
参照:GMOコイン

GMOコインは取引所形式でのレバレッジ取引と、販売所形式のレバレッジ取引(暗号資産FX)の両方に対応しています。

またFX専用アプリ「ビットレ君」をリリースしており、多彩な注文をアプリから実行することができます。

GMOコインには追証ルールはありませんが、証拠金がマイナスになった場合不足金が発生した場合)に取引を制限することを規定しています。

参考:不足金とは|GMOコイン

初めてでもわかる!GMOコインのレバレッジ取引のやり方と注意点

Liquid

追証ルールがない取引所(Liquid)
参照:Liquid

LiquidはQUOINE株式会社が運営する国内取引所で、追証ルールについては記載がありません。ロスカットラインである証拠金維持率が100%と高めであり、損失が広がるのを抑えやすい水準になっています。

スプレッドの狭さも特徴で、短期的なトレードを何回もおこなう方にも使いやすいでしょう。

Liquidは追証ルールの有無について明記はしていませんが、預託した金額を超える損失が出た場合の対応を以下のように規定しています。

お客様が当社に預託された金額を超える損失が生じる可能性もあります。その場合、金銭および暗号資産の出金ができなくなるほか、お客様は発生した不足額を当社へ速やかに入金することを異議なく承諾するものとします。

引用元:取引ルール(pdf)|Liquid

参考:証拠金維持率とロスカットルール|Liquid

Liquid公式サイトはこちら

2-2. 海外

海外では日本よりも高レバレッジでの取引に対応している取引所が多くあります。損失リスクも高く、日本語でのサポートが受けられない場合もあるので利用は慎重に検討しましょう。

BINANCE

海外取引所のBINANCEは、ユーザー数が多く24時間取引高は世界トップクラスの取引所です(参考:CoinMarketCap)。

以前は日本語に対応していましたが、2020年1月に日本語対応を終了しました。

日本居住者向けのサービスを段階的に停止する旨を発表していますが、2020年5月時点ではサービスを継続しています。

BINANCEが日本から撤退? BINANCEの日本進出準備を示すこれだけの理由

BINANCE(バイナンス)公式サイト

CryptoGT

Crypto GTは最大500倍のレバレッジ、58種類の通貨ペア対応などが特徴の海外取引所です。日本語に対応しており、日本語での問い合わせも可能です。

Crypto GTでは取引プラットフォームとして、Meta Trader 5(MT5)を採用しています。分析ツールが豊富で、世界中のブローカーで導入されています。

CryptoGT 公式サイト


3. 追証のない仮想通貨取引所の比較

ご紹介した6つの取引所を、いくつかの点で比較してみました。

3-1. 強制ロスカットとなる証拠金維持率

■国内の取引所

GMOコイン(暗号資産FX) 75%
Liquid 110%

■海外の取引所

BINANCE 注文数によって変化
CryptoGT 100%

ロスカットラインに関しては、LiquidとCryptoGTが高めの水準です。BitMEXは50%と低いので、強制ロスカットの際は損失が大きくなるリスクがあります。

なおBINANCEのロスカットラインは一律ではなく、注文数量によって異なります。

3-2. レバレッジ倍率

■国内の取引所

GMOコイン(暗号資産FX) 4倍
Liquid 4倍

■海外の取引所

BINANCE 125倍
CryptoGT 500倍

国内は最大4倍で、海外取引所ではさらに高いレバレッジ倍率を適用できます。しかしハイレバレッジにするとリスクも大きくなるので、慎重に投資しなくてはなりません。

さらに今後、国内の仮想通貨取引のレバレッジ倍率は最大2倍に規制される方針であると報道されています。

3-3. ゼロカットシステムの有無

GMOコイン なし
Liquid なし
BINANCE なし
CryptoGT  あり

海外取引所でも、ゼロカットシステムを採用していない場合があります。利用する場合は必ず取引ルールを確認しましょう。


まとめ

ビットコインFXの追証とは、損失が大きくなると追加で証拠金を入金しなくてはならないルールのことです。証拠金維持率が低くなると発生するので、FX取引をしているときはチェックしましょう。

証拠金維持率を低くしないためには、早めに損切する・注文数量を減らす・レバレッジ倍率を下げるといった対策が重要です。

追証ルールがない取引所はいくつかあり、さらに海外ではゼロカットシステムを導入しているところもあります。手数料・レバレッジ倍率などを比較しながら、利用を検討してみてください。

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