BitMEXのロスカット条件は? 損益計算ツールで回避方法を検証

bitMEXのロスカット

BitMEXのロスカットの条件を知っていますか?

ロスカットの条件を知らないといつの間にかロスカットされてしまいます

そこで今回は、BitMEXのロスカットについて徹底調査!

BITMEXのロスカットの条件を正しく知ることができれば、ロスカットを回避することもできます。

この記事で分かること(bitMEXのロスカット)

1. BitMEXのロスカットの条件

ロスカット

ロスカットされてしまうと損失が確定してしまうので、条件が厳しいと不安ですよね。

ロスカットのタイミングを知るには証拠金維持率をみるとわかります。BitMEXでは数量に応じて必要な証拠金とロスカットを発動するロスカット率が決まっており、以下のように変化します。

ポジション枚数 証拠金維持率 ロスカット率
200BTC以下 1% 0.5%
300BTC以下 1.5% 1%
400BTC以下 2% 1.5%
以降100BTCごとに +0.5% +0.5%

参考:bitMEX|リスク制限

この表をみたらわかるようにレバレッジを大きく掛ければ掛けるほどにロスカット率が高くなることがわかります。

追証はなし

BitMEXでは追証がありません。追証がないので口座残高がマイナスになっても不足分を入金する必要はありません

ゼロカットシステムを採用

BitMEXのロスカットはゼロカットを採用しています。ロスカットされても証拠金がマイナスにならないため、マイナス分を請求される心配はありません。

国内取引所にはゼロカットはない
国内の取引所にはゼロカットを採用しているところはありません。その理由は、金融商品取引法。同法では株などの金融取引について口座残高がマイナスになっても補填してはいけないと決められています。仮想通貨(暗号資産*)のレバレッジ取引が同法と同様の規制対象となる動きもあるため、国内ではゼロカットを採用している取引所がありません
*2019年5月、呼び名を「暗号資産」とする改正資金決済法が可決されました(参考|日本経済新聞

以下のリンクから口座を登録すると、手数料が割引になります!

2. ロスカットを回避する方法

ではロスカットをどうすれば回避することができるのかを確認していきましょう。

2-1. 損益計算ツールを使う

ロスカットを回避する方法として損益計算ツールを使うという方法があることを知っていますか?

損益計算ツールを利用するとエントリーポイントや損切ポイント、利確ポイント等を入力することでどれくらいの損益が出るのか、清算価格はどのくらいなのかを知ることが出来ます。

ロスカットされる金額がわかることで、その前に損切するなどの対策をとることが可能です。

損益計算ツールの表示方法

bitMEXのロスカット1

BitMEXの損益計算ツールは注文画面の右上の電卓ボタンをクリックすることによって表示することが出来ます。

bitMEXのロスカット2
上部のタブで「利益/損失」、「目標価格」、「清算価格」を選んで計算することができる。

それでは、ロスカットラインを確認するために清算価格の計算をしていきましょう。

清算価格を計算する流れは以下のようになります。

bitMEXのロスカット3

  1. サイド(ロング・ショートポジション)を選択する
  2. 証拠金(分離マージン、またはクロスマージン)を選択する
  3. 数量を入力する(適当な発注数入力してください)
  4. 参入価格(エントリーしたい価格)を入力する
  5. ウォレットを入力する(クロスマージンを選択している場合はウォレット残高、分離マージンを選択している場合は設定レバレッジを入力)

計算をしてみると「現在の数量」、「結果の数量」、「清算価格」が表示されます。

  • 「現在の数量」は保有中のポジション量が表示されます。
  • 「結果の数量」は入力した数量と保有中のポジションの合計が表示されます。
  • 「清算価格」はロスカットされる値が算出されます。

2-2. 少ないレバレッジ倍率で取引する

BitMEXでは、レバレッジ倍率が低いほど、証拠金維持率を保ちやすいためロスカットされにくくなります。

BitMEXのレバレッジ設定には「クロスマージン」と「分離マージン」があり、レバレッジ倍率を低くできるのは「分離マージン」です。

クロスマージン

bitMEXのクロスマージン

クロスマージンは証拠金残高を全て使う状態のことです。

証拠金維持率が大きくなりますが、全ての残高を証拠金として扱うため、ロスカットされると失われる残高が大きくなります。

分離マージン

bitMEXの分離マージン

分離マージンは自分で設定したレバレッジを採用することが出来るレバレッジの掛け方です。

分離マージンの場合、クロスマージンよりも早い段階でロスカットされるため損失が拡大するリスクが低くなります

レバレッジが違うとロスカットラインはこんなに違う!

実際に高いレバレッジ(高レバ)と低いレバレッジ(低レバ)でロスカットラインがどう変化するのかを見ていきましょう。

レバレッジが低いとロスカットラインまで余裕がある

まず、低レバの場合を見てみましょう。

発注数量1000、参入価格10000、レバレッジ倍率10倍としてみると以下のような結果になりました。

bitMEXのロスカット4

清算価格は9133.5になっています。877円値下がりすると、ロスカットされます

高レバではちょっとした値下がりで即ロスカット

次に高レバの場合を見てみましょう。

発注数量1,000、参入価格10,000、レバレッジ倍率50倍としてみると以下のような結果になりました。

bitMEXのロスカット5

清算価格は9,853.5となっています。

レバレッジ倍率10倍の場合と比べてロスカットラインが非常にエントリーラインに近く、147円の値下がりでロスカットされてしまいます

2-3. 証拠金維持率を上げる

証拠金として使う金額を上げることで、証拠金維持率を上げる方法もあります。

この方法では「クロスマージン」を利用します。

クロスマージンは前述した通り、残額を全て使う状態のことです。残高を全て証拠金とするため証拠金維持率があがり、ロスカットされにくくなります。

実際に証拠金維持率がどれだけ上がるのかを損益計算ツールを利用してみてみましょう。

分離マージンで数量1,000、参入価格10,000、レバレッジ倍率100倍としてみると以下のような結果になりました。保有資産は0.01XBTですが、そのうち0.0011XBTを証拠金として入れています。

bitMEXのロスカット6

レバレッジが高いため清算価格9951.5となっておりエントリーラインにかなり近くなっていますね。

この状態で注文を出すと、49円値下がりした時点でロスカットされます。

次にクロスマージンの場合を見てみましょう。

クロスマージンは残高全てを証拠金とするので、今回は0.01XBTが証拠金として入れている金額になります。

bitMEXのロスカット7

クロスマージンの場合、清算価格が9,140となっています。860円値下がりしないとロスカットされないため、分離マージンと比べてかなりロスカットされにくくなっています。

初心者NG!
クロスマージンでは証拠金にすべての残高を入れているため、ロスカットされてしまうと入金残高のほとんどを失うことになります。初心者の方は利用を控えた方がいいかもしれません。

まとめ

BitMEXではゼロカットシステムを採用しているため、ロスカットされても投資した金額以上の損をすることはありません。

しかし建玉数によって必要証拠金維持率が変わるなど条件が複雑なので、損益計算ツールを利用してロスカットラインを正確に把握するようにしましょう。

その他にも分離マージンで取引することによって資産を全て失うリスクを低くすることができます。

なおbitMEXにはデモトレード機能もあります。いきなり本番に挑むのは不安という方は、デモトレードを使って練習してみましょう!