
仮想通貨(暗号資産)アプリを上手く利用することで、価格や情報をリアルタイムで手軽に確認することができます。
コインの種類が増えると、総資産額が常に気になりますし、仮想通貨に関するニュースも逐一チェックしたくなりますよね。情報がわかれば、その場で取引をする準備もしておきたくなるものです。
いつでも仮想通貨市場の変化に対応できるように、それぞれの目的に合わせたアプリを常備しておきましょう。
目次
1. 仮想通貨アプリで何ができるの?
仮想通貨アプリでは、スマホ1つでコインの保管や総資産額の確認、仮想通貨関連ニュースや取引所のセキュリティに至るまでを管理できます。
仮想通貨のアプリでできること
- コインの保管
- 総資産額の確認
- 仮想通貨関連ニュースのチェック
- 取引所口座のセキュリティ管理
たいていのことはスマホだけでできる
普段パソコンを使ってウォレット管理や取引を行なっている場合、仮想通貨関連の作業をするためにわざわざパソコンを起動し、各取引所やウォレットを立ち上げなければなりませんよね。
これらのほとんどを、スマホだけで行えるようになります。
会社員であっても、通勤中に情報確認や取引も行えるので、機会損失を防ぐ役割も果たしますね。
トレーダーだけでなくガチホ勢にも有益
このように考えると、仮想通貨取引を頻繁に行う人はもちろん、コインを長期保有している人にとっても、仮想通貨アプリは必須のアイテムだといえます。
▶「ガチホ」の意味とやり方|成功のためのコツ&仮想通貨格付け
2. 目的に合わせた仮想通貨アプリ
仮想通貨アプリは様々な種類がリリースされていますので、いざ探そうと思ってもどれが良いのか判断するのは難しいと思います。
ここでは目的に合わせた仮想通貨アプリに分けて、おすすめのアプリを紹介します。
2-1. 取引所の公式アプリを使いたい
いつでも気軽に仮想通貨取引を行いたい場合には、仮想通貨取引所の公式アプリがおすすめです。
日本の主要な仮想通貨取引所のほとんどが、スマホアプリを提供しています。メインに使っている取引所のアプリももちろんですが、取引スタイルに合ったアプリを使うために取引所の口座を開設するパターンもありますね。
チャット機能も使える「コインチェック」のアプリ
コインチェックアプリでは、アプリ内でチャット機能があり、コインチェックが取り扱うコインごとにチャットルームも分かれています。
仮想通貨取引は基本的に孤独な戦いですが、チャットを利用することで、同じコインを取引する仲間とのコミュニケーションを楽しむことができるアプリです。
▼コインチェックアプリの使い方はこちら▼
bitFlyerアプリなら現物取引所も販売所もFXも!
ビットフライヤーのアプリでは「販売所」「取引所」ともに利用できるため、外出先でも効率的に取引できます。
また、ビットフライヤーのビットコインFX「Lightning FX」での取引もアプリで手軽に行えますので、普段「Lightning」を利用している人にとっても便利なアプリです。
「販売所」「取引所」「Lightning」はそれぞれ、画面上のタブをタップするだけで切り替えられますので、取引を間違える心配もないでしょう。
▼口座を持っていない人はまずは口座開設!▼
GMOコインアプリはFX専用と現物取引用の2種類
GMOコインのアプリには「ビットレ君」と「仮想通貨ウォレット」の2種類があります。
FX専用アプリ「ビットレ君」
「ビットレ君」ではGMOコインの仮想通貨FXを利用できます。
移動中でも注文に時間をとらない「スピード注文」が利用できるのも特徴の1つです。
「トレード」「スピード注文」「チャート」は、アプリ画面下部のタブによって簡単に切り替えができますので、片手ですぐに確認できますね。
現物取引&ウォレット機能の「仮想通貨ウォレット」
「仮想通貨ウォレット」では、販売所および取引所での取引が可能です。
また、移動平均やボリンジャーバンドなどの分析ツールが一通り利用できますので、手軽にチャート分析も行えます。
▼GMOコインアプリの使い方はこちら▼
チャートでテクニカル分析もできるビットバンク
ビットバンクのアプリでは、テクニカル分析のためのツールが充実。
MA(平均移動線)やBB(ボリンジャーバンド)など、分析に必要なツールが揃っているので、空き時間にスマホを使って簡単なテクニカル分析も可能です。
▶【基礎】仮想通貨のテクニカル分析|イラストとチャート実例で解説
アプリのチャート画面には、右下にチャート解析ツール一覧を表示するボタンがあります。
普段、左手でスマホを操作する人には少々操作しにくいかもしれませんが、チャート分析は右手の親指だけでできてしまう便利なアプリです。
16種類の銘柄でレバレッジ取引ができる「DMM Bitcoin」
DMM Bitcoinのアプリではオルトコイン(アルトコイン)のレバレッジ取引が充実。
GMOコインのアプリでもレバレッジ取引がありますが、GMOコインが5種類に対してDMM Bitcoinでは9種類のコインに対応しています。
GMOコイン | DMM Bitcoin | |
ビットコイン | ○ | ○ |
イーサリアム | ○ | ○ |
XRP | ○ | ○ |
ライトコイン | ○ | ○ |
ビットコインキャッシュ | ○ | ○ |
イーサリアムクラシック | – | ○ |
ネム | – | ○ |
ステラ・ルーメン | – | ○ |
モナーコイン | – | ○ |
ETHやXRPを取引している人で、レバレッジ取引で常にポジションを取っている人には手放せないアプリです。
2-2. ポートフォリオ管理をしたい
仮想通貨取引では、様々なコインを取引していることでしょう。取引期間が長くなるにつれ、保有するコインの種類も多くなるはずです。
これらを管理するのに便利なのがポートフォリオアプリです。
ポートフォリオを使うメリット
- 一覧でコイン保有量を確認
- 価格変動に同期した総資産を一目で確認
仮想通貨取引を行なっている人なら、1つは持っておきたいアプリです。
初心者にも使いやすいクリプトフォリオ
クリプトフォリオ(Cryptofolio)は、保有するコインと購入した取引所を登録し、所有コインをポートフォリオ管理できるアプリです。
所有するコインのポートフォリオは円グラフでも確認でき、視覚的にもわかりやすいアプリです。
クリプトフォリオでは、3つのポートフォリオを管理することができます。
「短期投資用」「長期保有用」など、目的別のポートフォリオを作成することで、より資産管理を効率的に進められるでしょう。
アラート機能で機会損失防止「ブロックフォリオ」
ブロックフォリオ(Blockfollio)もまた、所有するコインをポートフォリオ管理できるアプリです。
所有しているコインを登録しておくことで、いつでも保有するコインの総資産と、価格推移を確認できます。
ブロックフォリオにはアラート機能が搭載されています。コインの価格が指定した価格になるとアラート通知を受け取ることができますので、機会損失を防げます。
普段、チャートをなかなか見る時間がないという人には、非常に有益な機能ですね。
API連携で手動更新不要!「コイン相場」
コイン相場は、あなたの利用している取引所のAPI(*)を登録することで、取引所ごとの相場をポートフォリオ管理できるアプリです。
*API……あるサービスの情報を自動的に取得して別のサービスに反映できる機能
API で接続するので、売買したコインの数量や価格を、自分でアプリに入力するという手間が省けます。
2-3. 仮想通貨のニュースをチェックしたい
仮想通貨市場は365日休むことはありません。常に世界中で取引が行われています。その分、価格変動や仮想通貨やブロックチェーンに関連するニュースは、毎日更新されています。
そのような動向を、常に手元のスマホから得ることは、仮想通貨取引を行う上でも重要な情報収集方法です。
複数メディアをまとめてチェック!「仮想通貨ニュース」
仮想通貨ニュースはその名の通り、仮想通貨関連のニュースをメインに取得できるアプリです。
初心者用の記事やブログ記事、ブロックチェーンの仕組みなどを解説した記事など、複数のメディアを一括でチェックできます。
仮想通貨情報は「仮想通貨ニュース」アプリ1つで幅広い情報と知識が取得できますので、情報収集は1つのアプリだけにまとめたい人におすすめです。
「お役立ち」コンテンツとして、初心者向け、中級者向け、上級者向けのレベル別のコンテンツがあります。
まずは一通り読んでみると、ニュースがもっとわかりやすくなるのではないでしょうか。
仮想通貨情報メディアでも有名な「コインテレグラフ」
仮想通貨情報を取得する上で、コインテレグラフは最も有名なメディアといっても過言ではありません。
海外の情報も日本語に翻訳して情報配信しています。
気になった記事はオフラインでも確認できます。
すぐに読めない記事はオフラインで読めるようダウンロードしておけば、地下などWiFiが使えない場所でも、ゆっくりと読むことができます。
速報通知で効率的な情報収集
「速報」や「今日の相場まとめ」については、アプリから通知を受けられるようになっています。重要なニュースや一日のまとめだけを効率的に読みたい人にはうってつけのアプリだといえます。
2-4. ウォレットアプリで安全に管理したい
保有するコインは安全に管理したいものですよね。保管する方法としてはWebウォレットやハードウェアウォレットなど様々です。
スマホ自体のセキュリティと、アプリのセキュリティも合わせることで、より安全にコインを管理することができます。
完全日本語対応! 国産アプリ「Ginco」
Gincoは、日本国内企業の「株式会社Ginco」が提供する仮想通貨のウォレットアプリです。
提供元が日本企業のため、こんな人におすすめです。
- 海外のアプリはなんとなく信用できない
- サポートを含めて日本語で対応してくれるウォレットが使いたい
- 日本の企業が提供するアプリが安心
これら全てをクリアするのは、Gincoだけです。
16種類のコインに対応
BTCをはじめ、主要なオルトコインのETHやXRPなど16種類のコインを1つのウォレットで管理することが可能です。
日本産のウォレットで、所有するすべてのコインを安心して管理したい人にはおすすめのウォレットといえます。
対応コイン
Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)、Litecoin(LTC)、Ripple(正式名称:XRP) ほか
最新の対応コイン情報はコチラ
初心者でもシンプルで使いやすい「BRD」
BRDは機能が少ないものの、そのぶん操作が非常にシンプルで、誰もが直感的に使えるよう設計されています。
公式サイトは英語表記ですが、アプリ自体は日本語対応ですので、管理する上では問題ありません。
トップ画面で目的のコインをタップすれば、送金/受取画面とチャートが表示されます。
複数種類のコインを、可能な限りシンプルに管理したい人にはBRDが利用しやすいでしょう。
対応コイン
Bitcoin(BTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum(ETH)、Bread (BRD)ほか、ERCトークンを含む全120種以上
▼そのほかのウォレットアプリはこちら!▼
2-5. ゲームで仮想通貨をもらえるアプリ
アプリを利用すれば、仮想通貨を使ったゲームも楽しめますし、ゲーム内でコインをもらうこともできます。
仮想通貨同士の取引だけでなく、他にも仮想通貨を使ってみたいという人にはゲームアプリもおすすめです。
獲得したアイテムをBTCと交換できるゲーム「SaruTobi」
SaruTobiは、ゲーム内にあるバナナやコインを獲得し、ゲーム内でBTCと交換できるゲームアプリです。
対応しているのはAndroidのみで、iOSには残念ながら対応していません。
Androidのスマホを利用している人は、暇つぶしでゲームをするだけでBTCを稼ぐことができますね。
▼SaruTobiの遊び方・ビットコインのもらい方はこちら▼
シミュレーションRPGゲーム「MyCryptoHeroes」
MyCryptoHeroes(マイクリプトヒーローズ)は、イーサリアムのシステム上に作られているブロックチェーンゲームです。
ゲーム内には様々なクエストやプレーヤー同士の対戦ゲームも用意されており、そこで勝ち抜くためのアイテム購入も可能です。
また、所有しているアイテムは、ユーザー同士で交換できるなど、ブロックチェーン技術をフルに活用したゲームです。
ETHを仮想通貨として以外にも利用してみたい人におすすめのゲームアプリです。
▼MyCryptoHeroesについてもっと詳しく!▼
2-6. セキュリティアップに役立つアプリ
仮想通貨に関連するアプリとして、セキュリティアップに役立つアプリもチェックしておきましょう。
2段階認証に必須のアプリGoogle Authenticator
仮想通貨取引所の2段階認証設定に対応しているのが「Google Authenticator」です。
2段階認証を行う際に表示されるQRコードをアプリで読み取ることで、認証に有効な6桁のコードを60秒置きに変更し表示させることで、セキュリティを確保します。
2段階認証設定が必須となる仮想通貨取引所を利用するにあたり、あらかじめインストールしておくと、口座開設やログインが楽になります。
IDとパスワードの管理には1password
いくつもの仮想通貨取引所を利用していると、複数のIDとパスワードを管理しなければなりませんよね。
そこで役立つのが「1password」です。
1passwordは、1つのアプリでIDやパスワード、秘密の質問など、様々な情報を厳重に管理することができます。
また、仮想通貨取引所のログイン情報だけでなく、Webサービスやクレジットカードの情報も保管できるので、日常生活においても便利なアプリです。
2-7. 入金に役立つアプリ
仮想通貨取引所へスムーズに入金するのに便利なのがネット銀行です。
コンビニ入金やPayPal払いに対応した取引所もありますが、コンビニまで行くのは面倒な人や、PayPalのアカウントを持っていない人におすすめなのが、スマホで入金操作ができるネット銀行です。
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行は、仮想通貨取引の多くで対応している銀行でもあります。住信SBIからの入金は入金手数料無料という取引所もあるので、入れておけば手数料の節約にもなるでしょう。
ランク制度によって無料振り込み回数などは違いますが、最低1回の振り込み手数料が無料です。
仮想通貨取引所へ入金する時にも、スマホ1つで入金が完了しますので、すぐにコインを買いたいという場合でも、機会損失を最小限に抑えることができますね。
ロック解除に必要な認証専用アプリも同じく住信SBIから提供されているため、スマホだけで入出金を完結できます。
3. アプリを利用する際の注意点
スマホアプリがあれば、仮想通貨関連の情報取得や操作はほぼ完結できるでしょう。
ただし、便利であるがゆえに、利用時には細心の注意が必要です。
アプリには「2段階認証」や「パスワード」を必ず設定する
スマホにインストールする仮想通貨関連のアプリには、必ず2段階認証とパスワードを設定しましょう。
いつも持ち歩くスマホですので、どこかで落としたり、万が一スマホ自体のロックを解除されたりした場合、あなたの仮想通貨資産のすべてを失う危険性があります。
導入するアプリが持つセキュリティ機能を最大限設定しておきましょう。
2段階認証には「Google Authenticator」が便利
今や2段階認証は、様々なサービスで当たり前となっているセキュリティです。
もちろん、仮想通貨関連アプリでも2段階認証を忘れずに設定しておきましょう。2段階認証を設定しておけば、60秒ごとに変わる6桁の数値があなたのアカウントを、不正アクセスから守ってくれます。
▶GoogleAuthenticatorについて詳しくはこちら
パスワードの使いまわしはダメ
仮想通貨取引所や関連アプリだけでなく、Webを使ったサービス全般に言えることですが、パスワードの使いまわしはやめましょう。
1つのアカウント情報が漏れた場合、同じパスワードを使っているサービスにも被害が拡大するからです。
覚えておくのが困難になりますが、サービスごとにパスワードを変えておくことがセキュリティ強化につながります。
情報管理には「1password」が便利
複数の複雑なパスワードをIDと共に、クラウド上でバックアップを取れる管理アプリが「1password」です。
「1password」なら、日常生活で使うWebサービスなど、様々なアカウント情報を管理できます。
▶1passwordについて詳しくはこちら
「ID」「パスワード」を管理してスマホの紛失や破損に備える
スマホアプリだけでなく、利用するサービスの「ID」と「パスワード」は、安全に管理しておきましょう。
IDやパスワードの保管方法
- ノートに書いて鍵のかかる机に入れておく
- クラウドで管理できるパスワード管理アプリを使う
ハッキングが心配な人は、ノートに書いて机にしまっておきましょう。ちょっと手間ですが、ノートを人に盗まれない限りセキュリティとしては最強です。
また、たとえスマホが紛失したり破損したりしても安心なのが、ローカルやクラウド上にバックアップが取れるパスワード管理アプリです。
1つのスマホだけではなく、タブレットやパソコンでも情報が同期されますので、どれか1つが壊れても情報をなくすことはありません。
生体認証を設定する
パスワード管理アプリをはじめ、ほとんどのアプリには生体認証設定機能があります。
生体認証ならば、特に煩わしい入力などもありませんので、必ず設定しておくようにしましょう。
まとめ
仮想通貨アプリには、取引や管理に関わるアプリから、情報取得やゲームアプリまで様々なアプリがリリースされています。
アプリ選定に迷う場合には、本記事で紹介したアプリから試してみてください。日本語での解説サイトも充実したアプリばかりですので、操作や使い方に困った場合でも、比較的簡単に解決できます。
アプリを使いこなすことで、あなたの仮想通貨取引をより便利にしましょう。
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