
仮想通貨BAT(ベーシックアテンショントークン/バット)が購入できる取引所はどこなのでしょうか?
BATは、2020年3月に国内取引所であるGMOコインで取り扱いを開始、4月にはbitFlyerでも取り扱いを開始しました。
また、広告を見るだけでもらえるという話を聞いたことがある人もいるでしょう。
そんなBATを入手する方法について説明します。
目次
1. 仮想通貨BATは国内取引所でも買える!
BATは、国内の仮想通貨取引所であるGMOコインで購入できるようになりました。
いままで海外の取引所だけだった取り扱いが日本の取引所にまで拡大したことは、BATにとってどんな意味があるのでしょうか。
1-1. BATはホワイトリスト入りした
BATは、2020年3月18日にGMOコインで、同4月9日にはbitFlyerで続けて取り扱いが開始されました。
BATがホワイトリストへ入ったことで、国内の仮想通貨取引で扱うための要件を満たしたと認識されたからです。
また、海外取引所でしか購入できなかった仮想通貨が日本市場に登場したわけですので、仮想通貨に関心のある人からの注目を集めたのではないでしょうか。

GMOコインで取り扱いが開始された3月18日を中心にした前後1週間の値動きを見れば、取り扱い開始後に価格が上がっていることが分かります。
GMOコインでの取り扱い開始だけが理由ではないかと思いますが、少なからず注目され、日本の資本が投入されたことも影響しているでしょう。
国内取引所では販売所形式
GMOコインとbitFlyerで取り扱いが開始されたと言っても、取引板を使って取引ができるわけではありませんので注意が必要です。
今回取り扱いを開始した取引所では、販売所形式での取り扱いのみとなっています。
販売所形式は相場よりも少し割高になりますが、いつでも確実に購入できる形式です。
必要な枚数が決まっている人やすぐに売買をしたい方にとって利便性が高いのではないでしょうか。
▶取引所と販売所の違いを徹底解説!自分にあった売買方法を見つけよう
それぞれの取引ルールは以下のようになっています。
GMOコイン |
|
取引時間 |
24時間 365日 |
取引手数料 |
無料 |
決済通貨 |
日本円 |
最小注文数量 |
30BAT/ 回 |
最小注文単位 |
1BAT/ 回 |
最大注文数量 |
40,000BAT / 回 |
最大保有数量 |
制限なし |
受渡日 |
即時受渡(約定日と同日) |
bitFlyer |
|
取引時間 |
24時間 365日 |
取引手数料 |
無料 |
決済通貨 |
日本円 |
最小注文数量 |
0.00000001BAT/ 回 |
最小注文単位 |
0.00000001BAT/ 回 |
最大注文数量 |
250,000BAT / 回 |
最大保有数量 |
制限なし |
受渡日 |
即時受渡(約定日と同日) |
1-2. GMOコインでの買い方
GMOコインに口座があれば、いますぐにでも購入することが可能です。
BATの購入方法を、画像付きで紹介しましょう。
まだ口座開設をしていない方は下記記事を参考に開設してみましょう!
まず、GMOコインにアクセスしてログインしましょう。
左のメニューから「販売所」を選んでください。
販売所で購入できる仮想通貨が一覧されていますので、「BAT」を選択しましょう。
すると、一覧の右にBATの現在の売買価格が表示され、購入や売却ができる状態になります。
まずは指定方法を「金額指定(円)」と「数量指定(BAT)」から選択しましょう。
金額指定(円) |
購入したい金額(円)を設定してその金額以内で買える数量を購入する |
数量指定(BAT) |
購入したい数量(BAT)を設定して購入する |
指定方法を選択後、すぐ下のテキストボックスに日本円の金額か数量を入力します。
すると、青い売却ボタンには売却して得られる金額、赤い購入ボタンには実際に支払う金額が表示されます。
金額に問題なければ、赤い購入ボタンか青い売却ボタンをクリックすれば売買できます。
なお、GMOコインでBATを購入したままでは取引所のウォレットに格納されたままの状態です。
安全に自分のウォレットへ送金しておくことをおすすめします。
1-3. Geminiでも取り扱い開始する
海外取引所ではありますが、2020年4月24日にGeminiという海外取引所でもBATの取り扱いが開始されます
▶COIN POST :仮想通貨BAT、ウィンクルボス兄弟運営のGeminiが上場発表
Geminiはアメリカに拠点を持つ大手取引所で、ビットコインで億万長者になったと言われているウィンクルボス兄弟が運営していることで知られています。
ウィンクルボス兄弟はGeminiでの仮想通貨取引の不正防止策を強化する市場監視ソフトの導入や自主規制団体の設立の提言など、公正な仮想通貨取引を推し進めている人たちです。
そんなGeminiでの取り扱い開始は、BATの将来性に対する信頼性を高めてくれることでしょう。
▶ウィンクルボス兄弟とは何者なのか? 億万長者になった経緯とは
2. 仮想通貨BATのその他の入手方法
BATが「広告を見るだけで入手できる」という話を聞いたことがある人かいるかもしれません。
残念ながら、日本では事情がありその限りではないのです。
GMOコインで購入する方法以外でBATを入手する方法を紹介します。
2-1. 海外取引所で買う
GMOコインで取り扱い開始するまでは、海外取引所で購入しなければいけませんでした。
ただ海外取引所はとても数が多く、セキュリティ的に問題のあるところや詐欺的なところも少なくありません。そのため、以下で紹介するような大手の取引所を利用することをおすすめします。
海外の取引所での取引方法は取引板による取引ですので、必要な数量を確実に購入できる保証はありません。
また海外の取引所で取引するためには、事前に日本の取引所などでビットコインやイーサリアムを購入し送金しておく必要があります。
手間と感じてしまう人は、やはり国内取引所で購入するのがベストと言えるでしょう。
BINANCE
日本でもご存知の人が多い有名な仮想通貨取引所です。
取り扱っている仮想通貨の種類は100種類以上あって、ドルやユーロなどの法定通貨にも対応しています。(日本円は2020年4月時点で非対応です)
日本語の情報を多くありますので、初心者でも安心して利用できるかもしれません。
Bittrex
取り扱っている仮想通貨の種類は250種類以上あり、取引量も世界有数の大手取引所です。
手厚いサポートで人気を得ている取引所ですが、日本語には非対応ですので敬遠する人もいるかもしれません。
もし他のマイナーな仮想通貨にも興味があるのなら、試してみるのも良いかもしれません。
Gemini
Geminiは他の2つの取引所より規模は劣りますが、ビットコインETFやビットコイン先物などの開発を行うなどして、仮想通貨の発展に寄与してきたことで知られています。
また、規制や法令の遵守やセキュリティを優先するビジョンを掲げており、比較的信頼性の高い仮想通貨取引所と言えます。
国内取引所のLiquid by QUOINEとの協業も発表しており、今後日本でも知名度が上がってくるかもしれません。
2-2. 「Brave」ブラウザではBATがもらえない
結論から言うと、日本では広告を見るだけでBATをもらうことはできません。
BATに興味を持った理由が「Braveブラウザで広告を見るだけでBATがもらえる」という人も多いでしょう。その情報は本当です。
しかし、残念ながら日本に限ればBATをもらうことができないのです。(2020年4月時点)
braveブラウザとは
Braveブラウザは広告ブロック昨日と高いプライバシー保護が特徴的な無料のブラウザソフトです。
原則すべての広告をブロックしてプライバシー情報の漏洩を防ぎ、ユーザーが許可したプライバシー情報を収集しない広告だけを表示することができるようになっています。
この広告表示によって、広告掲載料の一部がBATでユーザーへ配分されることで、ユーザー自ら広告を見るインセンティブを与えています。
BATではなくBATポイント(BAP)がもらえる
海外のBraveブラウザでは、広告表示の設定をしてネットサーフィンをすることでBATが付与されます。
そして、そのBATをAmazonギフトなどへ交換するサービスも存在しています。
しかし、残念ながら日本のBraveブラウザでは、同じ設定をして同じ動作をしても、付与されるのはBATではなくBAP(BATポイント)なのです。
BAPはBATと等価という扱いなのですが、仮想通貨ではなくポイントですので、Braveから外へ出すことはできません。
BAPはBrave内でしか使えない
現状のBAPはBraveブラウザの外へ出すことができません。Amazonギフトなどへの交換についてもまだできない状態のようです。
結果的に、BAPはWebクリエイターなどへの投げ銭にしか使えないと考えた方が良いでしょう。
このポイント制度は日本の資金決済法への抵触を免れるための対策です。
しかしホワイトリスト入りによって状況が変わる可能性もゼロではありませんよ。
3. 仮想通貨BATの今後
GMOコインやbitFlyerで取り扱いが始まったことで注目されたBATですが、それだけで終わってしまっては意味がありません。
BATの今後について解説しましょう。
日本の法律の下ではBATの拡大は厳しい?
海外のBraveブラウザでは、広告表示の設定をしてネットサーフィンをすることでBATが付与され、そのBATをAmazonギフトなどへ交換するサービスも存在しています。
この仕組みを通して、BATは広告主とコンテンツクリエイター・ユーザーで作られる経済圏を作り出しているのです。
この経済圏の広がりが、そのままBATの広がりと言えますので、BATの将来はBraveブラウザの普及にかかっていると言えるでしょう。
しかし残念ながら、日本のBraveブラウザでは、同じ設定をして同じ動作をしても付与されるのはBATではなくBATポイント(BAP)なのです。
BAPはBATと等価という扱いなのですが、仮想通貨ではなくポイントですのでBraveから外へ出すことはできません。
これはBraveを運営しているBrave softwareが、日本で仮想通貨を扱うための金融庁の登録を受けていないためです。
これが日本でのBAT普及にブレーキをかけてしまう可能性があるのです。
ハードルはあるが明るい将来もあり得る
GMOコインやbitFlyerでの取り扱い開始が、Braveブラウザの普及を後押しする可能性があります。
なぜなら、GMOコインをはじめとした国内取引所は金融庁に登録された事業者だからです。
もしも今回の取り扱い開始を機にGMOコインやbitFlyerがBraveブラウザと提携すれば、国内取引所の口座を経由してBAT(BAP)とビットコインや日本円が交換可能という事になります。
BraveブラウザからBATを換金することができれば、いま以上にBraveブラウザへの関心が高まりBATが拡大する可能性が大きくなることでしょう。
高いハードルではありますが、可能性の種は撒かれているわけです。
ホワイトリストに載っている
国内取引所がBATを取り扱うためには、通称ホワイトリストと呼ばれている日本仮想通貨交換業協会の取扱仮想通貨の一覧に追加されている必要があります。
▶日本仮想通貨交換業協会:仮想通貨概要説明書
仮想通貨交換業の登録業者は、新たな仮想通貨を取り扱うために必ず届出が必要です。
金融庁はその仮想通貨の安全性を確認してから届出を出すことを推奨しています。
そのため取扱仮想通貨に掲載されている仮想通貨は、日本仮想通貨交換業協会の中で安全性を審査されているのです。
ホワイトリストに掲載されたBATは、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーなコインと同じく比較的危険の少ない仮想通貨だと言えるのかもしれません。
▶仮想通貨のホワイトリストとは?主軸にすべきコイン一覧と投資活用法
また、ホワイトリストに載れば、他の取引所も届出をすることで取り扱いを開始できます。
いつの日か、GMOコインやbitFlyer以外の取引所でも取り扱いを始めるかもしれません。
そうなれば、ますますBATは認知度と流動性が高まることでしょう。
まとめ
BATはGMOコインとbitFlyerで取り扱い開始され、国内でも容易に入手できるようになりました。
もしかしたら、他の国内取引所でも取り扱いが開始されるかもしれません。
- BATはGMOコインの販売所とbitFlyerの販売所で買える
- 海外のBraveブラウザならBATがもらえるが、日本ではBAPになっている
- BAPはBraveブラウザ内の投げ銭くらいでしか使えない
- BATの将来はBraveブラウザの普及が鍵
GMOコインとbitFlyerでの取り扱い開始によって、日本のBraveブラウザでBATが扱えるようになる可能性まで考えられます。
まだ高いハードルはいくつもありますが、もしかしたらBraveブラウザが普及してBATが大きく躍進するかもしれないわけです。
今後のBATの動向に注視してみましょう。
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