手入力不要!データを自動取得する「コインボード」で資産を一括管理

仮想通貨取引で大切なのが資産管理。わかってはいても、いちいち取引所にログインして確認するのは面倒ですよね。特に複数の取引所を使用していると、その手間は何倍にもなってしまいます。

そんなときに便利なのが、ポートフォリオツール。

ポートフォリオを作ると自分の資産状況が一目でわかるので、どのくらい損益が出ているのかの把握に便利。また、過剰な投資を防ぐことにもつながります。

この記事で解説するコインボードは、取引所の資産情報を自動的に取得し管理できるタイプ。取引所へログインしなくても、持っている資産が一目でわかります。円グラフ機能もあるので、分散投資に活かすことも可能です。

記事の前半では、コインボードの特徴やメリットについて解説します。すぐに使い方を知りたいという人は、「4.コインボードの使い方」からどうぞ!

1.「コインボード」と他資産管理ツールの比較

コインボードは、アプリではなくwebサービスです。完全スマホ対応なので、スマホでも快適に操作可能。現在アプリ版の制作を進めているそうです。

国内でよくつかわれている「クリプトフォリオ」「ブロックフォリオ」との違いを比較してみましょう。

コイン
ボード
ブロック
フォリオ
クリプト
フォリオ
API連携××
円グラフ×
価格監視×
アラート××
ニュース×
対応
取引所数
10
(国内4)
150以上
(国内6)
45
(国内7)
対応
通貨数
400
以上
3,000
以上
2,100
以上
日本語
対応

2018年8月14日時点
コインペディア運営委員会調べ

クリプトフォリオやブロックフォリオと大きく違うのは、取引所APIによる保有資産の自動取得。自動的にデータを更新して円グラフに反映してくれるので、手入力が一切不要です。

APIとはアプリケーションプログラムインターフェイス(Application Program Interface)の略。あなたに代わって、指定した処理を自動で行ってくれるプログラムです。取引所のAPIと連携することで、プログラムが口座の情報を取得してくれます。

円グラフと推移以外の機能がないので、とにかく画面がシンプル。情報収集よりも現状把握に特化したツールといえるでしょう。

2. 手入力不要!取引の多い人にピッタリの自動データ取得

2_digitalimage_and_portofolio

コインボードは自動データ取得なので、実際の数値と入力値の誤差がありません。連携済の取引所に入れてあるものに関しては正確な数値が反映されるので、購入したコインの存在を忘れてしまうことも防ぐことができます。

そして手入力がないのでとにかく楽

手入力の場合、一つの取引を入力するのに価格時間は約1分弱。取引回数が多いと、全部入力するだけでかなりの時間と手間がかかる上、うっかり登録が漏れてしまう危険も。実際の資産とポートフォリオに大きなずれがあっては意味がないので、頻繁に取引をする人や手入力が面倒という人にはピッタリです。

正確な情報を知ることは、効率的な投資の第一歩。誤った情報で判断すると、損失のリスクや儲かるチャンスに気付けないということにもなりかねません。

特に頻繁に取引をする人にとっては、自動データ取得は、時間と手間の大幅な節約にもつながるので、より効率的な取引を行うことができるのではないでしょうか。

3. コインボードのメリット&デメリット

この章では、コインボードを使う上でのメリットとデメリットについて紹介。具体的な使い方は「4. コインボードの使い方」で解説していきます。

3-1. メリット

まずは、データの自動取得を含む3つのメリットを紹介。

  • 取引所から自動的にデータを取得してくれる
  • 円グラフで保有資産割合を可視化
  • 全体的な資産の増減がわかる

こちらの3点について、以下で詳細を解説します。

取引所から自動的にデータを取得してくれる

コインボードの最大のメリットがこれ! 取引所とAPI連携の設定をするだけで、手入力は一切不要。API設定に馴染みのない人でも5 分程度ですぐに設定できます。連携した取引所の取引履歴をすべて自動で取得してくれるので、入力忘れの心配もありません。手動入力に変更することもできます。

API連携の設定方法はこちら

円グラフで保有資産割合を可視化

取得データを円グラフにしてくれるので、どのコインが総資産のどのくらいの比率になっているかが一目瞭然。総資産だけでなく、どの取引所にどれだけ資産を保有しているかの比率や、取引所別の保有コインの比率も確認できます。

総資産グラフを分散投資に活かす方法はこちら

全体的な資産の増減がわかる

資産推移グラフによって、累計でどのくらいの資産増減があるのかすぐに確認可能。中長期的な目線を持てるので、目先の価格の動きに慌てることなく、冷静に投資計画を立てやすくなります。

3-2. デメリット

コインボードのデメリットは以下の2点。

  • 対応している取引所が少ない
  • ウォレットへの対応がない

どちらも取引所APIを利用するコインボードならではのデメリットといえるかもしれません。以下で詳細を解説します。

対応している取引所が少ない

対応している取引所は2018年8月14日時点で10カ所。随時対応してほしい取引所のリクエストを受け付けていますが、手動入力と違いAPIを使用するため、取引所でのAPI公開状況や仕様により対応が難しい場合もあるようです。

連携済取引所(公式発表
Binance, bitbank, bitFlyer, Bittrex, Coincheck, Kraken, Liqui, Poloniex, Quoinex, Zaif

ウォレット未対応

2018年8月時点でウォレットには未対応。公式発表によると、ウォレットへの連携ができるよう開発中とのことなので、近いうちに対応できるようになるかもしれません。

4. コインボードの使い方

この章では、APIの設定方法など具体的な使い方を解説します。

4-1. 最短2分で登録完了

コインボードのユーザー登録は「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」の3つの項目だけで完了します。

まずは「Coinboardを始める」をタップします。

coinboard_4-1_register

 

必要事項を入力し、「アカウントを作成」をタップします。

coinboard_4-1_register2

登録したメールに、以下のメールが届きます。リンクをタップしましょう。

coinboard_4-1_register3

以下の画面が出たら登録完了です。

coinboard_4-1_register4

4-2. API連携は初心者でも簡単

初めてログインすると以下の画面が出てくるので、さっそくAPIの連携設定をしてみましょう。

coinboard_4-2_api1

「API連携をはじめる」をタップします。

API設定画面が開きます。ここにAPI連携に必要な「APIキー」「APIシークレット」を入力していきますが、APIキーとAPIシークレットは、取引所の画面から取得します。コインボードのAPI登録画面にも取引所別の設定ガイドがあるので、手順を見ながら設定していきましょう。

coinboard_4-2_api2

今回はビットバンクのAPIと連携してみます。ビットバンクにログインし、メニュー画面から「API」をタップします。

coinboard_4-2_api3-4

APIキーの発行をタップ。

coinboard_4-2_api5

設定画面が出てきます。

coinboard_4-2_api6

①ラベル:好きな名前で登録できます。コインボードに使うので、わかりやすくcoinboardにしました
②権限:必ず「参照」を選んでください
③二段階認証コード:GoogleAuthenticaterなど、取引所に登録している方法で二段階認証コードを入力します
④SMS:「SMS認証コードを取得」をタップするとSMSに6桁のコードが届きます。受け取ったコードを入力します
⑤最後に「確認する」をタップします

APIの発行確認画面が表示されます。権限が「参照」になっていることを確認し、「発行する」をタップしてください。

coinboard_4-2_api7

「参照」以外を選ぶと何が起こる?
APIはあなたに代わって取引口座を操作するプログラム。取引や出金の権限を与えてしまうと、アプリがハッキングされた時に、アプリのプログラムを経由して取引や出金が可能になってしまいます。万が一のときに備えて、権限は最小限にしておきましょう。

発行が完了すると、APIの画面に以下のように表示されます。「確認」をタップしてください。

coinboard_4-2_api8

確認をタップすると、二段階認証とSMS認証を求められるので、API発行と同様に入力します。入力が完了すると、「APIキー」と「シークレット」が確認できます。

coinboard_4-2_api9-10

コインボードのAPI登録画面に、APIキーとシークレットをそれぞれコピー&ペーストします。

最後に「API情報を登録」をタップして、登録完了です。

追加でAPI設定を行いたいときは、トップページ右上にあるメニューの「設定」で追加可能です。

coinboard_4-2_api11

4-3. 総資産グラフを分散投資に活かす

円グラフで、コインの保有比率が一目でわかります。どのコインを日本円比率でどのくらい保有しているかが一目瞭然なので、分散投資をするときの参考にできます。

coinboard_4-3_totalgraph1

BTCの保有率を多めにすると比較的安定した運用ができる

仮想通貨は非常に値動きが大きいという特徴がありますが、オルトコインに比べるとビットコインの値動きは比較的安定しています。そのためビットコインを多く保有することで、資産全体の値動きを抑えやすく、また開発停滞などによる価値の喪失のリスクも低くすることが可能です。
億り人を狙う場合は、よりマイナーなコインに投資したほうがチャンスはありますが、その分資産をそのまま失うリスクも高くなります。
参考:ポートフォリオの組み方付!便利な仮想通貨管理ツール6選を一覧比較

4-4. 取引所ごとの保有状況を確認する

コインボードでは、コインごとの比率だけでなく、取引所ごとの比率も見ることができます。

メニューの「取引所一覧」をタップします。

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各取引所に入れている資産の比率が、円グラフで表示されます。複数の取引所を併用している場合は、どこか一カ所に資産が偏っていると取引所がハッキングなどの被害に遭ったときの被害が大きくなってしまうので、定期的に見直すようにしましょう。

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「詳細」をタップすると、取引所ごとのポートフォリオを確認することができます。

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4-5. 総資産推移で累計の増減を振り返る

トップページから「総資産推移」を見ることができます。

投資全体でどれくらいの増減があったのかを視覚的に見ることができるので、コイン単独の価格変動に慌てることなく自分の資産変動を確認することが可能。過剰な金額を投資していないかを知ることにも役立ちます。

coinboard_4-5_chart1

まとめ.

この記事では、取引所のAPI連携で自動的にデータを取得できるポートフォリオツール「コインボード」について、使い方を解説しました。

  • API連携で取引所から自動的にデータを取得できるため、手入力不要
  • 総資産円グラフ、取引所別円グラフなどで、分散投資状況を確認しやすい
  • 資産推移で全体的な資産の増減を確認しやすい
  • ウォレットには対応していないが、対応に向け開発中
  • 対応取引所は10社

コインボードは取引所に置いている資産を管理できるツールですが、普段の取引に利用しない資産や大きな資産はウォレットでの保管をおすすめします。

その場合は手入力で資産管理ができる「クリプトフォリオ」や、ウォレットに連携できる「コイン相場」を併用すると、取引所保管分もウォレット保管分も管理できるので便利。以下の記事では様々なポートフォリオツールを比較しています。

資産管理は投資の要。過剰投資をしない、目の前のチャートに慌てないなど、冷静に自分の資産状態を確認することが、思わぬ失敗を防ぐための近道といえます。

ポートフォリオツールを活用して確認の手間を減らしつつ、計画的な投資を心がけていきましょう。