
ビットコインキャッシュは時価総額ランキング5位を誇る人気通貨ですが、すでに発行上限の80%以上が発行済みであることをご存知でしょうか?
上限に到達すると新規発行がされなくなりますが、ビットコインキャッシュの発行枚数は半減期によって調整されているため、上限に到達するのは当分先になることが考えられます。
目次
1. ビットコインキャッシュの発行上限数
まずは、ビットコインキャッシュの発行枚数について解説します。
1-1. ビットコインキャッシュの発行上限は2100万枚
ビットコインキャッシュの発行上限枚数は2,100万枚です。
この発行上限はハードフォーク元となったビットコインと同じ枚数で、2,100万枚以上発行されることはありません。
1-2. すでに80%以上が発行済み
ビットコインキャッシュの現在の発行枚数は約1,800万枚。(2019年9月時点)
発行上限が2,100万枚なので、すでに80%以上が発行済みです。
ビットコインキャッシュのブロック生成速度は約10分なので、10分ごとに流通量は増えていきます。
現在の発行枚数の調べ方
現在の発行枚数は「CoinMarketCap」で簡単に確認が可能です。
まず、Topページのランキングからビットコインキャッシュを選択します。
ビットコインキャッシュの詳細ページが開きます。その中の「Circulating Supply(循環サプライ)」という項目が現時点の発行枚数です。
1-3. 取引できなくなるわけではない
ビットコインキャッシュの発行枚数が上限に到達すると、それ以降は新規発行がされなくなります。
しかし取引ができなくなるわけではありません。
新規発行はされませんが、ビットコインキャッシュを売りたい人がいれば購入ができますし、逆に買い手がいれば売ることもできます。
入手はしにくくなる
ビットコインキャッシュが発行上限枚数に到達した場合、それ以降は新規発行がされなくなるので、手放したくないと思う人が増えるかもしれません。
持っている人が売らないことで価格が上昇し、より入手しにくくなることが考えられます。
*1)2019年5月、呼び名を「暗号資産」とする改正資金決済法が可決されました(参考|日本経済新聞)
1-4. 発行枚数は半減期によって調整される
ビットコインキャッシュの発行枚数は「半減期」によって調整されています。
半減期とは、仮想通貨のマイニング報酬が半減するタイミングのことで、仮想通貨の流通量が急激に増えるのを防ぐ目的で設定されています。
ビットコインキャッシュはすでに80%以上が発行済みではあるものの、半減期により徐々に新規発行枚数が減っていくので、上限枚数に到達するのは当分先になるといえるでしょう。
ビットコインキャッシュの半減期はビットコイン同様、約4年に1度(正確には21万ブロックが生成される毎)のタイミングで訪れます。ビットコインキャッシュは2017年に誕生した仮想通貨ですので、2021年に最初の半減期を迎える予定です。
2. ビットコインキャッシュの将来性
ここでは、これから半減期を迎えるビットコインキャッシュの将来性について見ていきましょう。
2-1. 半減期による価格上昇
これまでさまざまな通貨が半減期を迎えてきましたが、半減期前には価格が上がる場合も多いようです。
ビットコインの半減期
まず、ビットコインについて見てみましょう。
ビットコインは2016年7月が半減期でしたが、その際は5月くらいから徐々に価格が高騰しました。
半減期1ヶ月前まで価格が上昇し、その後利益確定と見られる下落が起きています。
ライトコインの半減期
ライトコインの直近の半減期は2019年8月でした。
ビットコインの価格上昇も影響してか、直前の7月まで急騰が続いています。
ライトコインは前回の半減期(2015年8月)でも、半減期の前月までに価格が上昇しました。
半減期のパターン
ビットコインもライトコインも、半減期数ヶ月前から価格が上昇するという部分は共通しています。
その理由は、「半減期で希少性が上がる前に購入しておこう」と考える投資家が増えるためで、これは他の通貨にもいえることです。
ビットコインキャッシュの半減期も価格が上昇する可能性があると考えられるでしょう。
2-2. ビットコインキャッシュを基軸通貨とする取引所が誕生している
最近では、ビットコインキャッシュが基軸通貨となっている取引所も見かけるようになりました。
海外取引所のCoinEx(コインイーエックス)では、ビットコイン、イーサリアムと並んでビットコインキャッシュが基軸通貨になっています。
2-3. 決済向けに作られている
ビットコインキャッシュは、決済を目的として作られた仮想通貨です。ビットコインに比べて、買い物など通貨として使いやすい設計がされています。
送金手数料は1円以下
ビットコインキャッシュの送金手数料はビットコインに比べはるかに安く、2019年に入って以降、ほぼ1円未満で推移しています。
仮想通貨バブルと呼ばれた2017年12月には取引量の増加に伴い、ビットコインは送金手数料に平均55.16ドル(約6,233円)かかった日もありました。しかしビットコインキャッシュは最高でも0.904ドル(約102円)となっています。
支払いの際には店舗へビットコインキャッシュを送金する必要がありますが、その際にも手数料を抑えることができます。
世界1,500店舗以上で利用可能
日本で80店舗以上、世界では1,500以上の店舗で、ビットコインキャッシュを使って支払いができます。(2019年9月5日現在)
3. ビットコインキャッシュが購入できるおすすめ取引所3社
ビットコインキャッシュ取引におすすめの取引所3社をご紹介します。
3-1. 簡単に購入できるGMOコイン
GMOコインを運営するGMOグループは、仮想通貨以外にもFXや証券取引といった幅広い金融サービスを展開しています。
いつでも好きなだけ売買できる
販売所形式でも取引が可能なため、好きな時に好きなだけ売買できます。取引所形式の取引では、価格が暴落しているときなどに取引相手とのマッチングが長引いたり、希望価格によっては約定できないことがありますが、販売所ではその心配がありません。
操作方法も取引所に比べてシンプルなため、初心者にも使いやすい取引所として人気です。
取り扱い通貨
GMOコインでは5種類の仮想通貨を取り扱っています。
取扱通貨 |
BTC/BCH/XRP/ETH/LTC |
手数料
入出金手数料 | |
日本円入金 | 無料 |
日本円出金 | 無料 |
仮想通貨入金 | 無料 |
仮想通貨出金 | 無料 |
取引手数料 | |
販売所 | 無料 |
取引所 | Maker:-0.01%*2 Taker:0.05%*3 |
仮想通貨FX | 注文:無料 ロスカット:無料 レバレッジ:建玉ごと0.04%/日 |
レバレッジ取引 | 注文:無料 ロスカット:建玉ごと0.5% レバレッジ:建玉ごと0.04%/日 現引き/現渡し:建玉ごと20% |
*2)Maker: 取引板にない価格で注文すること
*3)Taker: 取引板の価格で注文すること
GMOコイン|手数料
3-2. お得に売買できるbitbank
bitbankはMaker手数料が-0.12%。Maker注文が成立するたびに手数料分のBCHをもらえるます。
ビットコインキャッシュを最もお得に購入できる取引所といえます。
同じマイナス手数料でもGMOコインよりお得
GMOコインでも手数料がマイナスになりますが、bitbankの方がより低いのでMaker注文に慣れた人にはbitbankの方がおすすめです。
ただし、bitbankはユーザー同士で売買を行う「取引所」なので、板取引に慣れていない人はやや難しく感じるかもしれません。
取り扱い通貨
bitbankでは6種類の仮想通貨を取り扱っています。
取扱通貨 |
BTC/BCH/XRP/ETH/LTC/MONA |
手数料
入出金手数料 | |
日本円入金 | 無料 |
日本円出金 | 540~756円 |
仮想通貨入金 | 無料 |
仮想通貨出金 | 0.001 BCH*4 |
*4)bitbankでは「BCC」と表記
取引手数料 | |
取引所 | Maker:-0.02% Taker:0.12% |
bitbank|手数料
3-3. ハイレバレッジ取引ならBitMEX
BitMEXはハイレバレッジで取引ができます。
ビットコインキャッシュに関しては最大20倍のレバレッジが利用できますが、先物取引のみの取扱いとなっています。
証拠金以上の損失が発生しない
BitMEXには追証がありません。またゼロカットというシステムにより、証拠金以上の損失が発生しない仕組みになっています。
とはいえハイレバレッジである分、損失が膨らみやすいので、慎重に取引を行う必要があります。
取り扱い通貨
BitMEXでは8種類の仮想通貨とトークンを取り扱っています。
取扱通貨*5 |
BTC/BCH/XRP/ETH/LTC/ADA/TRX/EOSトークン |
*5)ビットコインとイーサリアム以外は先物取引のみの取扱いです。
手数料
入出金手数料 | |
BTC入金 | 無料 |
BTC出金 | 無料 |
BitMEXではビットコインのみ入金できます。法定通貨やビットコイン以外の仮想通貨の入金はできません。
取引手数料 | |
先物注文 | Maker:-0.0500% Taker:0.2500% |
決済 | 無料 |
BitMEXでは、レバレッジをかけるとその分手数料も変動します。
たとえば、20倍(最大)のレバレッジをかけた場合、Maker手数料は-1%(-0.05%×20)、Taker手数料は5%(0.25%×20)となります。
また契約決済時に未処理となっているポジションについては決済手数料がかかります。
bitMEX|手数料
以下の紹介リンクから口座登録をすると、半年間手数料割引を受けられます!
まとめ
2019年8月現在、ビットコインキャッシュの発行枚数は約1,800万枚で、すでに上限の80%以上が発行済みです。
しかし、発行枚数は半減期によって調整されるため、上限に達するのは当分先になるといえるでしょう。
ビットコインキャッシュは2021年に半減期を迎える予定です。
半減期前には価格が上昇する可能性が高いですが、どの通貨も上昇の後に下落するパターンが多いので、慎重に取引を行っていきましょう。
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