ビットコインの時価総額は信頼の証! 世界の有名企業と比較してみた

ビットコインの時価総額

わずか数年で巨大な市場に発展したビットコイン。その価値は常に変動しています。

このような特定の市場全体の価値を評価する指標の1つに時価総額があります。

時価総額をチェックすると、

  • どういった仮想通貨が人気なのか
  • 市場規模はどの程度なのか

といったことを整理できます。

今回はビットコインの時価総額はいくらなのか、また、これまでどういった推移をしてきたのかをわかりやすく紹介していきます。

仮想通貨以外にも株式や企業の規模とも比べてみましたので整理してみてくださいね。

1. ビットコインの時価総額は現在約15兆円

ビットコインの価格

はじめにビットコインの時価総額についてみていきます。

1-1. 最高で33兆円!不動の人気ビットコイン

2009年に登場したビットコイン。わずか10年で時価総額は約15兆円(2019年6月4日時点)まで拡大しました。現在仮想通貨市場はわずかながら復帰の兆候を見せており、開発当初から数えるとかなりの拡大傾向を続けています。

特にビットコインは今もなお時価総額ランキングで常に1位の座に居続けています。まさしく仮想通貨の中でも一番人気の仮想通貨といえるでしょう。

そんなビットコインは2017年に過去最大の時価総額である約33兆円に達しています。これは米国企業で見ると、最大手の銀行であるバンク・オブ・アメリカや最大の小売業者であるウォルマートとほぼ同じ時価総額です。

では時価総額を見ることで何がわかるのか。まずは算出方法から見ていきます。

1-2. 時価総額は「流通枚数×市場価格」で算出される

仮想通貨における時価総額は「流通枚数×市場価格」という簡単な式で算出することができます。

流通枚数は特定の仮想通貨について現在発行されている量、市場価格は特定の通貨の現在取引されている価格のことです。これらを掛け算することで時価総額は算出できます。

仮想通貨の現在の時価総額はCoinmarketCapで確認しましょう。時価総額の高い通貨順に、名前も知らないような仮想通貨まで調べることができます。

時価総額の調べ方(CoinMarketCap)

時価総額が高いと何のメリットがあるの?
時価総額が大きい仮想通貨は比較的安全性の高い通貨であると言えます。
  • 保有している人が多く人気であること
  • ネットワーク参加者が多数おり、ネットワークが強固であること
  • 現在進行形で開発が行われており明瞭であること
といったことが挙げられます。
時価総額の高さは、仮想通貨を購入する際にどういった仮想通貨が安全なのかを評価することができる一つの指標でもあるのです。

2. これまでのビットコインの時価総額の推移

この章ではビットコインの時価総額がどのように推移していったのか簡単に見ていきましょう。

2013年-約1.5兆円:キプロス危機で時価総額が一気に11倍

2013年のビットコイン時価総額

2013年にキプロス危機が起こったことがきっかけで、ビットコインの時価総額が11倍にも膨れ上がる出来事が起きました。キプロス危機とは2013年に経済危機に陥っていたギリシャからのあおりで起こった金融危機のことです。

タックスヘイブン(租税回避地)の1つであったキプロスは、欧州諸国から資産を預けにくる富豪たちが多く集まっていました。預金残高を凍結したり、預金に対して税金を取ったりするような政策に機感を覚えた富豪たちが資産の逃避先の1つとして選んだのがビットコインだったのです。

金融危機によって自国通貨の信用が揺らいだことから、多くの資金がビットコインに流れました。

一気に資金が流入したことからビットコインの価格は1ヶ月間で1,000%上昇。当時1BTC=1万円程度だったのが、1BTC=11万円まで上昇しました。

2017年-約35兆円:“仮想通貨バブル”が起きる

2017年のビットコイン時価総額

2017年にはビットコインの時価総額最高値である約33兆円に達しました。この短期間で価格が急激に上昇していくことから“仮想通貨バブル”と呼ばれています。

これだけ時価総額が大きくなったのも、仮想通貨で大金を稼げることができるチャンスがあったからでしょう。SNSでは日夜ビットコインの価格を追うコメントが流れ、テレビでは仮想通貨取引所のCMやビットコインの価格を取り上げるような報道がありました。

仮想通貨が技術者だけでなく私たち一般人の目にも触れるような機会が増えたため、どんどん新規の資金が流入してきたのです。

そのせいか仮想通貨を保有しているだけで稼げることができた、なんてこともありました。

しかし、それも長くは続きません。2018年の年初に、バブルは弾け仮想通貨全体で価格が急落します。

現在-約15~16兆円で推移している

2018年以降のビットコイン時価総額

仮想通貨バブルが弾けてからというもの、仮想通貨市場は低迷し続けています。ビットコインの時価総額は最高値である約35兆円から約6兆円まで下落し、2019年5月には15兆円まで回復したもののまだ最高値には手が届きません。

2019年は2018年とは違い仮想通貨市場にも活気が戻ってくると噂されており、その事から投資家の動きも活発になるかもしれません。今後の動きには注意しておく必要があるでしょう。

3. 時価総額の高い仮想通貨トップ10

仮想通貨の時価総額

この章では、時価総額が高い仮想通貨トップ10を順に紹介していきます。下記に記載したデータは、CoinMarketCapから出展しており、2019年6月4日時点のものになります。

1位:ビットコイン(BTC)-時価総額約15兆円

初めて誕生した仮想通貨がビットコインです。特定の組織に管理されることなく、いつでも、誰でも、低コストで高速送金を行うことができます。

2位:イーサリアム(ETH)-時価総額約3兆円

イーサリアムとはスマートコントラクトの実装や分散型アプリケーションを構築することができるプラットフォームの名称です。また通貨としてのイーサリアムはこのプラットフォーム上での取引に使用します、ビットコインのような決済を目的とした通貨とは違い、トークンと呼ばれる代替通貨を新たに発行することができるのが特徴です。

3位:リップル(XRP)-時価総額約1.9兆円

XRPは、特定の管理者が存在しないビットコインとは異なり、運営組織が存在する仮想通貨です。BtoB向けの国際送金に特化しており、ビットコインよりも低コストかつ高速で送金を可能にします。

4位:ビットコインキャッシュ(BCH)-時価総額約7,700億円

ハードフォークによってビットコインから分裂して誕生したのがビットコインキャッシュです。ビットコインをベースに、より決済に特化した特徴を備えており、わずかな手数料で送金を可能にします。

5位:ライトコイン(LTC)-時価総額約7,000億円

ビットコインの次に誕生し、オルトコインの中で最も古いのがライトコインです。ライトコインもビットコインを基盤とし、決済を目的とした通貨として設計されています。

6位:イオス(EOS)-時価総額約6,600億円

イーサリアムと同じく分散型アプリケーションプラットフォームとして開発されているのがイオスです。イオスの特徴として、トランザクションの処理速度が高速でネットワークが混雑しないこと、ネットワーク内での取引手数料がかからないことが挙げられます。

7位:バイナンスコイン(BNB)-時価総額約4,600億円

仮想通貨取引所バイナンスが発行している仮想通貨がバイナンスコインです。バイナンスコインはバイナンスの取引手数料を割引することができたり、仮想通貨プロジェクトのトークン販売に利用できたりと、仮想通貨取引所の利用特典といった用途があります。

8位:ビットコインSV(BSV)-時価総額約4,300億円

2018年12月にビットコインキャッシュのハードフォークで誕生したコインです。「サトシナカモトの提唱したオリジナルのビットコインである」ことを掲げ、ブロックサイズの拡張によるスケーラビリティ問題の解消や、ゼロ承認の実装を目指しています。

9位:テザー(USDT)-時価総額約3,100億円

テザーとはステーブルコインと呼ばれる通貨の一つで、基軸通貨となる法定通貨や仮想通貨などの価格と連動しています。テザーはアメリカドルと1対1の割合で連動する設計になっています。

10位:ステラ(XLM)-時価総額約2,900億円

ステラはリップルの創業者が中心となって開発を行っており、XRPをベースに作られています。XRPと同様に国際送金に特化した仮想通貨でありますが、ステラは個人利用を目的とし少額決済に強みを持っています。

4. ビットコインの時価総額をいろいろな市場規模と比較してみた

世界の競合

この章では、ビットコインの時価総額がどのくらいの規模なのかを、いろいろなものと比べてみました。

4-1. 国内企業トップのトヨタの約5分の3

国内企業トップの時価総額を誇るトヨタ自動車は約21兆円の規模を有しています。

トヨタ自動車は設立されてから72年。ビットコインは開発から10年しか経っていませんが、ビットコインの時価総額はトヨタ自動車の約2分の1以上あります。

出典|yahooファイナンス

国内企業でビットコインと近い時価総額を持つ企業は、ソフトバンクグループやNTTグループが挙げられます。

4-2. 世界トップクラスの時価総額を有するアップル社の約6分の1

世界トップクラスの時価総額を誇るIT企業アップル社は約86兆円です。アップル社が設立されてから42年です。ビットコインの6倍強の時価総額を有しています。

出典|yahooファイナンス

米国企業でビットコインと同じ規模を有しているのは、エネルギーやインフラなどの複合企業であるゼネラル・エレクトリックや、建設機械大手のキャタピラーなどがあります。

4-3. 金(ゴールド)の市場規模の約60分の1

金(ゴールド)の市場規模は約830兆円あるともいわれており、ビットコインの55倍を有しています。ビットコインはデジタルゴールドとも呼ばれており、金とよく似た性質を持っています。

共通点としては、

  • 絶対量に上限がある
  • 偽造することができない
  • 採掘コストがかかる
  • 希少価値がある

といったものがあります。

長年安定的な資産として価値を有してきた金ですが、最近では金よりもビットコインのほうが優れているという意見もあります。

参考|All of the World’s Money and Markets in One Visualization

4-4. 世界全体の株式時価総額の約500分の1

2018年の株式時価総額を合わせると世界全体で約7,600兆円あるといわれており、ビットコインの時価総額の約500倍あります。

出典|World Federation of Exchanges

まとめ

ビットコインの時価総額に注目し、市場の規模感を整理してみました。

やはり金や株式の市場規模とはまだまだ大きな差がありますが、仮想通貨市場にもまだこれだけの成長余地があるとも考えることができます。

いまだ仮想通貨市場は低迷が続いていますが、時価総額1位に君臨し続けるビットコインは、これからまた2017年のように活気が戻ってくる可能性もあるのではないでしょうか。