
「ビットコインはオワコン」とSNSなどで言われているのを見かけたことはありませんか?
そんな言葉を見聞きすると、ビットコインに未来は無いのかと不安になってしまいますよね。
こちらの記事ではなぜビットコインがオワコンと言われるのか解説します。
目次
1. ビットコインはオワコンなのか?
「オワコン」とは「一般的なブームが去り時代遅れとなったコンテンツ」を意味するインターネットスラングで、「終わったコンテンツ」・「終わりそうなコンテンツ」の略称です。
実際に仮想通貨(暗号資産)が急騰し注目された2017年末や2018年初頭に比べ、現在はニュースとして取り上げられる機会がかなり少なくなりました。
本当にビットコインは終わってしまうのでしょうか?
2017年ビットコインが超絶上昇した時に、〇ケハヤなどのダムマネーがしきりに「円はオワコン、円の価値はどんどん下がっているから持ってるやつは馬鹿」といったような風潮になりました。現在は全資産でそれが言われ始めているので、今こそ貯金が有効かも?
— kay米国株式投資🇺🇸 (@Kay_US_Stock) December 28, 2019
2. オワコンと言われる理由
こちらの章ではなぜビットコインがオワコンと言われるのかを挙げていきます。
2-1. 初期の熱狂的なブームが落ち着いた
Googleトレンドで「ビットコイン」と検索された数を見てみましょう。以下は2017年から現在に至るまでの検索数のグラフです。
価格が急騰した2017年10月から12月にかけて人気度が6倍以上上昇していることがわかります。
また価格が急落した2018年の1月以降は人気度も大きく下落し、2019年10月現在は2017年6月と同じ程度の検索数となっています。
Twitterも冷え込みムードに
また、SNSでも熱狂的なブームが過ぎ去ったことを確認することができます。
Twitterでは2019年10月4日にビットコインについて言及したツイート数が2014年の調査以降、過去最低を記録しました。
(参照)コインテレグラフ
同じくTwitter上ではビットコインで億万長者になったことでも有名なジェレット・ケナ氏は「業界への愛を失った」とツイートしました。
Also fwiw I don't really hold any crypto. I think I have like half a BTC a few BCH and 50,000XRP.
I love the tech but lost the love for the industry. I still think it's brilliant but I'm not active. If I say something like "buy the dip" or HODL it's what I'd do if still in
— Jered Kenna (@JeredKenna) September 25, 2019
このツイートはビットコインの投機的な一面が強すぎることが原因の発言です。
2-2. 仮想通貨の流出事件の報道
ビットコインがオワコンだと言われるようになったもう1つの大きな要因として、仮想通貨の流出事件があります。
連日の報道で「ビットコイン=危ない!」と浸透
特にここ数年で衝撃的だったのはコインチェックの流出事件ではないでしょうか。約580億円相当の仮想通貨NEM(ネム)が流出し、世間に衝撃を与えました。
その金額の大きさと連日の報道により、世間では「ビットコインは危ないもの」というイメージが強く根付きました。現在でも仮想通貨=危ないものと考える人も多く見受けられます。
▶仮想通貨の流出はなぜ起こる?被害総額ランキング1位は日本の取引所
▶マウントゴックス事件は今どうなっている?概要と現状について
事件により浸透したセキュリティ意識
仮想通貨の流出事件が起こったことにより、仮想通貨取引所のセキュリティ意識はより一層高くなりました。
そしてハッキング事件が起こったことにより、個人で正しく仮想通貨を管理することの重要性がユーザーひとりひとりに認知されるようになりました。
▶コールドウォレットとは? 仮想通貨のハッキング対策方法を解説
2-3. 各国の法規制
ビットコインがオワコンだと言われる最後の要因として各国の法規制があります。法規制の状況は各国で大きく違います。
ユーザーを保護する日本の規制
2014年に起きたマウントゴックス事件をきっかけに、日本では改正資金決済法が施行されました。国内の仮想通貨交換業者は金融庁・財務局への登録が必要とされ、マネーロンダリングやテロ対策・ユーザーの資金保護のために様々なルールが設けられています。
また、新規ICOや匿名通貨に厳しい規制が設けられています。
▶日本が定める仮想通貨の法律を解説 ビットコインの法的な扱いは?
国外も規制を強化
国外各国での仮想通貨取り扱いについての規制は様々です。
デンマークではビットコインによる日常的な取引には課税されないとする一方、中国では仮想通貨取引とマイニングを全面的に禁止する流れがあります。このように法規制の中にも厳しい規制や仮想通貨の普及を促すためのものがあります。
したがって、仮想通貨が法規制されたからと言って安易にオワコンだと思う必要はありません。
3. ビットコインに希望がある理由
今まではビットコインがオワコンと言われる理由について解説してきましたが、この章ではビットコインがオワコンではない理由について解説していきます。
3-1. ライトニングネットワークの実装など技術的なアップデート
ビットコインは技術的なアップデートが今までに何度も行われてきました。
現在も開発陣が開発当初の問題点である送金スピードの遅さなどを解決するために開発を行っています。ビットコインが開発当初からの問題点を解決することができれば、ビットコインの需要が上がりビットコインがより普及していく可能性があります。
ライトニングネットワークは問題解決の布石
ビットコインに実装されたライトニングネットワークは、送金スピードを解決する技術と言われています。
ライトニングネットワークとはコストをかけずに高速送金を可能にする技術のこと。
この技術が浸透すれば仮想通貨決済の普及も夢ではないことでしょう。
▶【イラストで完全理解】ビットコインのライトニングネットワークとは
その一方、価格には影響なし
じつはビットコインは定期的にアップデートをしています。
しかし価格への影響はほとんどありません。このことからユーザーの関心は技術的なアップデートよりも投資対象として価格の変動に関心があることがわかります。
(参考)
GitHub:bitcoin
3-2. ビットコインETFの承認
ビットコインが今後急上昇する鍵になってくるのがビットコインETF承認です。
ETFとは上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。上場投資信託とは、たくさんの投資家から集められた資金を専門家(ファンド)が運用し収益を還元する金融商品のことです。
ETFは現在世界中の多くの投資家が注目しています。もしもETFが承認されビットコインETFが始まれば、多くの投資家が仮想通貨市場に参入してくることが予測され、ビットコイン自体の価格が上昇するのではないかと言われています。
▶ビットコインのETFは承認されるのか? 概要や現在の状況を解説
過去ゴールド(金)がETFに承認された際のチャートを見てみると、ETFが承認されたタイミングで大きく価格が上昇しています。

2019年9月に私的な募集によって投資家から資金を集める私募型のETFが承認されましたが、一部機能が制限されているので新規参入者はあまり見込めませんでした。
正式に承認されれば新規参入者は増えると予想できます。
3-3. ビットコインの半減期
ビットコインを筆頭に仮想通貨の多くには半減期というものがあります。
ビットコインの取引の承認を行うマイナーは、マイニングを行うことによって報酬としてビットコインを貰います。半減期とはこのマイナーへの報酬が半減する時期のこと。報酬を半減させることによってビットコインの価格のインフレを防ぐ効果があります。
ビットコインは約4年に1度半減期が訪れます。
報酬の半減は価値の上昇に繋がる
報酬が半減すると聞くと価格が下がりそうな印象を受けますよね。しかし、報酬が半減するということはビットコインの残り枚数が少なくなっているということなので、ビットコインの価値が上昇することにつながります。
▶ビットコインの半減期は2020年5月! 半減期の意味と過去の価格推移
4. 今後儲かる展望はあるのか?
ビットコインがオワコンではないとして、今後儲かる方法はあるのかを確認しましょう。
4-1. ガチホして価格上昇を待つ
ビットコインの取引で利益を出す方法として最も簡単なのがガチホです。
ガチホとは「ガチでホールド」を略した言葉。仮想通貨を長期的に保有することによって利益を狙う投資方法のひとつとして使われています。
“握力“がキモだ! ひたすら握って利益を待つ
ビットコインは前述したようにライトニングネットワークの実装やETFの承認など、将来的に価格が上昇する可能性があります。
したがって価格が上昇するまでひらすらガチホすることによって利益を出すことが出来かもしれません。
▶仮想通貨用語「握力」の意味とは?3つの握力強化方法で利益を狙おう
4-2. 仮想通貨FXで利益を狙う
仮想通貨FXではより多く稼ぐ機会を得ることが出来ます。
仮想通貨FXとは証拠金を預け、注文と決済の差額で利益を出す取引方法です。
ビットコインそのものを購入して売却する取引と違い、売り注文を行うことができるため下落相場でも利益を狙うことができます。
▶【2019年版】ビットコインの空売り(ショート)とは?やり方解説
また、レバレッジをかけることができる取引所が多いため預けている資金よりも高い金額で取引を行うことができます。
レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターン
しかし、その反面リスクも多く付きまといます。仮想通貨FXをする場合はリスク管理やレバレッジ管理を徹底する必要があります。
したがって、初心者の方はまず、低いレバレッジから始めましょう。
まとめ
ビットコインはオワコンと言われることが多くなりましたがオワコンと言い切ることはできません。
ビットコインはライトニングネットワークの実用化や、ETFの承認など今後価格が上昇する可能性もあります。
利益を出す方法にはガチホや仮想通貨FXがありますが、投資は自己責任なので仮想通貨FXやガチホなどの投資方法について勉強してから取引を始めてみましょう。
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