ビットコイン取引の手数料を解説!売買・送金・出金手数料の比較表付

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ビットコインを購入したい人や投資目的で取引をしている人のなかには「ビットコインを買ったり送ったりするのに意外と手数料がかかる……」と感じている方も少なくないのでは?

ビットコインの取引では、さまざまな種類の手数料が発生します。「購入&売却手数料」「入出庫手数料」「入金手数料」「送金手数料」「レバレッジ信用取引にかかる手数料」など。なかでも売買や入出金、出庫、送金に関する手数料は、多くのユーザーが関わるものです。

ビットコイン取引に関する手数料は種類が豊富なうえに、各取引所によっても規定がまちまち。安い取引所もあれば高い取引所もあります。

この記事では金融庁へ登録済み取引所10社の手数料を比較。ビットコイン取引でかかる手数料を一覧化しました。後半では手数料を節約するコツも紹介。ぜひ参考にしてください。

1. ビットコイン取引でかかる手数料の種類

まずはビットコイン取引で多くのユーザーが支払うであろう4種の手数料について解説していきましょう。

日本円の入出金手数料
日本円を取引所へ入金する、またはビットコインを換金して出金する時に発生する費用です。銀行振り込みの場合は、各金融機関が規定している振込手数料に準ずる傾向。出金する場合は216756円程度の手数料を設けている取引所が多いです。
売買(取引)手数料

ビットコインの購入や売却をする際に発生する手数料。取引量に対して0.01%~0.1%程度を設定しているケースが多いです。
取引所では多くのユーザーを取り込むため、

  • 売買手数料を低めに設定する
  • 期間限定で無料にする
  • 期間限定でマイナスにする

といったキャンペーンを積極的に行っているところもあります。

ビットコインの送金手数料

ビットコインを送金する際に必要な手数料です。基本的に送金者が自由に設定できる仕様ですが、取引所では一律で0.0001 〜 0.01 BTC程度を設定している場合も。送金手数料が発生するケースは以下の通りです。

  • ビットコインを別の口座へ送付
  • ビットコインをウォレットに移動
  • ビットコインを使って支払い

送金手数料はマイニングを行っているマイナーへ支払われます。ビットコインの送金履歴はすべてブロックチェーンに記録されており、その承認作業を行っている人がマイナーと呼ばれる認証者。マイナーは承認作業の駄賃として手数料をもらえるのです。

2. 取引所10社を比較!ビットコインの手数料一覧

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金融庁へ登録済みの取引所10社を対象に、以下のビットコインに関連する手数料を比較しました。

  • 売買手数料
  • ビットコインの送金手数料
  • 日本円の出金手数料
  • 証拠金取引に関わる手数料

2-1. 手数料最安は「BITPOINT」「DMM Bitcoin」! 売買・送金・出金手数料を比較

金融庁へ登録済みの取引所で、「売買(購入&売却)」「出庫」「出金」手数料を一覧にしました。

サービス名売買BTCの送金日本円の出金
QUOINEX無料無料500円
bitFlyer0.01% ~ 0.15%0.0004 BTC216 ~756
bitbank.㏄無料0.001 BTC540~756
BitTrade0.20%0.001 BTC648円
BTCBOX0.05%0.001BTC400~750
BITPOINT無料無料各金融機関の規定に沿った
振込手数料をユーザーが負担
DMM Bitcoin無料無料各金融機関の規定に沿った
振込手数料をユーザーが負担
フィスコ仮想通貨取引所無料0.0003BTC~350円~756
Zaifマイナス0.01%
※makerはマイナス0.05%
0.0001
0.01 BTC
500円

※スマートフォンからは横にスライドしてご覧ください。
※2018年6月20日現在、ビットコインの現物取引を対象とした情報です。

もっとも手数料がかからない取引所は「BITPOINT」と「DMM Bitcoin」。両者ともビットコインの購入や売却、出庫にかかる手数料は0円です。さらに日本円の出金手数料は、各金融機関が規定する額だけ。最低限の手数料で取引が行えそうです。

しかし売買手数料が無料となっている取引所は、キャンペーンが終われば変更があるかもしれません。手数料の規定やお知らせページを、まめにチェックしながら取引を行うほうがよいでしょう。

上記の取引所では日本円を銀行振込する時は、各金融機関の規定に沿ってユーザーが手数料を負担するとなっていました。ビットコインを入庫(預入)する時にかかる送金手数料もユーザーの負担となっています。

また金融庁へ登録済みのビットコイン販売所では、売買手数料をとっているところはありませんでした。販売価格のなかに、すでに手数料が含まれているためと考えられます。

2-2. 証拠金取引ができる7社のレバレッジ手数料を比較

金融庁へ登録済みの取引所で、証拠金取引が行える取引所7社の手数料を一覧にしました。

サービス名レバレッジ手数料そのほかの手数料
QUOINEX0.05% / 日
bitFlyer0.04% / 日
bitbank Trade無料

取引手数料:0.01 / 新規
キャピタルゲインフィー:
利益が出ていた場合0.2 /決済

GMOコイン0.04% / 日
BITPOINT無料
DMM Bitcoin0.04% / 日
Zaif0.039% / 日利益手数料:0.7 / 決済

※スマートフォンからは横にスライドしてご覧ください。
※2018年6月20日現在のレバレッジ取引を対象とした情報です。

取引所によっては「スワップポイント手数料」がかかるところもありますが、中身はレバレッジ手数料と同じ。どちらもポジションを持ったまま日をまたぐと発生する手数料のことです。Zaifでは「借入手数料」がそれにあたります。

証拠金取引においてもBITPOINTの手数料の安さが際立っています。こちらの記事では各取引所の取り扱い仮想通貨も紹介!手数料を目安に取引所を絞ったあとは、どんな仮想通貨で取引ができるかチェックしてみましょう!
ホワイトリスト入りをしている仮想通貨一覧

3. ビットコインの手数料に関する注意点

3章ではビットコインの信用取引においての手数料と、送金時にマイナーへ支払う手数料の注意点を解説。知らないと手数料を払い過ぎて損する可能性も……!ぜひ参考にしてください。

3-1. レバレッジ取引でかかる手数料はカードローン並に高い

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レバレッジ取引でビットコインを購入or売却する場合、建金額に対して毎日一定割合の手数料(金利)が発生します。2-2にある表で0.04%や0.05%といった料率をみると「意外と安い」と感じる方もいたのではないでしょうか?

しかし表をよく見ると「 / 日」とついています。これは日賦での割合で、建代金がある限り毎日発生。これを一般的な株式信用取引における日賦と比較すると、以下のようになります。

株式取引における信用取引の金利

制度信用取引(半年期限)⇒ 年率2.80%程度(買い方時)
一般信用取引(期限なし)⇒ 年率3.10%程度(買い方時)

レバレッジ取引でかかる手数料の年率換算

0.04%支払/日 ⇒ 0.04%×365日 ⇒ 年率換算14.60%
0.05%支払/日 ⇒ 0.05%×365日 ⇒ 年率換算18.25%

かみ砕いて説明していきましょう。たとえば0.04%支払 / 日の手数料で2BTCを購入。その日のビットコイン価格が100万円だった場合、以下の手数料が日払いで発生する事になります。

2BTC × 100万円 × 0.04% = 800円

仮に1年間このレバレッジ取引を決済せずに維持した場合、かつ年間のビットコイン価格が変わらず100万円だったとすれば、年間で以下の手数料を支払うことになります。

建代金200万円 × 0.04% × 365日 = 292,000円

年率換算すると、なんと14.6%

0.04% × 365日 ⇒ 14.6%

カードローンと同等の金利水準間です。レバレッジをかけた状態で長期間取引を行うと、多額の手数料を支払うことになるので注意が必要です。

3-2. 送金手数料をケチると到着が遅くれる

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ビットコインの送金手数料はマイナーに支払われるというのは1章で説明した通り。この手数料はブロックチェーン上の記録を証明してもらう事務手数料といったイメージです。

送金手数料をケチると、ビットコインの到着が遅くなる、送金されずに戻ってくるといったケースがあります。

下記は以前に筆者の持つウォレット間でビットコインを移動させた時の、送金手数料と所要時間の記録です。設定した手数料と反映までの時間をご覧ください。

設定手数料反映時間
0.0001BTC29時間
0.0002BTC23時間
0.0003BTC8時間
0.0004BTC6時間
0.0005BTC2時間
0.001BTC1時間

※送金テスト実施日 2017年12月1日

ご覧の通り、手数料を高くするたびに反映時間は短縮されていきました。2018620日現在、ビットコインの送金手数料の相場やネットワークの混雑具合は、この送金テストをしている時よりも大幅に改善。手数料相場は安くなり、小額でもスムーズに送金できる傾向です。

こちらの記事では送金に必要な手数料の調べ方を紹介!ぜひ参考にしてください。
送金手数料は2017年末をピークに減少傾向!適正価格の調べ方

4. 取引所でかかる手数料を安く済ませるコツ

投資目的で取引を行うなら、利益を減らさないためにも手数料の節約をしたいところ。手数料は少し気をつけるだけでも、抑えられるんです! 4章では手数料を安く済ませるコツを紹介していきましょう。

手数料節約術
  • 取引回数が多いなら売買手数料が安いところを選ぶ
  • 長期でホールドするなら出庫手数料が安い取引所を選ぶ
  • 入出庫や入出金はまとめて行う
  • レバレッジを効かせた信用取引は極力控える

それぞれについて解説していきます。

【ポイント1】取引回数が多いなら売買手数料が安いところを選ぶ

ビットコインの売買を活発に行って利益を上げたいという人は、取引手数料が安い取引所がオススメ。ちりも積もれば山となるので、1%を切る手数料だとしても回数を重ねると相当額になります。

売買手数料で選ぶなら「Zaif

金融庁へ登録済みの取引所のなかで、2018620日現在はZaifがもっとも安いマイナス0.01%の売買手数料です。たとえば1BTCを購入したとすれば0.01BTCがもらえます。ビットコイン価格が1BTCあたり100万円だとすると、取引しただけで100円儲かる計算です。

しかし公式サイトには手数料は予告なく変更する場合があると書かれています。規約や手数料案内のページはまめにチェックしましょう。

【ポイント2】長期でホールドするなら出庫手数料が安い取引所を選ぶ

ビットコインを購入して長期で売却する予定がない場合は、出庫手数料が安い取引所がオススメ。取引所に預けたままにしておくとGOXに遭う可能性があるからです。ホールドする場合は、ビットコインを自分のウォレットへ移動させましょう。

関連記事:今日から使える仮想通貨スラング「GOX」 の意味、由来、対策法

出庫手数料で選ぶなら「QUOINEXorBITPOINT

金融庁へ登録済みの取引所のなかで現在もっとも出庫手数料が安い取引所は「QUOINEX」と「BITPOINT」。ビットコインを口座から自分のウォレットへ送付する手数料が無料です。さらにマイナーへ支払う手数料も取引所が負担してくれる模様。小額のBTCでも気軽に自分のウォレットへ移せますね。

【ポイント3】入出庫や入出金はまとめて行う

ビットコインの入出庫や、日本円の入出金には毎回手数料が発生します。手数料を節約するためには、入出庫や入出金をまとめて行ったほうがよいでしょう。

そのためには計画的な運用をしなければなりません。「少し利益が出たから日本円に換金しよう」「ウォレットに移したばかりだけど、やっぱり取引所に預けておこう」と無計画な運用を行っていては、利益がどんどん手数料として消えていきます。数ヶ月ごと、いくらの利益が出るごとというように、資金はまとめて動かすように心がけましょう。

【ポイント4】レバレッジを効かせた信用取引は極力控える

3-1で説明した通り、レバレッジを効かせた信用取引は日々の金利や決済時の手数料が発生します。特にスワップポイントなどの毎日発生する手数料は、カードローン並みの額に。高額な手数料を支払っても十分な利益が出せるという自信がない限りは控えたほうが賢明です。

まとめ

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ビットコイン取引の際にかかる手数料について解説し、各取引所の手数料を比較してきました。いかがでしたか?

  • ビットコイン取引では売買手数料、入出庫手数料、入出金手数料といった、さまざまな手数料が発生する
  • 金融庁へ登録済みの取引所では「BITPOINT」と「DMM Bitcoin」の手数料がもっとも安い
  • レバレッジ取引でかかる手数料は、年率で換算するとカードローン並に高い
  • 送金手数料をケチると到着が遅くれるが、現在は手数料相場が安くなっている

取引所を選ぶ時の参考にしてください!

また取引所選びで重要な点は手数料の安さだけではありません。大切な資金を預けるのだから、セキュリティ面も重視してほしいところ。こちらの記事では本記事で紹介した取引所の特徴を、さらに多分野にわたって紹介しています。ぜひ一読を!
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