[2020年版]ビットコインを安全に保管しよう|ウォレット4選・選び方

ビットコインのウォレット

ビットコインを購入したあと、自分の資産をどう守るかを考えてウォレットの存在が気になっているのでしょうか?

それとも、ビットコイン投資を始めるにあたって不安を拭うためにウォレットを調べているのでしょうか?

ウォレットを使えば、資産のセキュリティレベルを上げて自分で守ることができるようになります。今回は、そんなビットコインのウォレットについて詳しく紹介します。

この記事でわかること(ビットコインのウォレット)


1. ビットコインのウォレットは資産の用途で選べ

ウォレットはビットコインを保管するものですが、実際に仮想通貨が入っているものではありません

ウォレットに入っているのは、所有権のあるコインへアクセスできる秘密鍵です。

ビットコインを使って取引するとき、この秘密鍵を使ってブロックチェーンにアクセスして、自分の仮想通貨を動かしているのです。

そんなウォレットには大きく分けてホットウォレットコールドウォレットの2種類があり、用途によって使い分ける必要があります。

コールド
ウォレット
ネットワークにつながっていないので安全 利便性:低
安全性:高
ホット
ウォレット
ネットワークにつながっているのですぐに使える 利便性:高
安全性:低

 
 ▶【何が違う?】ホットウォレットとコールドウォレットの使い分け方

すぐに使う資産はホットウォレット

ネットワークに接続された状態で利用するのが、ホットウォレットです。

ネットワークに接続されていますので、リアルタイムにブロックチェーンにアクセスすることができ、好きなタイミングで送金することができます。

イメージ的には、現金を入れていつでも使えるようにしておく小銭入れ財布のようなものでしょう。

ホットウォレットには、その形態によって次のような3種類があります。

ウェブウォレット
ウェブ上のウォレットサービス。秘密鍵は運営企業が管理している場合が多いが、利用者が管理するものもある。
デスクトップウォレット
パソコンにインストールして使用するウォレットソフト。秘密鍵の管理は利用者が行う。
ウォレットアプリ
スマホにインストールして使用するウォレット。秘密鍵の管理は利用者が行う。他のホットウォレットと連動しているものも多い。

ホットウォレットはネットワークに接続した状態で使用するため、常にハッキングのリスクがつきまとっています。また、オンラインサービスであるウェブウォレットの場合は運営会社の管理体制も意識しなければいけないでしょう。

ホットウォレットの危険性や適切な使い方については、次の記事で詳しく説明しています。

ホットウォレットは危険?利便性を理解して上手に付き合う方法

ホットウォレットは利便性を高めるため安全性が低くなってしまいます。そのため、高額の保管は避けるようにしてください。

長期保管する資産はコールドウォレット

ネットワークから切り離してハッキングのリスクを下げた状態で保管するのが、コールドウォレットです。

保管された秘密鍵を使用するためには一度ホットウォレットを使わないといけませんので、頻繁に取引するような場合には適していません

ATMで現金をおろしてからでなければ使えない銀行口座のようなイメージが妥当でしょう。

コールドウォレットには、その形態によって次のような種類があります。

ペーパーウォレット
秘密鍵を紙に印刷して保管する。秘密鍵を使用するにはホットウォレットに秘密鍵を入力する必要がある
ハードウェアウォレット
秘密鍵を専用の機器へ保管する。秘密鍵を使用するにはパソコンに接続する必要がある

コールドウォレットについては、以下のサイトで詳しく解説しています。

コールドウォレットとは? 仮想通貨のハッキング対策方法を解説

安全性を考慮すると高額を保管する場合だけではなく、頻繁に取引しない場合は少額でもコールドウォレットへ保管しておくことをおすすめします。


2. おすすめのビットコインウォレット

ユーザー数や公開されている情報の多さなどから判断した、おすすめできるビットコインウォレットを紹介しましょう。

それぞれをセキュリティの高さと利便性で格付けすると、次のようになります。

ウォレット 種別 安全性と利便性
ブロックチェーン ウェブウォレット 利便性:★★★★★
安全性:★☆☆☆☆
Electrum デスクトップウォレット 利便性:★★★☆☆
安全性:★★☆☆☆
BRD(旧:bread)ウォレット ウォレットアプリ 利便性:★★★★☆
安全性:★★★☆☆
TREZOR  ハードウェアウォレット 利便性:★★☆☆☆
安全性:★★★★★
ペーパーウォレット ペーパーウォレット 利便性:★☆☆☆☆
安全性:★★★★★

種別ごとに少し詳しく紹介していきましょう。

ウェブウォレット

ウェブ上のウォレットサービスに保管するのが、ウェブウォレットです。ブラウザ上で動作するため動作環境をそれほど選ばず、どこでも取引ができる利点があります。

ただし、秘密鍵の管理を運営企業が行う場合もあるためセキュリティリスクが高く、使用する分だけ保管する財布と考えなければいけません。

ブロックチェーン
ビットコインのウォレット(ブロックチェーン)
出典:BLOCKCHAIN.COM

ビットコインのウェブウォレットとして有名なのは、「ブロックチェーン」でしょう。名前がややこしいので、「Blockchain.info」とも呼ばれています。

無料で使えるのでユーザー数が多く、パソコンだけではなくスマホからも使える高機能ウォレットとして人気です。

ビットコイン上級者向けウォレット「ブロックチェーン」を徹底解説

デスクトップウォレット

パソコンにインストールして使用するウォレットです。秘密鍵をユーザーが保管することでセキュリティを担保しています。

インストール用のファイルの入手先に気を付けなければ、ウイルス感染したものをインストールしてしまうリスクがあります。

また、インストール先のパソコンのセキュリティ管理も徹底しなければ、保管している秘密鍵が漏洩してしまう可能性もあります。常にハッキングの脅威にさらされていることを意識しながら使用しましょう。

デスクトップウォレットでおすすめなのは、「Electrum」です。

Electrum
ビットコインのウォレット(electrum)
出典:ELECTRUM

軽量なデスクトップウォレットで、無料で使える上日本語にも対応しているため人気があります。

機能も豊富でオフライン環境でも取引を行える「コールドストレージ」機能など、機能が豊富なウォレットとしても定評があります。

ウォレットアプリ

スマホ上で動作するウォレットがウォレットアプリです。

登場した当初はウェブウォレットやデスクトップウォレットの一部の機能を搭載したおまけ程度でしたが、いまではウォレットアプリ単体ですべての操作を行えるものも登場しています。

スマホを使うため比較的安全性が高く、いつでもどこでも手軽に使える利便性もあるバランスの良いウォレットと言えるでしょう。

BRDウォレット
ビットコインのウォレット(BRD)
出典:BRD

シンプルで使いやすいウォレットアプリで、利用料は無料。日本語にも対応しています。機能が絞られている分、初心者でも迷わず操作できることが魅力です。

以前は「breadwallet」という名称でしたが名称変更しています。

BRD(旧:bread)ウォレットの作り方&基本の使い方

ハードウェアウォレット

ネットワークから切り離した専用の機器に秘密鍵を保管することで、ハッキングのリスクを最小限に抑えたウォレットです。

送金時はパソコンに接続する手間がかかりますが、秘密鍵を意識する必要がないので利便性は高いでしょう。

TREZOR
ビットコインのウォレット(TREZOR)
出典:TREZOR

ハードウェアウォレットの中でも対応通貨数の多いのがTREZORです。

\「TREZOR」日本正規販売店/
TREZOR(トレザー)

値段は端末の種類によりますが、おおよそ1万円前後で購入することができます。日本語での情報も多いので、初めて使うハードウェアウォレットとしておすすめです。

その他にも、以下の記事でハードウェアウォレットを紹介していますので参考にご覧ください。

仮想通貨の安全保管にはハードウェアウォレット!お勧め4種と使い方

偽物に注意

ハードウェアウォレットは通販で購入するケースがほとんどです。購入する際は必ず公式代理店で買いましょう。
中古のものや販売元が不明なものの場合、復元フレーズがコピーされていたり偽造されていたりするせいで資産が盗まれる可能性があります。

ペーパーウォレット

ハードウェアウォレットは1万円程度で購入することになりますので、保管する仮想通貨の金額によってはコストがかかりすぎるかもしれません。

その点、ペーパーウォレットは紙に印刷するだけですのでほぼ無料で作ることができます。紙ですので保管も簡単です。

ただし、出金するためには他のウォレットに秘密鍵を入力して連携する必要がありますので、頻繁に取引するような場合には向いていません。

【盗難対策】ビットコイン用ペーパーウォレットを作ろう!


3. なぜウォレットを使うのか

ウォレットを使う理由は、仮想通貨を安全に保管するためです。

仮想通貨投資をしている人は、取引所で購入した仮想通貨をそのままにしている人が多いかもしれません。取引のことを考えれば、その方が便利だからある程度は仕方がないと考えているのかもしれません。

しかし、取引所に預けたままにしていると、その資産のセキュリティを取引所に一任することになります。

また、取引所は企業です。経営が行き詰まるなどして突然閉鎖されて引き出せなくなる可能性もあります。

それらのリスクを回避して、自分の資産を自分で管理するためにウォレットを使うのです。

ビットコインは本当に安全? 仮想通貨が危険だと言われる理由とは

仮想通貨流出事件

取引所は様々な対策を採っていますが、取引所への攻撃が成功した場合はリターンが大きいため様々な攻撃にさらされています。そのため取引所が犯罪者から利用者の資産を完全に守り続けるのは簡単なことではないでしょう。

いつ新たな手法で襲われるかもしれない場所に大切な資産を預けておくのは、危険なことです。

仮想通貨の流出はなぜ起こる? 被害総額ランキング1位は日本の取引所

取引所へのハッキングだけじゃない

「ウォレットを使えば安全」だと過信しないようにしましょう。

ホットウォレットは常にネットワークに接続していますので、ハッキングのリスクがつきまとっています。

コールドウォレットに保管していても、出金操作でフィッシングサイトに間違って秘密鍵を入力したりウイルス感染したパソコンに接続したりすれば簡単に資産を失います。

仮想通貨は常に狙われているのです。取引所へのハッキングによる被害を回避できても、自分の不注意で簡単に失われてしまいますので注意しなければいけません。

すべて自己責任

国家や団体に縛られず誰にも管理されない仮想通貨の基本原則は、「自己責任」です。

日本では法整備が進んでいるので大丈夫な気がしている人もいるかもしれませんが、勘違いしてはいけません

整備されているのは、取引所が利用者に不安を抱かせないようなしくみを作ることや犯罪に使われないようにすることで、個々人の仮想通貨の所有権を守るものではないのです。

仮想通貨は形のないものですので、「自分の資産を自分で守る」という意識は現金以上に持っておかなければいけません。


まとめ

ビットコインは、ウォレットを使うことで安全に便利に保管することができます。

ただし、その性質をしっかりと理解して適切なものを使わなければ、セキュリティリスクが高くなってしまいますので、気を付けなければいけません。

  • すぐに使う資産はホットウォレットに保管する
  • 保持する資産はコールドウォレットに保管する
  • ウェブウォレットは利便性が高いが安全性は低い
  • デスクトップウォレットはインストール時に注意
  • ウォレットアプリは利便性と安全性のバランスが良い
  • ガチホするならコールドウォレットを使おう
  • 取引所へ預けたままにするのはセキュリティリスクが高い
  • ウイルスや個人へのハッキングも考慮すること

仮想通貨は自己責任が基本です。ビットコインへ投資しているのであれば、取引所へ預けたままにせず必ずウォレットを使うようにしましょう。

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