もう詰まらないビットコイン送金詰まり対策!遅延原因は手数料にあり

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ビットコインの送金手数料をケチると、送金詰まりが起きることをご存知ですか? なかなか着金しないと「このままビットコインがなくなってしまうのではないか」と不安を感じる人もいるでしょう。

送金詰まりとは送金が遅延している状態のことです。ビットコインは通常、10分ほどで1回目の承認をもらえるはず。しかし、送金の際に付ける手数料が安すぎると大幅に遅れる傾向があるんです。とはいえ、妥当な手数料がどの程度かわからないと対策しようがありません。

そこでこの記事では、送金詰まりを起こさない適切な手数料の調べ方を紹介。とても簡単な方法で調べられますよ!送金詰まりを起こさないため、ムダに多い手数料を払わないためにも、覚えておいて損はありません!また、もう二度と詰まらせないように送金詰まりが起きる原因も覚えておきましょう。ぜひ参考にしてください。

1. 適切な手数料なら送金詰まりが起きない

送金詰まり対策方法は、ズバリ十分な手数料を付けることです! 送金手数料の相場に見合った額を設定することで、送金詰まりが起きる可能性を低くできます。

十分な手数料を付けよう!適正価格の調べ方

十分な手数料を付けるためには、現在の手数料相場を知らなければなりません。ビットコインの適切な手数料価格は、Bitcoin Transaction Feesで調べられます。相場は価格チャートのように時間帯によって異なるので、送金直前に調べてくださいね。

how_to_research_fee

Historic daily average Bitcoin transaction fees (in dollars per transaction)の「Table」タグをクリック
②「Next Block Fee」の今日の日付(最上部)にある価格を確認
仮想通貨為替コンバーターを使ってUSDBTCへ変換

2018年91012時現在の送金手数料相場はおよそ0.00001BTCであることがわかりました。送金を詰まらせないためには、0.00001BTC以上の手数料を設定することを推奨します。

とはいうものの、必ずしも相場以上の手数料を設定しなければならないわけではありません。ビットコイン全体で慢性的な遅延が起きていない限り、相場通りの手数料で十分。現在を例にすると、0.00001BTCの手数料を付ければ遅延することなく送金できるでしょう。

▼取引所では高めの手数料がデフォルト▼

金融庁へ登録済みの取引所を調べた結果、各取引所ではできるだけスムーズに送金を実行できるように、相場よりも高めに手数料を設定している傾向でした。ビットコイン全体で慢性的な遅延が起きていない限り、取引所から送金して手数料不足になることはないと考えられます。2018910日の現状では、規定されている手数料のまま送金すれば遅延しないでしょう。

以下は現在ビットコインの取引高が日本一のビットフライヤーの送金手数料と手数料相場を比較した表です。

ビットフライヤーの送金手数料と相場の比較表

設定できる手数料

手数料
BTCと日本円換算した金額※1

手数料相場※2との比較
普通0.0004BTC(280円)40倍
やや高い0.0005BTC(350円)50倍
高い0.0006BTC(420円)60倍
最高0.0009BTC(630円)90倍

※1)1BTC=70万円とする
※2)2018年9月10日現在の送金手数料相場は、およそ0.00001BTC(1BTC=70万円とすれば7円)※1)1BTC=70万円とする

上の表をみても、いかに十分な手数料を付けているか一目瞭然ですよね。

ちなみにビットフライヤーだけが特別に高い手数料を設定しているわけではありません。ザイフでは0.00010.01 BTC101,000倍)、ビットバンクでは0.001BTC100倍)と、ほかの取引所でも相場よりも高い手数料を設定している傾向です。

取引所から送金している人は、規定されている手数料価格を確認してみてください。201712月~20181月に起きたような慢性的な送金詰まりがあれば、送金手数料を追加する必要があるでしょう。しかし、現在のように相場と比べて高い価格が設定されているなら、手数料を追加する必要はありません。

2. 送金詰まりが起きる2つの原因

今後送金詰まりを起こさないためにも、遅延する原因を知っておきましょう。

ビットコインの場合、1回目の承認がもらえる目安時間は約10分。それよりも遅れている場合は、以下の原因が考えられます。

【原因①】手数料が安い

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ビットコインの送金手数料を安くし過ぎると、送金処理が行われる優先度が低くなります。

送金手数料は、ビットコインの送金処理を行うマイナーに支払われます。マイナーはより多くの報酬を得るため、高い手数料を付けている送金データを優先的に処理する傾向。手数料が安いものを処理しても、マイナーが得られる報酬が少なくなるだけだからです。

適正な手数料を付けていれば、処理が後回しにされることはほぼありません。ケチって安い手数料にすると送金遅延の原因になるので、適正価格を設定しましょう。

【原因②】ネットワークが混雑している

scalability limit

※イラスト中のTXとは、トランザクション(transaction)の省略表記です。

ビットコインのネットワークが混雑していると送金遅延が発生します。ネットワークの混雑とは、送金待ちのデータが渋滞している状態です。

ビットコインでは、一度に処理できる送金件数(データ容量)に限りがあります。それ以上のペースで承認待ちのトランザクションがある時、ネットワークの混雑が起きるのです。

この時もマイナーは送金手数料が高いものを優先して処理を進めていきます。相場よりも高い手数料を付ければスムーズに送金できるでしょう。

3. 未確認のトランザクションは2週間を目安に戻る

承認待ちの送金情報は未確認のトランザクションといいます。一度も送金処理を行ってもらえず2週間を経過した場合、ビットコインはもとのウォレットへ戻ってくる仕組みです。永遠に送金中のままビットコインを使えないという事態にはならないので、安心してくださいね。

4. 未確認のトランザクション件数はBlockchain.infoで確認

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Blockchain.infoでは、未確認のトランザクション件数を確認できます。未確認トランザクションの件数が少なければ、ネットワークが混雑している可能性が低いと考えてよいでしょう。送金手数料を決める際の参考にしてください。

送金詰まりが起きやすい件数

筆者の経験則ですが、1万を超えると送金詰まりが起やすそうという印象です。明確な目安件数があるわけではなく、あくまで経験に基づく印象なので確実なものではありません。

Segwit(※)対応前はおよそ4,200件以上の未確認トランザクションがあれば、ネットワークの混雑が起きているかもしれないという目安がありました。しかし、現在はSegwitに対応したアドレスと、そうでないアドレスが混在しているため予想できません。
(※)一度に処理できる件数を増やすためにアップデートされた、トランザクションを圧縮する技術

また未確認トランザクションの数が少ないからといって、混雑していないわけではありません。マイニングのペースによっては、表示されている件数が少なくても混雑してしまうケースがあるからです。

つまり、未確認トランザクションの件数を確認しても確信を得られるネットワークの混雑状況はわからないということです。とはいえ、通常は未確認トランザクションが多ければ混雑している、少なければ混雑していないといった印象があります。

まとめ

ビットコインの送金詰まりに対する原因と対策を紹介してきました。いかがでしたか?

この記事のまとめは以下の通りです。

  • 送金詰まりを起こさないためには十分な手数料を付ける
  • マイナーは手数料が高いトランザクションを優先的に処理するため、手数料が低いものは後回しになる
  • ネットワークが混雑している時でも手数料を高くすると、優先度が上がる可能性がある
  • ビットコインの未確認トランザクション件数はBlockchain.infoで確認できる

「ビットコインの送金を失敗してしまったかもしれない!」という方は、下の記事を読んでみてくださいね!