
仮想通貨の取引で海外取引所を利用してみようか検討している方もいるでしょう。海外取引所には取扱通貨の種類の多さ、手数料の安さ、レバレッジ倍率の高さなどさまざまなメリットがあります。
しかし海外の取引所は日本の法律外となるのでデメリットも当然あります。そこで今回はおすすめの海外取引所、取引所選びで重要なポイント、注意点について解説します。
目次
1. 海外取引所3選
海外取引所を使ったことがない方でも利用しやすい取引所をご紹介します。
1-1. BINANCE
◆BINANCEの概要
取引手数料 | 0.02%~0.1% |
---|---|
取扱通貨 | 170種類以上 |
レバレッジ | 最大125倍 |
日本語対応 | × |
スマホアプリ | あり(iOS、Android) |
メリット 1. 規模が大きい
BINANCEの1 日の取引額は、現物だけで約9500億円。現物取引、デリバティブ取引とも世界1位の取引所です(CoinMarketCap。2020年8月6日現在)。
メリット2. 独自通貨のBNBの利用でお得になる
BINANCEの取引手数料は0.02%~0.1%です。BINANCE が独自に提供している通貨のBNBを利用することでお得になります。
具体的には、BNBの通貨ペアで取引を行うと、手数料が割安になります。BNBの通貨ペアには、リップル(XRP)やライトコイン(LTC)のほか、イオス(EOS)やカルダノ(ADA)などもあります。
メリット3. IEO投資もできる
また取引所が仮想通貨の新規プロジェクトを選定するIEOも実施。IEOはICOと違い、取引所がプロジェクトの審査を行います。取引所が不適切と判断したものを排除するため、一定の信頼性があります。
BINANCEでもトークン販売時は多くのユーザーを集めています。
▶IEOとは? ICOと違う点や参加方法・実施スケジュールの調べ方
BINANCEのデメリット
BINANCEは日本語には対応していません。トラブルがあった場合も日本語での問い合わせが必要になります。
1-2. Bittrex
◆Bittrexの概要
取引手数料 | 0%~0.2% |
---|---|
取扱通貨 | 200種類以上 |
レバレッジ | なし |
日本語対応 | × |
スマホアプリ | あり(iOS、Android) |
Bittrexは2014年に設立された、アメリカの取引所です。
Bittrexのメリット
三段階認証を導入し、セキュリティの高さが特徴として挙げられます。また200種類以上の仮想通貨を取り扱っているため、新しいアルトコインの投資もしやすいです。
Bittrexのデメリット
こちらのサイトも日本語には対応していません。また、手数料が0.25%と他よりやや高い点に注意が必要です。
1-3. CryptoGT
◆CryptoGTの概要
取引手数料 | なし(スプレッドはある) |
---|---|
取扱通貨 | 58種類 |
レバレッジ | 最大500倍 |
日本語対応 | 〇 |
スマホアプリ | あり(iOS、Android) |
CryptoGTはキプロスで設立された、仮想通貨FX専門の取引所です。レバレッジが 最大500倍というのが大きな特徴です。
Crypto GTには取引手数料がありませんが、他の取引所と同じくスプレッドは存在します。スプレッドとは買値と売値の差額のこと。取引所では同じタイミングでの買値が売値より高くなっているので、通貨を購入してすぐ売ると損をする仕組みになっています。
Crypto GTはスプレッドに関して「マーケットデプス」を導入。注文数に応じて価格が変動する仕組みです。詳細は以下の公式サイトをご覧ください。
CryptoGTのメリット
追証がありませんので、損失が発生しても追加で入金することなく取引は続けられます。
さらにゼロカットシステムも導入しています。 ゼロカットとは、口座の残高がマイナスになって借金を負った状態になったとき、ゼロまで戻してくれる制度です。
元手以上の取引を行うレバレッジ取引では、 相場の急変動や非常に高いレバレッジによって、損失が入金額を超えてしまって残高がマイナスになることも。ゼロカットがあれば、損失は入金額の範囲内でおさまるので、さらなる入金を求められることはありません。
CryptoGTのデメリット
ロスカットラインが証拠金維持率100%と、他の取引所よりやや高めになっています。またレバレッジ取引専門のため、現物取引はできません。
2. 海外取引所選びで重要なポイント
海外の仮想通貨取引所は数多くあり、適切なところを選ぶ際には以下のポイントが重要となります。
- 手数料の安さ
- 操作性の良さ
- サーバーの強さ
- 取り扱う通貨の種類数
- 運営会社の信頼性
では1つずつ見ていきましょう。
2-1. 手数料の安さ
海外取引所でも各種手数料が発生します。取引手数料やスプレッドは取引をするたびにかかりますので、頻繁にトレードする方は特に要注意です。
▶ビットコインの手数料は3種類!コツを覚えてお得に取引しよう!
2-2. 操作性の良さ
価格変動が激しいときは、わずかな時間の差で大きくチャートが動くので、素早い対応が必要になることも。そういったとき、取引所のツールの操作性が良くないと、思った通りのトレードができないかもしれません。
チャート、テクニカル分析ツール、スマホアプリといった各種ツールの使いやすさは大切です。口座を開設したら、使い勝手を確認しておきましょう。
2-3. サーバーの強さ
取引所のサーバーが弱いと、注文が殺到したときにサーバーが落ちてしまい、取引できなくなることも。乱高下の際には大きな損失が生まれるリスクがあります。
特に高いレバレッジ倍率でFX取引をする方は、過去のサーバーダウンが少ない取引所がおすすめです。SNS・掲示板などに投稿されている、利用者の感想もある程度参考になります。
▶ビットコインの掲示板&チャットまとめ|公式から2ちゃんねるまで
2-4. 取り扱う通貨の種類
ある通貨に投資資金をすべて投入してしまうと、その通貨が大暴落したときのダメージが非常に大きくなります。よって複数の通貨に分散投資し、リスクを下げる必要があります。
分散投資をしたいコインが決まっている場合は、取引所で扱う通貨の種類を確認しましょう。
2-5. 運営会社の信頼性
取引所を運営している会社の信頼性も重要な要素です。実体のない会社が運営していた場合、ある日突然サイトが封鎖されたり、ログイン・取引できなくなったりするリスクがあります。
代表者・所在地など基本的な情報が不明となっている取引所は信頼性に欠けます。
草コインが多く集まる取引所などは、所在が不明なところも多い印象です。信頼性の高い取引所を利用しましょう。
3. 海外取引所を利用するときの注意点
海外取引所を利用するとき、税金の支払いや信頼性には注意してください。
3-1. 確定申告・税金の支払いは必要
海外取引所で得た利益についても、国内取引所と同じく確定申告や税金の支払いはきちんとおこなう必要があります。例えば、一社から給与所得を得ている人(会社員など)で年間に20万円以上の利益が出た場合、確定申告が必要となります。
仮想通貨で得た利益は「雑所得」として申告することになります。雑所得の税率は所得金額によって変動し、5%~40%が税率としてかかります。毎年締め切りまでに必ず確定申告をし、納税しましょう。
仮想通貨の確定申告の詳細については、以下のページもご覧ください。申告をサポートしてくれる便利なツールもご紹介しています。
▶【2020年】仮想通貨の確定申告のやり方&損失や盗難のケースは?
3-2. 信頼性が不十分な通貨もある
海外取引所には数多くの仮想通貨が集まっていますが、その質は玉石混交です。以下のような信頼感に欠ける通貨の取引はやめておきましょう。
- 運営者・開発者の情報が少ない
- 開発目的が不明確
- 開発の進捗状況が思わしくない
- 取引量が非常に少ない
まとめ
仮想通貨では数多くの海外取引所があり、その特徴もさまざまです。おすすめとしてご紹介した取引所の情報を参考に、どの口座にするか検討してみてください。
海外取引所は取り扱う通貨の多さやレバレッジの高さなどの魅力がある反面、信頼性に欠ける通貨といったリスクもあります。
初めて口座を開設するなら、まずは大手の取引所を中心に検討してみましょう。
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