使えば圧倒的にラクになる仮想通貨のアービトラージ用ツール2選!

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アービトラージをやりたいけれど、パソコンに張り付いている時間がない!
複数の取引所へログインして、価格をチェックして回るのは面倒……。

そう思って、複数の取引所の価格差を一括して確認できる便利なツールはないか――とお探しのアナタ。仮想通貨のアービトラージにピッタリなソフトがあるんです。

アービトラージには、botが利益を出せる取引所を選定して勝手に取引を行ってくれる自動売買システムもありますが、正直なところおすすめできません。高額な費用がかかるにも関わらず、精度に激しいバラつきがある。また、悪質な業者が開発したシステムの場合、アナタのAPIキーややシークレットキーを悪用される危険性があるからです。

とはいえ、すべてを手動でアービトラージをするのは大変。複数のチャートをパソコン画面に並べ、目まぐるしく変動する価格を目で追わなければなりません。そこから最も価格差がある取引所を選定し、購入・売却を行う……。一度の取引で得られる利益は決して大きくないため、多額の投資額でない限り作業量に見合った収益は得られないでしょう。

そこで、この記事ではアービトラージがラクになるツールを紹介。複数の取引所の価格差を一括で表示する優れものです。一発で最も価格差がある取引所を判断できますよ!

なお、仮想通貨のアービトラージは大きな投資金額を動かせない人にはおすすめできません。10万円ほどの単価で得られる利益は数百円ほどだからです。基本知識に不安を覚える方は、以下の記事で基礎知識を把握するとスムーズに読み進められますよ。

1. マトリックス表示で価格差一覧!仮想通貨アービトラージ関連ツール2

これから紹介するのは手動でアービトラージを行うのに役立つ便利なツール。パソコンで使えるタイプと、スマートフォンで使えるタイプの2パターンをお届けしていきます。自分の取引スタイルに合わせてツール選定してくださいね。

これらは、複数の取引所の仮想通貨価格が一覧表示されています。そのため安く買える取引所と高く売れる取引の判断が瞬時にできるでしょう。時間も集中力も使うアービトラージが、一気にラクになりますよ!

1-1. 取引所ペアが一目瞭然!パソコンで使える『COINIGY

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画像参照:COINIGY 公式サイト

仮想通貨に関する高機能のチャートやマトリックスを提供している『COINIGY(コイニジー)』。このツールから直接売買ができるため、いちいち取引所にログインする手間が省けます。

COINIGYのウリは、75個のテクニカル指標で取引を紐解くことができるチャートなどの高機能なシステム。アービトラージだけでなくテクニカル分析を使った取引も行えるため、本格的な仮想通貨取引に取り組みたい方におすすめです。使いこなせれば、便利さを実感し手放せなくなるでしょう。

ただし高機能さゆえ、仮想通貨取引に慣れていな初心者には導線が複雑で使いづらいと感じるかもしれません。また日本語サポートがされていいないため、英語が苦手な人も慣れるまでに時間がかかりそうです。実際に操作してみてレベルについていけないと感じたら、次に紹介する『Cryptopippi』を使ってみるとよいでしょう。

▼アビトラ機能『ArbMatrix』の利用料は月18.66ドル▼

COINIGYの有料版(18.66ドル/月)でチェックできるのが、仮想通貨のアービトラージに特化した『ArbMatrix』。1ドル110円の時なら、約2,050/月で利用できます。

30日間の無料トライアルではArbMatrixは使用できませんが、高機能なチャートやポートフォリオ機能は使えます。COINIGYを試してみたい方は、無料トライアルからスタートしてみては?
申し込みとプラン詳細はコチラ

▼色分けで見やすい!『ArbMatrix』の使用感▼

ArbMatrix』の使用感は下の動画からチェックできます。

ArbMatrix』では、各取引所の“買値”を縦軸、“売値”を横軸に配置。差額のパーセンテージ(%)が中央に現れるマトリックス表示に加えて、色分けもされています。これによって率の高い取引所の組み合わせがリアルタイムで一目瞭然となり、すぐ売買に取りかかれるというわけです。

動画によれば、取り扱っている仮想通貨は

  • ビットコイン(BTC
  • イーサリアム(ETH
  • XRP通称:リップル
  • ライトコイン(LTC

など、時価総額の大きい代表的なコイン。

さらにコインの種類の入れ替えをボタンひとつで行えるなど、使用感にも優れているようです。

▼『COINIGY』の対応取引所は45カ所以上▼

COINIGY』が扱っている取引所は、国内外含めて45ヵ所以上。

そのうち、データが一元化されている国内取引所はビットフライヤーとコインチェックの2ヵ所だけでした。最新情報はコチラから確認ください。

1-2. 国内9取引所対応!日本発アビトラ用スマホアプリ『Cryptopippi

取引所間の価格差をマトリックス表示しているスマートフォンアプリ、その名も『Cryptopippi(クリプトピッピ)』。可愛らしくて印象に残るネーミングですよね。

アプリは日本製のため、すべてのページが日本語対応しています。初めてアービトラージ用のツールを使う方でも、操作しやすいのではないでしょうか。

Cryptopippi 仮想通貨・ビットコインの価格比較

Cryptopippi 仮想通貨・ビットコインの価格比較

Akihiro Suto無料posted withアプリーチ

▼対応コインは43種、うち日本で買えるコインは14種▼

Cryptopippiで扱っているコインは43種。うちホワイトリスト入りしているコインは14種です。日本発のアプリなだけあって、日本で購入できる仮想通貨を多く扱っているようです。

ビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リスク(LSK)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ネクスコイン(NCXC)、ペペキャッシュ(PEPECASH)、キャッシュ(QASH)、ストレージコインエックス(SJCX)、カウンターパーティトークン(XCP)、ネム(XEM)、XRP(通称:リップル)、ザイフトークン(ZAIF)

ホワイトリスト入り仮想通貨が買える取引所は下の記事からチェックしてください。

▼対応取引所は19カ所、うち国内取引所は9カ所▼

データを集めている取引所は、20188月現在で19ヵ所にのぼります。

そのうち、金融庁に登録されている仮想通貨交換業者は以下の8ヵ所。

  • ビットバンク
  • ビットフライヤー
  • BTCBOX
  • DMM Bitcoin
  • フィスコ仮想通貨取引所
  • GMOコイン
  • QUOINEX
  • Zaif

また、みなし業者の取引所コインチェックも対応されています。

▼シンプルで見やすい!価格比較表のイメージ▼

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Cryptopippiの価格比較は、シンプルで見やすい仕様になっています。画像左はBTC/JPYの取引所ごとの価格比較。上段の取引所で買って、下段の取引所で売ると出る利益のパーセンテージ(%)が中央に現れているのが分かるでしょうか。プラスが出る組み合わせ場合は “薄緑” 、マイナスになってしまう場合は “ピンク” に彩られます。ひと目で利益率がよい取引所の組み合わせが分かりますよね。

画像右ではコイン価格の一覧表。画像はビットバンクの取り扱いコインと価格ですが、全取引所の中で最安値に “薄い赤最高値に “薄い緑” の網掛けが施してあります。

また実際にダウンロードしてみると分かるように、この色分けは1秒以下の単位で刻一刻と変わっていきます。価格差の生じるタイミングを見定めることがいかに難しいか、実感できるでしょう。

2. メリット&デメリットが紙一重の仮想通貨アービトラージ

時間に余裕はあるし、デイトレのような感覚で売買するイメージだということは想像がつく。
各取引所の板に貼りついて、価格差が広がった瞬間を押さえればいいんでしょ?
短期間で稼げるし、仮想通貨の知識がなくても売買できる!

と、仮想通貨のアービトラージを前向きにとらえている人はいらっしゃいませんか?

でも、以下のような側面もあるんです。

2-1. 価格差の生じる一瞬・売買タイミングをとらえるのが難しい

理論上は、価格の “急変動” が起きればいつでも行える仮想通貨のアービトラージ。ただ、取引所間で価格差が生じるのはほんの一瞬です。短時間で稼げる手法はメリットともいえるでしょう。またガチホや気絶投資法といった長期保有に比べて “塩漬け” になるリスクは少ないかもしれません。

でも、急変動の一瞬をとらえるのは至難の業だとか。管理している全取引所の価格推移を網羅的にチェックし、すぐ売買できる “瞬発力” が必要です。

なぜ瞬発力が必要なのか。それはせっかく開いた取引所間の価格差が埋まってしまうのに、そう時間を要しないから。常に板に貼りついて値動きに目を配りつつ売買もしなければならないため、仮想通貨のアービトラージで大きな儲けを出したいと考えた場合、仕事や学業と並行することは難しいでしょう。

2-2. 投資額を膨らませないと大きな利益は得られない

仮想通貨のアービトラージは理論上、取引所間の価格差が生じた一瞬をつかんで売買するだけ。したがって各コインの技術的な知識、チャートを読みこなす分析力は必要ないといってよいでしょう。

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ただ、10万円分購入したとしても価格差は “数百~数千円” ほど。投じる額が少ないほど、利益は期待できなくなります。仮想通貨のアービトラージで大きな儲けを得たければ、知識の代わりに投資額を増やす必要があるかもしれません。

2-3. 取引の数が多いほど精査が大変!納税の手間が増える

仮想通貨の取引で得た利益は「雑所得」扱いになり、所得税の課税対象となることが定められました。これによって一度の売買ごとに所得を計算し、前年に行った取引の合計額を雑所得として国に申告しなければなりません。

参考:国税庁「ビットコインを使用することにより利益が生じた場合の課税関係」

一度の取引で得られる利益が少ない仮想通貨のアービトラージは、少額の取引を何度も繰り返す必要があります。裁定チャンスをつかんで利益を出せたとしても、確定申告時には取引ひとつひとつを精査しなければならず。手間がかかるでしょう。

3. 送金遅延のリスクを乗り越える自動売買システムに注意

仮想通貨のアービトラージを行う上での敵といえば、“送金遅延” です。

トランザクション(取引)の量が増えると、送金詰まりを起こしてしまうのが仮想通貨。加えて、送金に手間取っている間に狙いを定めた取引所の価格差が埋まってしまう可能性があるのです。手数料の多寡をカスタマイズして送金スピードに反映できる取引所もありますが、仮想通貨のアービトラージで得られる利益以上にコストがかかってしまっては損失につながります。

送金遅延を乗り越え、かつ価格差が生じる一瞬を狙えるように仮想通貨におけるアービトラージの上級者が活用しているのが「自動売買システム(API)」です。システムの詳細については以下のリンク先をご覧ください。
自動売買システムの質を判断できない初心者は要注意

自動売買システムの質を見極められる人でなければ手を出すな

複数における仮想通貨取引所の板をチェックし、価格差が開いた取引所で速やかに送金処理をする。通常は手動で行うこれらの作業をすべて “自動化”し てくれるシステムは、非常に便利かもしれません。

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しかしコインペディア編集部のリサーチによれば、こうした自動売買システムは非常に高額。確認できた範囲では、50,000円~500,000円と大きな幅があるようです。また中には、自動売買の精度が低いシステムもある……といった情報も見受けられました。システムの運営者が、あなたの取引所データを悪用する場合もあるかもしれません。

プログラミングの知識に明るい人であれば「自作してみよう!」という選択肢もあるでしょう。必要なのは「Ruby」「javascript」「C#」といった言語。ただ、これらの技術的な知識に乏しく自作は難しい、もしくはあらかじめ市販されている自動売買システムの “良し悪し” を判断できないと感じる方は手を出さない方がよいでしょう。

まとめ

仮想通貨のアービトラージに役立つツールと、アービトラージのメリット・デメリットをお伝えしてきました。この記事のまとめは以下の通りです。

  • COINIGY』は有料ツールだが、本格的に仮想通貨取引をしたい人にピッタリ。高機能なテクニカル分析やポートフォリオ機能など、アビトラ以外にも仮想通貨取引に役立つ機能が満載なツール。
  • Cryptopippi』はシンプルなインターフェイス&日本語対応なので、初心者でも使いやすいスマートフォンアプリ。日本発のアプリなので、日本で買える仮想通貨や国内取引所の対応数が多い。
  • アービトラージでは、価格差の生じる一瞬・売買タイミングをとらえるのが難しい
  • 投資額を膨らませないと大きな利益は得られない
  • 取引の数が多いほど精査が大変!納税の手間が増える
  • 自動売買システムは便利だが、高額な割にはシステムの精度さが激しいため初心者は手を出さないほうがよい。また悪質な業者にAPIキーやシークレットキーを悪用される危険性がある。

以上のことから、

  • 大きな資本力をバックに、仮想通貨アービトラージの関連ツールを使いこなせる
  • 仮想通貨のアービトラージを自動化できるプログラムが組める

以外の人が “丸腰” で臨んでも、利益をうまく出せないかもしれません。リサーチのうえ、自分のスキルをよく考えてから着手するようにしましょう。アービトラージのやり方に関しては、以下の記事で紹介しています。合わせてご覧ください。