仮想通貨におけるキャピタルゲインとは? 税金やメリットについて解説

仮想通貨のキャピタルゲイン

投資においてキャピタルゲインはとても重要な概念であり、仮想通貨においては特に重要になります。

仮想通貨から投資を始めた方などは、キャピタルゲイン・インカムゲインの特徴や税金の区分についてしっかり理解しておく必要があるでしょう。

本記事では、仮想通貨におけるキャピタルゲインについて、初心者でもわかりやすく解説しています。

この記事でわかること(キャピタルゲイン)

↓↓まずは口座登録!↓↓
DMM Bitcoin

1. キャピタルゲインとは価格推移によって得る利益のこと

何かしらの金融商品に投資をすると、利益もしくは損失を得ることになります。

そのなかでも利益には2種類あり、それぞれキャピタルゲインとインカムゲインと呼ばれます

1-1. キャピタルゲインとは?

キャピタルゲイン

では、キャピタルゲインについて詳細に解説していきましょう。

キャピタルゲインとは、金融商品の価格の推移によって生じる差益を指します。具体的には、仮想通貨や株式、通貨などを保有している間の値動きの差から生じる利益のこと。

ビットコインを安値で購入し、高値で売却することで得られる利益などが挙げられます。

短期間で大きな利益を上げられることも

キャピタルゲインを主として狙う戦略の投資家たちは、後述するインカムゲイン狙いの投資家たちと違って、短期的に大きな利益を求める傾向にあります。

キャピタルゲイン狙いのトレードの場合、理論的には大きな値動きが起きるタイミングだけを狙ってトレードすれば利益を得ることができます。

そのため、熟練したトレーダーは非常に効率よく資金を増やすことができます。

ただし、当然ながら、ハイリターンな側面がある一方でリスクも存在します

想定していない値動きが起きた場合、損失がただ膨らんでいくという可能性も十分あり、インカムゲインと比べ安定性はやや低いトレードスタイルと言えるでしょう。

1-2. インカムゲインとは?

インカムゲイン

インカムゲインとは、金融商品・資産を保有することで還元される利益のことを指します。

例えば、株式の配当などが挙げられます。

インカムゲインは、キャピタルゲインと比べて長期的に安定して利益を得られる傾向にあります。

一方、レバレッジをかけづらい分、爆発的に資産を増やせる手法ではないという特徴もあります。

インカムゲインは長期投資において重要な要素

時間を味方にしたインカムゲイン狙いの長期投資は非常に強力な投資手法です。

得られたインカムゲインを再投資することによって、指数関数的に利益を積み上げることができます。

投資の初期段階では少額の利益でも、何十年と継続することで莫大な利益とすることが可能です。

インカムゲイン狙いの投資は、キャピタルゲイン狙いと比べて安定したリターンが見込めるため、ローリスクで安定して資産を築きたいという方が好む傾向にあります。

もちろん、急な減配や価格の変動など、リスクも少なからず存在します

インカムゲイン狙いだから値下がりしても大丈夫、というような思考は避けなければなりません。

1-3. 仮想通貨におけるキャピタルゲインとは

仮想通貨の利益

さて、仮想通貨における利益は、キャピタルゲインがほとんどを占めます。

なかには保有することで還元が得られるような仮想通貨も存在しますが、それでも微々たる影響のものが多いです。

仮想通貨は株式や為替と比べても非常に値動きが激しく、そのことも仮想通貨がキャピタルゲインを狙ったトレードに適しているひとつの要素となっています。

実際、現在の仮想通貨市場では、短期的なトレーダーも長期的なトレーダーも値動きによる利益を狙っている人々がその大部分を占めています。

1-4. 仮想通貨におけるインカムゲイン

仮想通貨においてインカムゲインの要素はあまり話題に上ることは少ないですが、実際にはいくつか存在します。

株の配当のように、特定の仮想通貨を所有しているだけで報酬として仮想通貨がもらえる場合もあります

ただし、上述したように仮想通貨の値動きは激しく、保有している仮想通貨が暴落するリスクは常に存在するため、十分な注意が必要です。

PoSマイニング

PoS(プルーフオブステーク)マイニングとは、通常のPoW(プルーフオブワーク)マイニングと異なり、仮想通貨を保有していることが報酬を得る条件となるマイニングです。

通常のPoWマイニングは専用のマシンを使用し、計算をおこなうことで誰でも報酬を得ることができます。

それに対し、PoSマイニングは家庭用のパソコンでもマイニング可能であり、計算も必要ありません。

PoSマイニングがおこなわれている仮想通貨を一定量保有していれば、だれでも報酬を得る抽選に参加することができます。

PoSマイニングによるインカムゲインにはリスクも伴う

以上のように、一見ローリスクで仮想通貨のインカムゲインを得られるように見えます。

しかし、現状はPoSマイニングをおこなっている仮想通貨自体の値動きが不安定なため、価格の下落による損失の可能性は無視できません

さらに、PoSマイニングをおこなっている仮想通貨は現時点で草コインと呼ばれる仮想通貨のみであり、将来性を評価しづらいものも多いです。

PoSマイニングによるインカムゲインを狙う際には、損失を出さないためにも入念なリサーチが必要となるでしょう。

bitbank

2. それぞれのメリット・デメリット

ここまでで、仮想通貨におけるキャピタルゲイン、インカムゲインについて説明しました。

どちらも投資においては重要な概念ですが、仮想通貨においてはキャピタルゲインの存在感のほうが大きい印象があります。

では、キャピタルゲイン、インカムゲインそれぞれのメリット・デメリットについて簡単に振り返ってみましょう。

2-1. キャピタルゲインのメリット

売買の差額から利益を得るという特性上、レバレッジを効かせやすく、また、短期間で完結する傾向にあります。

それゆえ、インカムゲインと比べ効率よく資金を増やせる可能性があります。

2-2. キャピタルゲインのデメリット

レバレッジをかけて取引をする場合が多いため、想定以上の損失を被ることがあります。

特に仮想通貨は価格変動が激しいため、十分な注意が必要になります。

2-3. インカムゲインのメリット

キャピタルゲインと比べ、ローリスクで利益を伸ばせる傾向にあります。

2-4. インカムゲインのデメリット

資金を短期間で大きく増やすことには不向きです。

また、現状の仮想通貨ではインカムゲインを得る機会が少なく、価格変動による損益の変化の影響によって打ち消されてしまうことも多々あります。

DMM Bitcoin

3. キャピタルゲインへの課税

仮想通貨

最後に、仮想通貨で得られた利益に課される税金について説明しましょう。

株式や為替の利益とは異なる部分も多々あるので、仮想通貨取引をおこなう前に知っておきましょう。

3-1. 仮想通貨の利益の税区分は雑所得

所得は給与所得や事業所得をはじめ、10種類に分けられます。

仮想通貨は、いわゆる「その他」の分類の「雑所得」という区分になります。

雑所得は総合課税で計算され、他の所得と合算した金額に応じて税率が変化します

具体的には、以下の表のように税率が決まります。

課税対象の所得 税率
195万円以下 5%
195万円を超え330万円以下 10%
330万円を超え695万円以下 20%
695万円を超え900万円以下 23%
900万円を超え1,800万円以下 33%
1,800万円を超え4,000万円以下 40%
4,000万円超 45%

参考:国税庁

例えば、給与所得が500万円の方が仮想通貨で200万円の利益を得た場合、合計700万円となり、税率は23%となります。

3-2. 国内業者の株やFXは一律20.315%

仮想通貨は上記のように額によって税率が変化しますが、国内業者の株式やFXはそれとは異なります

国内業者の株式やFXは仮想通貨と同じ雑所得ですが、「申告分離課税」として扱われ、他の分類の所得と合計して扱われることがありません

税率も利益の額にかかわらず一定であり、所得税と特別復興所得税、住民税を合わせて20.315%となっています。

3-3. 海外業者のFXは仮想通貨と同じく総合課税の雑所得

国内業者の株式・FXと海外業者のFXは税区分が異なります。

海外業者のFXは仮想通貨と同じく総合課税の雑所得であるので、上記の表の税率が適用されます。

3-4. 損益通算を利用しよう

海外FXと仮想通貨のように、同じ税区分の所得は損益を合算して計算することができます

例えば、仮想通貨で500万円の利益を出し、海外FXで300万円の損失を出した場合は、差し引き200万円の利益が課税対象になります。

それぞれの所得を個別に申告してしまうと、課税対象の所得が増えてしまうため、損失となった口座も損益通算して節税できないか確認してみるとよいでしょう。

bitbank

まとめ

仮想通貨においてキャピタルゲインは非常に重要な概念です。

値動きの激しい仮想通貨では、インカムゲインよりもキャピタルゲインのほうが大きな影響を持ち、基本的に仮想通貨投資ではキャピタルゲインを追求することになります。

すなわち、リスクを伴う投資になりがちなので、リスク管理を徹底することを心掛けるとよいでしょう。

また、利益を確定したからといって安心せず、税金について考えておくとなおよいです。

仮想通貨の税金は高額な部類であるため、損益通算して節税できるかどうかはしっかり確認しておきましょう。

DMM Bitcoin