仮想通貨は儲かるの?東大卒トレーダーが投資例と注意点を解説

仮想通貨は儲かるのか

「仮想通貨って本当に儲かるの?」

過去に起きた仮想通貨(暗号資産)の価格暴落から、仮想通貨投資に対するネガティブな印象を受けている方は少なくないはずです。一方で、友人や知人が仮想通貨に投資し、多少なりとも利益を得たという話を耳にした方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、仮想通貨で儲かるイメージが湧かない方に向けて、仮想通貨で儲かるパターンと投資する際の注意点を解説していきます。

この記事でわかること(仮想通貨は儲かるのか)


1. そもそも仮想通貨って儲かるの?

まずは、「仮想通貨って本当に儲かるの?」という疑問に答えていきましょう。

1-1. そもそも仮想通貨とは?

そもそも仮想通貨とは、流通する電子通貨のうち、法定通貨や法定通貨建て資産(電子マネーやポイントなど)を除いた支払手段のことです。法定通貨や電子マネーとは異なり、政府や中央銀行、企業といった絶対的な管理者が存在せず、法定通貨建ての価格は常に変動しています。

仮想通貨は法律でより詳細に定義付けされていますので、興味のある方は以下の解説記事をご覧ください。

日本が定める仮想通貨の法律を解説 ビットコインの法的な扱いは?

また、仮想通貨としては、ビットコインやイーサリアム、リップル(XRPなどが有名であり、国内でも活発に取引されています。

1-2. 仮想通貨で儲かる仕組み

仮想通貨で儲かるための仕組みは非常にシンプルです。一般的な商売や株取引と同じで、安く仕入れて(購入して)、購入価格よりも高く仮想通貨を売れば、利益を獲得できます。

国内では、金融庁に登録済みの仮想通貨交換業者(暗号資産交換業者)が提供する取引サービスを利用すれば、仮想通貨の売買が可能です。各取引所を調査した結果については、以下の記事で解説しています。

【2019年12月】仮想通貨取引所全22社を総調査! おすすめ3社を紹介


2. 仮想通貨の投資例3パターン

仮想通貨投資

それでは、仮想通貨で儲かるためのパターンを整理していきましょう。安く買って高く売るという単純な方法から、少し変わった方法まで網羅的に紹介していきます。

パターン1. 仮想通貨取引

まず、仮想通貨で儲けたい投資家の多くは、仮想通貨取引の売買益によって利益を獲得しています。ひと口に仮想通貨取引と言っても、いくつか方法があるので紹介していきましょう。

仮想通貨の現物取引

現物取引とは、仮想通貨の実物と売買代金を受け渡して行われる取引のことです。仮想通貨の相場がどのように動くかを予測して取引する必要はありますが、もっとも一般的でイメージしやすい取引方法だと言えます。

また、国内にも複数ある仮想通貨取引所は、それぞれで仮想通貨の売買価格が若干異なるため、取引所間の価格差を利用した「裁定取引」(アービトラージ)という手法でも利益を得られます。すべての取引所を網羅している訳ではありませんが、取引所の価格差については、以下のページで確認可能です。

<参考>ビットコインの価格/相場/チャート:取引所別一覧(CoinChoice

仮想通貨アービトラージの方法と注意点|投資銀行出身のトレーダーが解説

仮想通貨のレバレッジ取引

現物取引よりもハイリスク・ハイリターンな投資方法が、借り入れによって手元資金よりも多い額を投資し、リターン(収益)を高める「レバレッジ取引」です。レバレッジは「テコの原理」を意味しています。

例えば、レバレッジ倍率が最大4倍の取引所であれば、手元資金が10万円の投資家は最大40万円分のレバレッジ取引が可能です。上手く行けば現物取引よりも儲かる方法ではあるものの、損失が大きくなるリスクもあるため、初心者向けの方法ではありません。

リスクを抑えて仮想通貨に投資したい人は?

余剰資金があって仮想通貨への投資を検討しているものの、なるべくリスクは抑えたいという方もいるのではないでしょうか?そんな方におすすめなのが、一定の金額分の仮想通貨を定期購入していく積立投資です。

相場に関係なく一定の金額分の仮想通貨を購入し続けていく積立投資は、価格変動リスクを抑えられます。毎日500円分の仮想通貨を購入する場合、価格が高い時は購入する仮想通貨の数量が減りますが、価格が安い時は購入する仮想通貨の数量が増えます。

仮想通貨の積立投資については、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

仮想通貨の積立は初心者でも始めやすい! メリットとおすすめ取引所

パターン2. 仮想通貨のレンディング(貸付)

すでに仮想通貨を保有しているという方は、仮想通貨をレンディング(貸付)に回して、確実に利息を稼ぐという方法もあります。

レンディングであれば仮想通貨の数量は確実に増えます。しかし一方で、貸し出している期間中は仮想通貨を引き出せない場合がほとんどです。その間、相場が上昇しても下落しても売却できないため、機会損失のリスクはあります。

仮想通貨レンディングのメリットは? 国内取引所と注意点を投資銀行出身のトレーダーが解説

パターン3. ブロックチェーンゲーム

仮想通貨で儲かるパターンのなかで、ユニークなのがブロックチェーンゲームです。ゲーム内で「希少価値の高い」あるいは「使い勝手が良い」キャラクターやアイテムを入手し、ゲーム外部のマーケットプレイスで売却すれば、儲かるチャンスがあります。

入手方法としては、ゲーム内での販売のほか、クエストやバトルの報酬などが挙げられます。ゲーム内で活躍しそうなキャラやアイテムの選別能力や運要素があるものの、ゲームを楽しみながらできるので、投資経験の無い方でもおすすめの方法です。

イーサリアムで遊べる無料ゲーム4選! MMOから最新カードゲームまで


3. 仮想通貨で儲かるとは限らない!投資前の注意点

仮想通貨で儲けるための注意点

前述のように仮想通貨で儲かるケースは複数ありますが、必ず儲かる訳ではない点には注意が必要です。本記事の最後に、仮想通貨に資金を投じる上で知っておきたい注意点を整理しておきます。

注意点1. 余剰資⾦の範囲内で投資する

仮想通貨への投資は余剰資金の範囲内で行い、資金を投じ過ぎないという意識が重要です。仮想通貨は価格変動リスクが大きく、数日で価値が半分になることもあるため、投資する場合は失っても問題無い程度の金額内で留めておく必要があります。

もちろん、価格が急に高騰する場合もあります。儲かるタイミングで上手く投資できたとしても、仮想通貨がハイリスク・ハイリターンであるという意識は常に持ち続けるようにしましょう。

注意点2. セキュリティ対策

仮想通貨はインターネットを通じて、24時間365日いつでも使える(送金できる)というメリットがあります。一方で、ハッキングなどのリスクも抱えています。仮想通貨は、一度送金してしまうと基本的には巻き戻しができません。したがって、ハッキングによる不正送金リスクを最小限にするための対策を講じておく必要があるのです。

具体的なセキュリティ対策として、以下の2点は最低限意識しておきましょう。

2段階認証を設定する

国内の仮想通貨交換業者を利用する際には、必ず「2段階認証」設定を行いましょう。2段階認証とは、ログインなどの際にID・パスワードの入力に加えて、セキュリティコードや、アプリなどで生成されるワンタイムパスワードを入力する認証方式のことです。

2段階認証は、本人以外からの不正ログインや不正送金を防止する役割があります。少し手間に感じるかもしれませんが、必ず設定してセキュリティを向上させましょう。

仮想通貨の分散管理

2段階認証と併せてやっておきたいのが、仮想通貨の分散管理です。仮想通貨のやり取りを行うために必要なツールである「ウォレット」には様々な種類があり、利便性と安全性のレベルがそれぞれ異なるので、保有資産の量に応じて使い分ける必要があります。

特に多額の仮想通貨を保有している場合は、専用端末を使ってオフラインで管理できる「ハードウェアウォレット」の利用がおすすめです。どのくらいの額をもって「多額」と表現するかは人それぞれですが、数万円以上の仮想通貨を保有する場合は、ハードウェアウォレットの利用を検討しても良いでしょう。

ハードウェアウォレット

おすすめのウォレットに関しては、以下の記事をぜひご覧ください。

仮想通貨のウォレットとは? 種類・おすすめウォレットを紹介

注意点3. 詐欺被害に注意

仮想通貨の話題性や儲かるというイメージに乗じた仮想通貨詐欺には注意が必要です。過去、儲かると誘われて出資した投資家が、出資金を持ち逃げされるなどの被害が報告されています。その他にも、仮想通貨の自動取引プログラムが入ったUSBメモリを高額で販売する事例も報告されており、仮想通貨関連の儲け話は用心するに越したことはありません。

仮想通貨詐欺に関しては、以下の記事で解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。

仮想通貨の詐欺かも? 実際の手口・被害を防ぐための対策と相談先まとめ

また、詐欺ではありませんが、知名度の低い(あるいは価格が極端に安い)仮想通貨への投資も控えるべきです。よほど入念に調査を行い、自信を持って投資する場合は別ですが、知名度の低い仮想通貨への投資は、極めてハイリスクであると認識する必要はあります。

注意点4. 仮想通貨には税⾦がかかる

仮想通貨で儲けた時の税金

仮想通貨で利益を上げた個人(法人)は、税金を収めなくてはいけません。他の所得と同様、1年間のうちに一定額以上の収入がある場合は、確定申告をする義務が発生します。

ただし、よほど多くの所得が無い限り、多額の税金が課せられることはありません。仮想通貨にかかる税金の基礎知識は、以下の記事で詳しく解説しています。

【2020年保存版】ビットコインの税金|節税の方法や大損しない為の知識
仮想通貨の税率はどのくらい? 税金の計算方法や基礎知識を解説


まとめ

本記事でも解説したように、仮想通貨で儲けることは可能です。儲かるパターンとしては、仮想通貨取引やレンディング、ブロックチェーンゲームなどがあります。レンディングは貸付によって利息を稼ぐ方法ですが、それ以外は安く買って高く売るのが基本です。

すでに広く浸透している株式のような金融商品と比べて、仮想通貨は価格変動が大きいという特徴があります。その分、仮想通貨はハイリスク・ハイリターンな投資対象です。したがって、価格変動やセキュリティに注意しながら、余剰資金の範囲内での投資をおすすめします。