税金計算に役立つCryptactの使い方やエラーの対処法を解説

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税金計算に超便利!

そんな噂を聞いて、Cryptactを使おうと思っているあなた。このツールは仮想通貨の年間損益計算があっという間に完了する、とても優れたツールなんです。しかもすべての機能が無料で使い放題! 一度使えばもう手放せません。

この記事ではCryptactの特徴や使い方、エラー時の対処法を徹底的に解説。ぜひ税金計算に役立ててください。

1. 無料の損益計算ツール『Cryptact』

cryptact_peculiarity

画像参照:Cryptact公式サイト

Cryptact(クリプタクト)は税金計算の際に必要になる年間の仮想通貨損益を、カンタンな操作をするだけで算出できる無料のオンラインサービス。正式名称は『tax@cryptact』です。

2017年1224日にリリースし、2018810日現在は30,000人が利用しています。特徴は以下の通り。

Cryptactの特徴
  • 対応取引所数18、仮想通貨は2,000種類以上に対応
  • 未対応取引所での取引履歴もアップロードできる
  • 所得の計算は移動平均法、総平均法、FIFOLIFOから選択
  • マイニングや支払いで生じる所得計算も可能
  • 法人取引にも対応
  • 二段階認証が設定できる
  • 自分に合った税理士を探してもらえる

現在はAPIによるデータ連携には未対応ですが、対応も視野に入れているようです。今後はさらに使いやすくなるかもしれません。

Cryptactに対応している取引所は、以下のリストをご覧ください。

【国内の仮想通貨取引所】

  • bitbank
  • bitFlyer
  • BITPOINT
  • Coin Check
  • GMOコイン
  • QUOINEX
  • Zaif

【海外の仮想通貨取引所】

  • BINANCE
  • Bitfinex
  • Bittrex
  • Cryptopia
  • Changelly
  • CoinEx
  • CoinExchange
  • HitBTC
  • KRAKEN
  • MERCATOX
  • Poloniex

対応取引所の最新情報はコチラから!

また、取引所ごとに対応している取引方法が異なります。現物取引はすべての取引所で対応していますが、レバレッジ取引などは未対応のケースも。取引所別の対応取引は公式が公開している以下のファイルを参照してください。

tax@cryptact 取引所別対応状況(2018年3月9日時点)

2. 超カンタン!Cryptactの使い方を画像付き解説

Cryptactの使い方は、公式からYouTubeにアップされています。

この動画を見れば使い方がカンタンで、すぐに損益計算ができる様子が伝わってくるのではないでしょうか。

2章では登録方法から実際に使う時の操作方法まで解説していきましょう。損益額を算出するための大まかな流れは以下の通りです。

  1. 登録&ログイン
  2. 取引所を選択
  3. CSVファイルをアップロード

2-1. 1分で完了!登録&ログイン方法

登録&ログインは1分あれば完了します。画像と照らし合わせながら登録してみてくださいね。

まずはユーザー登録ページで利用規約を一読し、以下の項目を記入&チェックし登録ボタンを押します。

①ユーザー名
②メールアドレス
③パスワード
④パスワード(確認)
⑤利用規約の同意
⑥bot対策

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登録したアドレスへ確認メールが届きます。添付されているリンクをクリックしメールアドレスの承認を行いましょう。

cryptact_registration_adn_login_02

リンク先へ飛ぶと登録メールアドレスが認証され、ログインページが表示されます。登録したメールアドレスとパスワードを入力するとログインが完了します。

cryptact_registration_and_login_03

▼新規登録はコチラから▼

▼アカウントをお持ちの方はコチラからログイン▼

2-2. 使い始める前にカスタム設定しよう

使い始める前に設定を確認しましょう。ログイン後のページの右上にあるユーザー名へカーソルを合わせると「設定」を選択できます。

cryptact_setting_01

設定ページで編集できる項目は以下の2点。

  • 2段階認証設定
  • 帳簿

cryptact_setting_02

それぞれ「編集する」ボタンを押すと内容の変更が行えます。自分用にカスタマイズしましょう。

2-3. カンタン1分!取引履歴のアップロード

Cryptactでは、取引履歴の読み込みがあっという間に終わります。所要時間は約1分! やり方を紹介してきます。

メニューバーにある「tax@cryptact」をクリックします。

csv_upload_01

取引所からエクスポートしたCSVファイルを順番にアップロードしていきます。「ファイルをアップロード」というボタンをクリックしましょう。

csv_upload_02

これからアップロードする取引所を選択します。選択は1ヵ所ずつしかできないので、複数の取引所を利用している人はその数の分だけ作業をくり返す必要があります。アップロードする順番は関係ないので、今回はbitbank.ccからアップデートをすることにしました。

csv_upload_03

指定箇所にCSVファイルをドラッグ&ドロップします。モードは「追記」と「上書き」が選択可能。新規ファイルの場合は追記を選択しましょう。タイムゾーンは変更する必要はありません。準備ができたら「アップロード」をクリックします。

csv_upload_04

1秒もせずにファイルがアップデートされました。アップロードしたデータは下の画像のように表示されます。

csv_upload_06

続いてbitFlyerでの取引履歴を読み込んでいきます。画面右上にあるアップロードボタンをクリックし、先ほどと同じように取引所を選択します。

csv_upload_05

bitFlyerは取引の種類を3パターンから選択できます。今回当てはまるのは一番左の「bitFlyer」をクリック。上で紹介したやり方と同じ要領でCSVファイルをアップデートします。

csv_upload_07

各取引所のデータのアップロードが済むと、トータルの損益が画面上部に表示されています。この金額を税金計算の参考にしましょう。

2-4. 人気取引所の取引履歴ファイル取得方法

2018年810日現在Cryptactで対応している取引所のなかから、24時間の取引高が高い国内の取引所3社の取引履歴CSVファイル取得方法を紹介していきます。

bitbank(ビットバンク)

ログイン後、メニューから「取引履歴」を選択します。

bitbank_csv_get_01

画面右下にある「2(48時間)以前のデータはこちらから検索できます」という案内の「こちら」をクリック。

bitbank_csv_get_02

「通貨ペア選択」にある検索をクリックすると、すべての通貨ペアの取引履歴が表示されます。「CSVダウンロード」をクリックすればファイルが取得できます。

bitbank_csv_get_03

bitFlyer(ビットフライヤー)

ログイン後、画面左のメニューから「お取引レポート」ページへアクセスします。

bitFlyer_csv_get_01

「お取引レポートダウンロード」にある緑のボタンをクリックすると、CSVファイルが取得できます。今回使ったのは「すべてのお取引」から取得したCVSファイルです。

bitFlyer_csv_get_02

Zaif(ザイフ)

ログイン後、画面右上のメニューから「取引」を選択。

zaif_csv_get_01

画面左上のメニューから「取引履歴」をクリックします。

zaif_csv_get_02

「csv download」をクリック。

zaif_csv_get_03

「取引履歴CSV」をクリックすると取得できます。

zaif_csv_get_04

2-5. カスタムファイルの読み込み方

使っている取引所が未対応の場合でも問題ありません。カスタムファイルをつくれば、対応取引所と同じようにアップロードできますよ。やり方は取引所から取得したファイルをアップデートする方法と相違ありません。

上で紹介したやり方と同じようにアップロードボタンをクリックし、「Custom/カスタム」を選択しましょう。

custom_file_upload_03

規定のフォーマットで作成したCSVファイルをドラッグ&ドロップ

custom_file_upload_01

準備完了と表示が出たらアップロードします。

custom_file_upload_02

Cryptactの公式サイトではカスタムファイルのサンプルを取得できます。規定のフォーマットとなっているので、ダウンロードして自分の取引履歴に書き換えて使ってください。

サンプルファイルの取得ページ

▼カスタムファイルのつくり方▼

カスタムファイルに入力する各項目の記載内容は以下の通りです。

A列「Timestamp

取引時刻を入力する項目です。「西暦//日 時::秒」という形式で記入します。
記入例:2018/07/17 12:34:56

B列「Action

以下の項目から選択し、英語入力しましょう。

  • BUY(購入)
  • SELL(売却)
  • PAY(支払い)
  • MINING(マイニング)
  • FEE(手数料)
  • BONUS(ボーナス)
  • LENDING(レンディング)

記入例:BUY

C列「Source

取引所名や購入した商品の名前を入力するメモ欄です。日本語入力でOK。未入力でもアップデートできます。
記入例:飲食店で決済

D列「Base

主軸通貨を入力する項目です。対応している仮想通貨や法定通貨は、主要なビットコインやイーサリアム、日本円などがあります。詳しくはコチラのページから確認できるのでチェックしてみてください。
記入例:BTC

E列「Volume

購入や売却した仮想通貨の数量を入力する欄です。
記入例:0.001

F列「Price

購入時の時価総額を入力します。
記入例:800000

G列「Counter

決済通貨を入力する項目です。対応している仮想通貨や法定通貨はコチラのページから確認できます。
記入例:JPY

H列「Fee

トレードの場合は売買手数料を、マイニングの場合はかかったコストを入力します。
記入例:0

I列「FeeCcy

手数料として支払った通貨を入力します。
記入例:BTC

J列「Comment

任意で入力するメモ欄です。アップロードには影響ない部分なので、未入力でも問題ありません。

参考:Cryptact公式サイト カスタムファイルの作成方法

2-6. 間違えた時はファイル単位で削除

「上書きのつもりが追加してしまい、取引履歴を二重にアップロードしてしまった」「間違った情報のファイルを読み込ませてしまった」という時でも安心してください。Cryptactではファイル単位でカンタンに削除できます。もちろん1取引ごとも編集や削除が行えます。

ファイル単位で削除したい場合は、画面右上にあるゴミ箱アイコンの「取引データを削除」をクリック。

file_delete_01

削除するファイルを選択。複数選択が可能です。

file_delete_02

「選択ファイルを削除」をクリック。

file_delete_03

これでアップロードしたファイルの削除が完了します。

2-7. 税務署への提示用!損益計算結果のDL方法

確定申告の際は仮想通貨の損益計算の証明として、取引履歴を提示を求められることがあります。画面右上にある「ダウンロード」をクリックすると、ExcelZipファイルを取得できます。

file_download

3. 上手くいかない時は要チェック!エラーの対処法

Cryptactを使っていたらエラーが出て、どうしてよいかわからない」というアナタ! まずは落ち着いて、対応ブラウザをチェックしてみてくださいね。

Cryptactの対応ブラウザ
  • Chrome
  • Safari
  • FireFox

上記以外のブラウザを使っている人は対応していないため、ブラウザを変更してアクセスしてみましょう。

またファイルのアップデートはパソコンからしか行えません。スマホやタブレットを使ってファイルのアップデートを試みていた方は、パソコンから再チャレンジしてみてください。

ブラウザも対応している、ファイルのアップロードもパソコンから行っているのにエラーが出る場合は、ページを更新してみましょう。

それでもエラーが出る場合はアップロードしようとしているファイルに問題があるかもしれません。3章ではCryptactを使っている時のエラーへの対処方法を紹介していきます。

3-1. フォーマットエラーと表示される

「フォーマットエラー」と表示されます。

アップロード先の選択ミスか、CSVファイルに問題がある可能性があります。

ファイルをアップロードすると「フォーマットエラー」が表示される時は、取引所の選択を間違えているケースが多いようです。アップデートするファイルと選択する取引所を照らし合わせて、再チャレンジしてみましょう。

そうでない場合は取引所で取得したファイルに問題がある可能性があるため、ダウンロードした取引所に確認しなければなりません。「取得した取引履歴のCSVファイルがCryptactにアップロードできない」という旨を問い合わせてみましょう。

3-2. 計算処理エラーと表示される

「計算処理エラー」と表示されます。

非対応ブラウザを使用している可能性が高いです。

ファイルをアップロードすると「計算処理エラー: SyntaxError:読み取りに失敗しました」というエラーが出る原因は使用ブラウザにあります。特にMicrosoft Edgeを使うと発生しやすいようです。対応しているブラウザはChrome Safari FireFox3つです。ブラウザを変更して再チャレンジしましょう。

3-3. カスタムファイルをアップロードできない

未対応取引所の取引履歴がアップロードできません。

カスタムファイルの規定フォーマットになっているか確認してください。

対応取引所以外の取引所からダウンロードしたファイルは、そのままの形式ではアップロードするとできません。カスタムファイルの規定フォーマットに沿ってファイルをつくり直しましょう。カスタムファイルのフォーマットとアップデート方法は2-4(ジャンプタグ)で紹介しています。ぜひ参考にしてください。

3-4. 未分類ばかりになる

種類が未分類ばかりになってしまいます。

一番古い未分類データから芋づる方式で整理していきましょう。

未分類になるということは、入力内容に誤りがあるということ。未分類のままでは正しい損益計算ができないため落ち着いてデータを整理整頓し、再度アップデートし直しましょう。

未分類になっている一番古いデータがファイル内のどこに当たるかを見るけだし、芋づる式で修正していくとスムーズです。詳細は公式サイトにある「未分類取引の対応方法」を参考にしてください。

3-5. 画面が表示されない

Cryptactの画面が表示されません。

非対応ブラウザを使用している可能性があります。

画面が真っ白になり何も表示されないケースは、非対応ブラウザを使用している可能性が高いです。対応ブラウザに切り替えて再チャレンジしてみましょう。対応しているブラウザはChrome Safari FireFox3つです。

3-6. データのダウンロードができない

損益計算の結果をダウンロードできません。

非対応ブラウザを使用している可能性があります。

損益計算の結果を自分のパソコンへ保存するためにダウンロードしたいのにできない場合は、非対応ブラウザを使用している可能性が高いです。対応ブラウザに切り替えて再チャレンジしてみましょう。 対応しているブラウザはChrome Safari FireFoxのみです。

3-7. そのほかのエラーについて

そのほかのエラーの対処法はCryptactの公式サイトで確認するか、運営事務局へ問い合わせてみましょう。問い合わせる際は、以下の情報を添付するとスムーズにやり取りが進みます。

  • 使っているOSやブラウザの種類とバージョン
  • エラー内容がわかるスクリーンショット(詳細ページがあればそのページのスクリーンショットも)
  • アップロードしたファイル

アップロードしたファイルを送りたくない方は、ムリに添付する必要はありません。しかし公式では「ファイルがあるほうがエラー原因をスムーズに探れる」とアナウンスがされています。以下はCryptactQ&Aコーナーと問い合わせアドレスです。まずはQ&Aで確認し、解決しなければ問い合わせてみましょう。

さいごに

仮想通貨の損益計算ツール「taxcryptact」の特徴や使い方、エラー時の対処方法を紹介してきました。いかがでしたか?

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