ビットコインの空売りとは?ビットフライヤーでそのやり方を紹介!

仮想通貨で大儲けした人を見て「自分も儲けよう!」と思ったものの、下げ相場で思うように結果が出せていない、という人も多いのではないでしょうか?

現在、仮想通貨は全体的に下げ相場が多い傾向にあります。そのため、損をしている人も大勢いるでしょう。

以前のようにビットコインを持っているだけで利益が出る、という状況ではなくなっています。こんな状況で利益を出す方法はあるのでしょうか?

一つの手段として、「空売り」という投資方法があります。

簡単にいうと、空売りはビットコインを買う前に売りに出し、値段が下がったら買い戻してその差分の利益をつくる、という投資方法です。

空売りを知っておくと下げ相場でも利益をつかめる可能性があります。

なぜなら、ビットコインの値段が高い時に売り、売った時の価格よりも安くなったら買えば利益が出せるので、ビットコインの値段が下がれば下がるほど利益が出せるからです。

今回は、ビットコインの空売りについて解説していきます。

1. ビットコイン空売りの仕組み

こちらの第1章では、ビットコインで行われる空売りの仕組みを解説します。

1-1. 空売りとは何か?

空売りとは、その名の通り「ビットコインを持っていない状態で売ること」です。「ショート」とも呼ばれています。

反対に、買ってから売る通常の取引は「ロング」と呼びます。

つまり「はじめに売って、後から買う」という手法です。

普通、投資をする場合は買ってから売りますよね?手元にモノがないと相手に売ることはできないからです。

ところが空売りは、持っていない状態で売り、値段が下がってから買ってその差で儲ける、という仕組みです。もとは株やFXの世界でも利用されている手法でしたが、仮想通貨でも利用されるようになりました。

空売りするのはどのタイミング?

空売りは、高い時に売って売った金額よりも安くなった時に買い戻せば利益がでます。しかし、下降トレンドの時に空売りをすれば必ず利益が出る、というものではありません。将来下降するだろうという時に空売りをし、それが現実となった時に利益が出るものです。

「こういう時に空売りをすれば必ず儲かる!」ということは、結局のところ断定できないのです。

空売りをするためには、取引所からビットコインを借りる必要があります。しかし、本当に取引所はビットコインを貸してくれるのでしょうか?

1-2. 空売りは信用取引の一種

信用取引とは、証拠金という担保を取引所に預けておいてそれを担保にお金を借りる、という仕組みです。

空売りでは証拠金以上の金額を「売り」に出すことができます。

何倍まで売ることができるかは取引所によって異なりますが、現物以上の倍率で取引をすることを「レバレッジ取引」といい、FXの世界でよく利用されている手段です。

1-3. 空売りにかかる手数料はコレ!

ビットコインを取引する際、取引の種類によって手数料がかかります。それぞれの取引所によって違いがありますので、ご利用になる際はよく調べてから取引をしましょう。

手数料の仕組みを理解するためには取引所の種類を知ることが大切です。

仮想通貨取引所は他のユーザーとの取引を仲介する所。取引をする際は取引手数料がかかります。取引手数料は仮想通貨を取引した際に発生するものなので比較的わかりやすいですね。

仮想通貨販売所は販売所と仮想通貨の売買を直接行う所。ここで売買をした際はスプレッドがかかります。ここで言うスプレッドとは、販売所の売値とユーザー買値の価格差のこと。取引所のように取引手数料はかかりませんが、代わりにスプレッドとして手数料を差し引いている仕組みです。スプレッドは仮想通貨の価格変動率により変わるので、一概にここの販売所ではいくら、という事が言えません。各販売所のルールを読み理解し売買することをおすすめします。

その他に発生する手数料はレバレッジ手数料、あるいはスワップポイントと呼ばれているものです。注文を出しポジションを持つと発生します。ほとんどの取引所において日単位で発生しますが、タイミングは取引所により違うのでこちらも慎重に調べ理解した上で取引を行いましょう。

唯一、bitbankだけが日単位でのレバレッジ手数料が発生しません。レバレッジ手数料は少額でも長期継続すると金額が大きくなることから、レバレッジ取引は短期での運用に向いているといえるでしょう。

2. 空売りをシミュレーションしてみた

ここで、空売りのシミュレーションをしてみます。

※今回は取引所の手数料は考慮しないでシミュレーションをいたします。

元手が5万円あったと仮定します。レバレッジを4利かせると、20万まで投資に利用できます。

2018年7月25日のレートが 1BTC 909,851でした。

この時に0.20BTCを空売りしたとしましょう。

909,851円 × 0.20 = 181,970円(1円未満切り捨て)で売りに出し約定しました。

 

次に、「買う」処理をします。

2018年7月27日のレートが、1BTC 878,988でした。

この時に、売りに出した0.20BTCを購入しました。

878,988 × 0.20 = 174,797円 

ここで、7月25日に売った金額と、7月27日に買った金額の差が利益になります。

181,970174,797 7,173

つまり、5万円を元手に7,173円の儲けがでたことになります。

持っていないのに前借りして先に売っておき、後で買い戻す、という流れがイメージできたでしょうか?

3. 空売り(信用取引)のリスク

空売りには、少ない元手で大きな利益を狙えるメリットがあります。

一方で損失は青天井という恐ろしいリスクも。ここでは空売りで発生しうるリスクについて解説します。

3-1. もしも損失が出たら金額は青天井!

もしも、空売りをしている時にビットコインの価格が下がらず、ずっと上がり続けたらどうなるでしょうか。

極端な例ですが、2017年のビットコインのように数倍値上がりした場合を考えてみましょう。

ビットコインには上限価格がありません。

先に売り、後で「買い戻す」必要があるため、損失が出た時はその額も上限がありません。

3-2. 空売りはハイリスク・ハイリターンな投資方法

レバレッジ取引は手持ちの数倍の投資ができます。一方で大きな損失を抱える可能性もあるハイリスク・ハイリターンな取引方法です。

信用取引を行なっている取引所にはロスカット制度を採用しているところもあるので、膨大な損失を出すケースは稀かもしれません。

が、借金をして投資を行うことに変わりはありません。

また、急上昇してしまった際はロスカットできず、膨らんだ損失額を支払わなければならないリスクもあります。

仮想通貨に限った話ではありませんが、空売りのリスクは十分にご理解ください。

4. 空売りができる取引所5選!

空売りができる取引所はどこでしょうか?

空売りはすべての取引所でできるわけではありません。こちらの章では国内で空売りができる取引所を紹介します。扱っている仮想通貨や手数料、レバレッジなどがそれぞれ違いますので、よく確認して自分に合った取引所を利用してください。

今回は金融庁に登録されている取引所で、知名度のある取引所を選びました。

こちらの表は各取引所の取扱通貨とレバレッジ最大倍率の比較表!

取引所/販売所取扱仮想通貨レバレッジ最大倍率
bitbankBTC,BCH,ETH,LTC,MONA,XMP20倍
bitFlyerBTC,BCH,ETH,ETC,LTC,MONA,LSK15倍
ZaifBTC,ETH,MONA,XEM7.77倍(先物取引は25倍)
GMOコインBTC,BCH,ETH,LTC,XRP10倍
DMMビットコインBTC,BCH,ETH,ETC,LTC,XRP,XEM5倍

こちらは各手数料と追証・ロスカットラインの比較表です。

取引所/販売所取引手数料レバレッジ手数料追証強制ロスカット
bitbank0.01%0.1%なし証拠金維持率20%以下
bitFlyer0.01%~0.15%0.04%(/1日)証拠金維持率80%以下で必要証拠金維持率50%以下
Zaif無料(スプレッド発生)0.039%(/1日)なし証拠金維持率30%以下
GMOコイン無料(スプレッド発生)0.04%(/1日)なし証拠金維持率75%以下
DMMビットコイン無料(スプレッド発生)0.04%(/1日)なし証拠金維持率80%以下

なお、2018年7月に発表されたニュースによると、日本仮想通貨交換業協会では、レバレッジの最大倍率を4倍以内にしようという動きがあるようです。現在は20倍などの高倍率な取引所もありますが、今後は規制されていくかもしれません。

日経新聞「仮想通貨取引、4倍以内に制限-業界団体が証拠金の自主規制案」(2018年7月25日)

5. bitFlyerで空売りしてみた!

それでは実際に空売りをやってみましょう。今回はbitFlyerで空売りを行います。

5-1. アカウントの作成

アカウントには、ウォレットクラスとトレードクラスの2種類があります。

トレードクラスにならないと仮想通貨の売買取引を行うことはできません。

トレードクラスになるためには、メールアドレスを登録しアカウントを作成した後、本人確認として身分証明書の画像をアップロードして転送不要書留郵便を受け取る必要があります。速やかにトレードクラスへの手続きを行いましょう。

5-2. 証拠金の預け方

bitFlyerにログインしたら、トップ画面の左側にある「bitFlyer Lightning」をクリックして開いてください。

bitFlyer Lightningの画面に切り替わりますので、左上部にある「横線三本」のマークをクリックします。

すると、画面が変わりメニュー画面になります。その中の「入出金」をクリックしてください。

少し下へスクロールすると、「入出金」という表示が見えます。

その左下にある「証拠金口座へ預入れる」から証拠金を入金します。

ボタンの左のテキストボックスへ金額を入力してボタンを押せばOKです。証拠金の入金はBTCと円、どちらかで可能です。

今回は850円を預け入れて、証拠金の合計が1,000円になるようにしました。

5-3. レバレッジの倍率を変更する

次はレバレッジの倍率を変更します。

5-2.で証拠金を預け入れた画面を少し下にスクロールすると、「変更」ボタンがあります。ここからレバレッジの倍率を変更してみましょう。

bitFlyer lightningでは、最大15倍までレバレッジを利かせることが可能です。今回は15倍に設定しました。

高い倍率にするという事は、取引可能な金額の量が増えるためにリスクが伴います。初心者の方は低レバレッジから始めてみましょう。

メニュー画面に戻り、一番上部の「トレード」から取引画面へ移動しましょう。

bitFlyer Lightningのトップ画面へもどりました。

現状では現物取引なので、BTC-FX/JPYをクリックしてください。

bitFlyerFXでは、2018年2月8日よりSFD制度を導入しました。

そのために、以下のポップアップ画面が表示されます。

同意するなら4つのチェックボックス全てにチェックを入れ、「同意します」をクリックして先へ進みましょう。

bitFlyerのSFDとは?

SFDとは、「Swap For Difference」の略で、LightingFXで2018年2月8日より導入されました。

簡単にいうとLightningFXと現物取引の価格の乖離率を調整するための仕組みです。それぞれの乖離率は画面の中央あたりに表示されています。

乖離率が5%を超え乖離率が広がる注文をするとSFDが徴収され、乖離率が縮小する注文をするとSFDが付与されるというシステムです。

乖離率が5%を超えている時は注意してください。

5-4. 注文方法

注文方法は「指値」「成行」「特殊」の3種類があります。

「指値」「成行」「特殊」とは?

「指値」とは、ユーザーが売買する金額を指定することができる注文方法です。約定させたい価格で売れるメリットがある一方で、売れるタイミングがわからないのがデメリットです。

「成行」は、価格を指定せずに、約定しやすい金額で売買できる方法です。メリットは取引の成立が早い点。ただし、価格指定できないので、希望価格とずれる可能性もあります。

「特殊」にはIFD(イフダン/If done)、OCO(オーシーオー/One Cancels the Other)、IFDOCO(イフダンオーシーオー)など条件で売買を行う特殊な注文をすることができます。IFD注文は新規注文と決済注文を同時に出すことのできる注文方法。OCO注文は、2つの注文を同時に出し片方が成立したらもう片方がキャンセルされる注文方法。IFDOCO注文は、IFD注文とOCO注文を同時に行う注文方法です。

今回は、初心者でもわかりやすい「指値」で注文します。

注文方法と、②数量を指定します。

③は現在のレートが表示され、欄外の「予想価格」は数量と価格を入力すると自動的に反映されます。

なお、最低取引数量は,0.01BTCです(2018年7月現在)

今回は、0.01BTCを空売りします。

価格は900,000円を指定しました。

「売り」ボタンを押すと空売りが実行されます。

また、その際下のキャプチャのように確認のポップアップ画面が表示されます。

空売りを実行すると、下部左側に取引が表示されます。

キャンセルをする場合は、左部分にある×ボタンでキャンセルできます。ポップアップで確認画面が出ますので、「はい」をクリックしてキャンセルを実行しましょう。

空売りの流れは以上です。

買い戻す際も流れも同様です。「買い」で注文を実行し、キャンセルすることもできます。

6. まとめ

ビットコインの空売りについて説明してきました。

この記事のまとめは以下の通りです。

  • 空売りは先に高く売って、安く買い戻すことで利益を得る
  • 空売りは下げ相場で威力を発揮し、儲けることができる
  • レバレッジを利かせることができるので、少額でも大きなリターンを得られることも可能
  • リバレッジを利かせるとリターンも大きいが、リスクも大きくなるので注意が必要
  • 取引所ごとに特徴があるので、よく比較し、自分にあった取引所を利用する

空売りは危険、と思っている方もいますが、計画的に投資すれば、利益をつくる事のできるケースもあります。投資方法の一つとして知っておいて損はありません。

当然ながら無理のない範囲で計画的に利用するようにしてください。

また、文中でも触れましたが、今後日本仮想通貨協会によりレバレッジは4倍以下に規制されるかもしれません。

今後の動向にアンテナを張っておきましょう。