BitMEXは追証なし! 国内との違いは「ゼロカット」システム

BitMEXの追証

BitMEXには追証がない」という話を聞いたことのある方も多いと思います。追証がないだけの取引所なら国内にもありますが、BitMEXはゼロカットシステムを採用している点が大きな違いです。

このページではBitMEXで追証なしにできる理由やゼロカットシステムなどについて解説していきます。

※2020年11月16日時点で、BitMEXは日本国内居住者への入金・取引サービスを提供していません。

この記事でわかること(BitMEXの追証)


1. BitMEXってどんな取引所?

BitMEX(ビットメックス)は2014年に設立された仮想通貨(暗号資産)取引所です。親会社は香港に拠点を置いています。

1-1. 取り扱うすべての通貨でレバレッジ取引ができる

BitMEXでは12種類の通貨でレバレッジ取引が可能です。

  • XBT(ビットコイン/BTC)
  • ETH(イーサリアム)
  • XRP(リップル)
  • LTC(ライトコイン)
  • BCH(ビットコインキャッシュ)
  • EOS(EOSトークン)
  • TRX(トロン)
  • ADA(カルダノ)
  • BNB(バイナンスコイン)
  • LINK(チェーンリンク)
  • XTZ(テゾス)
  • YFI(yean.finance)

またBitMEXではビットコインが最大100倍、アルトコインが最大50倍と、国内取引所に比べて高いレバレッジをかけられるのが特徴です。国内取引所では自主規制により原則4倍を上限としていますが、将来的に最大2倍とする方針が定められています。(参考|暗号資産交換業者に関する内閣府令

1-2. 日本語にも対応

BitMEXは海外取引所ではありますが、日本語対応しています。アカウント登録・ログインはもちろん、取引ツールも日本語表示が可能です。

ただ「資金調達率(FundingRate)」など日本国内取引所では見かけない取引ルールも多いので、細かい確認が必要です。


2. BitMEXには追証がない

BitMEXには追証のルールがありません。

2-1. そもそも追証とは

追証は「追加証拠金」の略語です。一定以上の損失が発生すると追加での入金が求められるルールのことで、どの程度の損失で追証になるのかは、取引所ごとに基準が違います。

追証で入金をしないとポジションが強制決済され、取引終了となってしまうことも。BitMEXでは追証ルールがないので、追加で入金をしなくてもトレードを続けられます。

「追証なし=借金なし」ではない!

追証とは警告のようなものであり、追証がないからといって借金にならないというわけではありません。

相場が急変動して、決済注文が想定以上に不利なレートになったとき、口座残高がマイナスとなるリスクがあります。入金した証拠金以上の負債を抱えることになるので、借金を負っているのと同じ状態となるのです。

2-2. ゼロカットシステムを採用

BitMEXではゼロカットシステムという仕組みを導入しています。口座の残高がマイナスになったらゼロに戻してくれるシステムです。

相場があまりに乱高下すると、想定していないレートでの決済となり、大幅な損失が生まれて残高がマイナスになってしまうことがあります。マイナス分は借金となり、取引所に支払わなくてはなりません。

しかしゼロカットシステムを採用しているため、証拠金以上の損失が発生した場合は残高は0円になります。そのため入金した証拠金以上の負債を抱えることはないのです。

BitMEXは借金なしといわれることもありますが、その理由はゼロカットシステムです。なおこの仕組みはいくつかの海外取引所で導入されているものであり、国内の取引所には存在しません

2-3. 強制ロスカットはある

強制ロスカットとは、損失が一定以上になると、強制的に決済処理されるシステムのこと。保有ポジションの含み損が膨らみすぎないよう、強制的に損切されます。

追証のないBitMEXにも、強制ロスカットのルールは存在します

BitMEXの場合、取引する通貨ペアによってロスカットの基準が異なり、ビットコイン/USドルでは0.35%が維持証拠金の設定です。

高いレバレッジをかけて取引すると少し価格が下がっただけでもロスカットされるので、価格変動へのリスクが大きくなります。


3. BitMEXが追証なし・ゼロカットありにできる理由

BitMEXには追証がなく、さらにゼロカットによって口座のマイナス残高の損失をカバーしてくれます。このような仕組みを実現できる理由について見ていきましょう。

BitMEXは相場が急変動したときに顧客に大きな損失とならないよう、積み立てている保険基金があります。強制ロスカットになったポジションを精算するために必要なビットコインを、ユーザーに請求せずにBitMEXが補填しているということです。

保険基金は日々積み立てられており、以下のページで確認できます。トレード画面でも、「契約」→「保険基金」をクリックすれば確認可能です。

保険基金|BitMEX

2020年11月16日時点では、およそ36,785XBTが保険基金の残高として積み立てられています。


4. BitMEXの取引で注意すべきポイント

追証がなくゼロカットシステムがあるとはいえ、以下の点には注意が必要です

4-1. 損切を確実に行うこと

追証がないからといって慢心すると、強制ロスカットに引っかかることも。損失を放置するのではなく、あらかじめ決めたルール通りに損切を実行することが大切です。

損切をうまくできない方は、あらかじめ損をする可能性があることを前提とした取引ができていません。損切の明確なルールもなく、「いつか戻るだろう」などと安易に考えてしまい、さらに損失が膨らんでしまいます。

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新規注文を出す前に、利益だけでなく損失が発生した場合のシナリオも想定しましょう。価格やテクニカル指標などがどうなったら損切をするのかを決めておき、実際にそうなったらためらうことなく決済してください。

損切は損失を限定し、傷口を広げないために必要なアクションです。ポジション保有中にチャートを見ていられない間は、逆指値注文を入れておきましょう。

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4-2. レバレッジ倍率を上げすぎない

BitMEXでは100倍などのハイレバレッジをかけることもできます。しかしレバレッジ倍率が高すぎると損失が増すのも早く、あっという間に強制ロスカットになることも。

FX取引に慣れていない最初のうちは、2~4倍程度にしておくのがおすすめです。レバレッジを高くしたい場合は1回あたりの購入数量を減らしてポジションの総額を小さくし、複数回に分けてトレードするのもリスクを減らすことに有効です。


まとめ

BitMEXには追証がないため、損失が発生しても追加で証拠金を入金することなくトレードを続けられます。さらにゼロカットシステムを導入しており、大きな損失で口座残高がマイナスになっても0円にしてくれるため、入金した証拠金以上の負債を抱えることはありません。

しかし強制ロスカットルールはBitMEXにも存在しますので、証拠金維持率に気をつけながらトレードをしましょう。損切を確実に行うこと、レバレッジを高くしすぎないことが大切です。

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