仮想通貨用語”ガチホ”とは? ガチホのやり方とコツ・注意点を伝授

仮想通貨のことを調べていて、「ガチホ」という言葉を聞いたことはありませんか? 

ガチホとは「ガチでホールド」という言葉の略語で、仮想通貨を長期保有して利益を狙うという投資スタイルのひとつです。

こちらの記事では「ガチホ」の詳しい意味や言葉の使い方、ガチホするコツを伝授します。ガチホするために気を付けるべき点も挙げていきます。

仮想通貨の将来性を考え、ガチホしようと思った時はこの言葉を使ってみてくださいね。

1. ガチホとは

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1-1. “ガチホ” は長期的な投資法

ガチホとは、特定の銘柄を長期的に保有する投資法を指します。持ち続けるといっても、一生売らないのでは利益になりません。

正しくは “自分で決めた価格や時期になるまで売りに出さない“ ということ。

たとえば、

  • 今は1コイン1,000円の価格だけど5,000円まで伸びると思うので、それまで保有し続ける
  • ボーナスが出る時期は購入したい人が増えそうなので、それまでは価格変動があっても売りに出さない

というように自分で売り時の予想を立て、時期になるまでコインを売らずに保つ投資の戦略です。

この様子から、

  • がっちりホールド
  • ガチガチにホールド
  • ガチでホールド

と表されるようになり、略して「ガチホ」と呼ばれるようになりました。

インターネット上では、ガチホをしている人たちの総称を「ガチホ勢」「ガチホ民」と呼ぶことも。また大きな値動きがあっても、揺らぐことなくガチホを継続する忍耐力を「握力」といいます。

● “ガチホ”、“握力” の使用例

1-2. 元は株投資で使われていたスラング

ガチホは、もともと株の投資家たちの間で使われていたスラングです。

小額で気軽に投資できる仮想通貨が現れたことにより、若年層の投資家が増えました。そのためSNSやネット掲示板で頻繁に使われるようになり、一気に「ガチホ」の認知度がアップ。今では検索エンジンの上位を仮想通貨の記事が占めるほど、仮想通貨用語のひとつとして浸透しています。

1-3. “寝かせる” “気絶投資法” “塩漬け” も長期的な投資法

ガチホと似た意味を持つ言葉には、

  • 寝かせる
  • 気絶投資法
  • 塩漬け

といったものがあります。どれも長期的にコインを保有し利益が生まれるのを待つ投資法。

● “寝かせる” の使用例

“寝かせる“ の意味は、「そのまま保有しておく」ということ。

ガチホは値上がりを予想して持ち続ける状態を指しますが、“寝かせる” はそうとは限りません。

● “気絶投資法” の使用例

気絶投資法は長期的な保有だけでなく、値動きのチェックをほとんど行わずにホールドし続ける状態のこと。

長期投資をしている最中に大幅値下がりが起こると、売りたい気持ちにかられますよね。そのようなニュースに心を動かされないため、わざと情報をシャットアウトしてホールドを続ける戦略です。

● “塩漬け” の使用例

“塩漬け” とは、値下がりしてしまい仕方なく保有を続けている状態のこと。

長期的な保有という点ではガチホと同じですが「売りたくても損失が大きいため売りに出したくない」、「少しでも損失を小さくできるまで待ちたい」といったネガティブなイメージがあります。

2. ガチホのメリット

ガチホのメリットには、以下のような点が挙げられます。

ガチホのメリット

  • 初心者でも成功しやすい
  • 税金がかからない
  • 手間が少なくラクチン

それぞれについて解説していきましょう。

2-1. “流れを読む力” がなくてもできる

ガチホは価格の流れを読む力が備わっていなくても始められます。売り時や買い時といったコツが必要なデイトレードと異なり、初心者でも成功しやすい投資法といえるのではないでしょうか。

仮想通貨は、多くの投資家たちが「今後さらに成長する」と予想しています。その見込み通りなら、投資初心者でも利益を出せる見込みが十分。

2019年4月26日現在ビットコインの価格は500,000円台ですが、数年後には数千万円台に上がるという声もちらほら。

またビットコイン以外の仮想通貨であるオルトコイン(アルトコイン)にも、成長を期待できる銘柄が多数あります。順調に成長していきそうなコインを見極めてガチホしておけば、数年後に資産が増えているかもしれません。

2-2. ホールド中の含み利益には税金がかからない

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仮想通貨で得た利益は雑所得として扱われ、最大45%の税金を納めなくてはなりません。

課税対象になる条件は、

  • 仮想通貨を現金に換えた時
  • ほかの仮想通貨と交換した時

というもの。つまり条件に当てはまらないガチホは、いくら含み益があっても税金がかからないのです。“ガチホ最強” といわれる理由のひとつですね。

また売買を行ったとしても、短期売買と異なり取引回数が少ないから税金計算がラクチン。確定申告を簡単に済ませたい人には、ガチホでの投資スタイルが向いているのではないでしょうか。

2-3. 手間が少なく短期売買よりラクチン

ガチホを決め込んでしまえば、動かざること山の如し。時が経つのを待つだけなので、ほとんど手間がかかりません。

短期で売買する場合は、24時間365日アンテナを張ることになるでしょう。コツをつかむまで時間もかかります。

一方のガチホは、一日中チャートとにらめっこをする必要はありません。年間の取引回数も少なく済むので、短期売買の投機よりもラクチン。

ガチホは忙しい人でも取り組めるほど、手間が少ない投資法です。

3. ガチホの注意点

ガチホ手法で投資を始めるにあたって、初心者が気をつけたい注意点をまとめました。

ガチホの注意点

  • 耐える力が必須

  • 塩漬けにならないよう注意

詳しく解説していきます。

3-1. 握力が勝敗のカギ! ガチホは忍耐力が必須

ガチホは価格の乱高下に耐える力が必要です。通称「握力」と呼ばれる力。

投資を始めたら、自分の持っているコインの値動きが気になりますよね。

  • 史上最高の価格がついている
  • みるみる下落している

といった瞬間こそ、握力が試されている時。

ほかの投資家たちが活発に売買を行っていると「今こそ売り時ではないのか?」、「これ以上ホールドすると損失が増えるのでは?」とガチホを継続すべきか迷いが生まれます。

しかし一時的な乱高下に反応して売買をするやり方は、ガチホとはいえません。気持ちのぶれが大きい人ほど、投資に失敗するという声もあります。

ガチホをしている時は、精神的にキツい場面が何度も訪れるでしょう。さまざまな誘惑に負けないよう、

  • ○○円ほどの価格変動は気にしない
  • 価格が□□円になるまで売りに出さない

というルールを設けておけば、ぶれない気持ちでガチホを続けられるかもしれませんね。

3-2. 売りに出す勇気を! “塩漬け” に注意

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ガチホをするなら握力と同時に、引き際の判断力も必要です。

前述したように “塩漬け” には、売りたくても損失が大きくて売る気になれない――という意味があります。

今後値上がりの気配がないコインをホールドしていても、利益を得ることは難しいでしょう。最悪の場合、コインが無価値になるケースも。そうなれば100%の損失です。

もう値上がりの希望が持てないと判断した場合は、マイナスがあっても売りに出す決断が必要。判断が早ければ早いほど損失を抑えられます。現実逃避せずに “損失があっても売りに出す勇気” を持ちましょう。

4. ガチホする時に押さえるべきポイント

ガチホの投資スタイルで仮想通貨を運用するなら、

  • 定番コイン
  • 草コイン
  • 正しい管理方法

について押さえておきましょう。

4-1. 情報の共有が多い定番コインを把握しよう

定番コインと呼んでも過言ではないビットコイン、またイーサリアム やXRP(通称:リップル)といったオルトコイン。これらのコインは日本の取引所でも扱っています。

定番コインをガチホするメリットは、多くの人がTwitterやブログで情報を共有している点特に日本で取り扱っている仮想通貨なら、リアルタイムの情報が得やすいでしょう。急なアクシデントや事件にも即反応できますね。

仮想通貨の購入は金融庁に登録済みの取引所で行うのが、オーソドックスで安全といわれています。投資デビューの方は定番コインからスタートして、感覚を養ってみてはいかがでしょうか?

金融庁登録済の取引所で購入できるコイン一覧

  • Bitcoin/ビットコイン(BTC
  • Ethereum/イーサリアム(ETH
  • XRP/エックスアールピーまたはザープ(通称:リップル)(XRP)
  • Litecoin/ライトコイン(LTC
  • Bitcoin Cash/ビットコインキャッシュ(BCHまたはBCC
  • MonaCoin/モナコイン(MONA
  • Lisk/リスク(LSK
  • Ethereum Classic/イーサリアムクラシック(ETC
  • NEM/ネム(XEM
  • Factom/ファクトム(FCT)
  • Counterparty/カウンターパーティー(XCP
  • QASH/キャッシュ(QASH
  • フィスココイン(FSCC
  • ネクスコイン(NCXC
  • CAICAコイン/カイカコイン(CICC
  • PEPECASH/ぺぺキャッシュ(PEPECASH

4-2. ハイリスク・ハイリターンな草コインに高額投資はNG

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億り人になる夢があるのは草コインへの投資。

草コインとは、時価総額が極端に低くマイナーなコインの総称。無価値になる可能性もあるけど、ガチホして価格が上がれば億り人になれるかもしれないハイリスク・ハイリターンなコインです。

このように草コインは一獲千金の投資対象として注目されています。しかし草コインは価格がゼロ、つまり無価値になる恐れもあるのです。まだコインを見極める目を養えていない初心者は、草コインへの高額投資は避けたほうがよいでしょう。

また詐欺要素の高いコインがあるのも事実。億り人を夢見るあまり、怪しげなコインに手を出さないように気をつけましょう。

4-3. コールドウォレットで安全に管理するべし

ガチホで長期的にコインを保有するなら、自身で用意したコールドウォレットでの管理がオススメ。取引所のウォレットに預けっぱなしにするのは危険です。なぜなら、

  • 取引所が破たんすると預けたコインを取り出せなくなる
  • 多くのコインが集中する取引所はハッカーに狙われやすい

といった恐れがあるから。

2014年2月に起きたマウントゴックスのビットコイン消失事件ではコインを預けたままにしていたユーザーが多く、400億円を超える被害がありました。オンライン上のホットウォレットで管理をしていたことが原因ではないかといわれています。20181月に起きたコインチェックのNEM流出事件も記憶に新しいですね。

コールドウォレットはインターネットにつないでいないので、凄腕ハッカーでも手を出しようがありません。多額のコインの保管方法としては、一番安全といえるのではないでしょうか。

代表的なコールドウォレットには、

  • ペーパーウォレット
  • ハードウェアウォレット

があります。ガチホのように長期間取引を行わない場合は、コールドウォレットでコインを管理しましょう。

それでは、コールドウォレットのつくり方を紹介していきます。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットとは、紙に送金用アドレスと秘密鍵の文字列やQRコードを記録したウォレット。送金用アドレスと秘密鍵を作成したのち、紙に印刷して保管する方法が一般的です。

ペーパーウォレットのつくり方

  1. パソコンにペーパーウォレット作成アプリをダウンロード

  2. 作成ソフト(ZIPファイル)を保存&展開しオフラインにする

  3. ソフトを起動し、アドレスと秘密鍵を生成

  4. 生成したアドレスと秘密鍵を印刷

  5. 生成したアドレスへ既存のウォレットから送金

  6. 安全性の高い金庫や銀行の貸金庫で保管

ペーパーウォレット作成アプリはGitHubから無料でダウンロードできます。紙が汚れたり破けたりすると、QRコードを読み取れなくなる恐れがあるので慎重に扱いましょう。

ハードウェアウォレット

ハードウェアウォレットは仮想通貨をオフラインで保管できるUSB型デバイスです。他人の手に渡ってもパスワードを入力しなければ送金できないというようなセキュリティ面の優れた端末も販売しています。

この記事では、セキュリティや機能面が優秀で多種のオルトコインを保管できる「Ledger Nano S(レジャーナノエス)」への送金方法を紹介していきましょう。

ハードウェアウォレット「Ledger Nano S」への移し方

  1. ハードウェアウォレットの初期設定を行う

  2. パソコンにウォレットアプリをインストール

  3. GoogleChromeの拡張機能にウォレットを追加

  4. インストールしたウォレットと、ハードウェアウォレットを同期

  5. ハードウェアウォレットのアドレスを、同期したウォレットで表示

  6. 表示したアドレスをスマートフォンのウォレットで読み取り送金

  7. 安全性の高い金庫や銀行の貸金庫で保管

ハードウェアウォレットのアドレスがわかれば、毎回パソコンにつなぐ必要はありません。端末の種類によって使い方が異なるので、説明書をよく確認して作業を進めましょう。

故障した時は、ほかのハードウェアウォレットに復元できます。その際は、初期設定で表示されるリカバリーフレーズが必要。間違えないようにメモを取り、大切に保管してください。

5. 玄人から見た仮想通貨の格付け

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投資初心者にとって玄人の視点は気になるところ。自分がガチホしているコインが、プロ目線ではどのような評価を受けているか知りたい人も多いのでは?

そこで世間から注目度が高い格付け企業や投資家たちが付けた、仮想通貨の評価を紹介します。アナタがガチホしているコインには、どのような評価が付いているでしょうか。

5-1. 世界から注目されたWeiss Ratingsの仮想通貨ランキング

アメリカで金融や保険会社の格付けを行う大手格付け機関Weiss Ratings(ワイスレーティング)が、2018124日に初めて仮想通貨に評価を付けました。このランキングには世界中の投資家たちが注目。

Weiss Ratingsが公開した仮想通貨の評価は以下の通りです。

Ethereum(ETH

B

Steem(STEEM

B-

Bitcoin(BTC

C+

Novacoin(NVC

D

SaluS(SLS

D

各ランクは、

  • Aexcellent
  • Bgood
  • Cfair
  • Dweak
  • Every weak

を表しています。

今回のランキングで「A」の評価を受けた仮想通貨はありません。Weiss Ratingsは評価について、「B」や「B-」でも投資対象としてふさわしいと表明。評価が「C」のコインに関しても、警戒する必要はなく合格点であるとしています。

また仮想通貨の代表格であるBitcoinが「A」でない理由は、いくつかある評価軸のうちリスクと技術面に弱いところがあると判断したため――と述べました。さらに “今後仮想通貨は個々の課題を克服するために迅速にグレードアップされる可能性が高い” とコメント。

ほかの仮想通貨への評価は有料版で見られます。

参考:Korean Cyberattack Fails to Foil Crypto-Ratings ReleaseThe Weiss Cryptocurrency Ratings Explained

5-2. 日本の有名投資家が付けた仮想通貨の格付け

Weiss Ratingsから仮想通貨ランキングが出るという情報から、Twitterやブログでの個人的な格付け発表が流行りました。仮想通貨界の有名人たちが公開した、各コインの評価を紹介します。

● ビットコイン研究所代表 大石哲之の格付け

大石 哲之(おおいし てつゆき)
仮想通貨関連の情報を発信するブロガーで、投資家、アドバイサーとしても活躍中。2013年からBitcoinに着目。以降Bitcoinの研究や仮想通貨関連のコンサルティングを手がける人物。

大石氏がブログで公開した仮想通貨ランキングは、以下の通りです。

Bitcoin(BTC

A+

Ethereum(ETH

A

Litecoin(LTC

B

Monero(XMR

B

Bitcoin Cash(BCH

C~B

Dash(DASH

C

NEM(XEM

D

Stellar(XLM

D

Ripple(XRP

E~D

EOS(EOS

E

NEO(NEO

E

IOTA(IOT

E

Bitcoin Gold(BTG

E

TRON(TRX

N/A

Cardano(ADA

N/A

※「N/A」という表記はプロダクトがないため評価対象外
参考:ビットコイン研究所ブログ

この格付けでは、プロトコル設計や技術開発面を中心に位置づけ。定番コインのBitcoinやEthereumは、玄人の目から見ても高評価を受けているようです。

なお大石氏は、発表したコインの格付けは価格のアップダウンと一切関係ないと明言しています。あくまで個人的な仮想通貨の格付けとしてとらえましょう。

まとめ

この記事では

  • ガチホとはがっちりホールドなどの略称で、特定の銘柄を長期で保有している状態を指す投資法
  • 投資ならではのコツが必要なく、取引回数や税金計算が少なく済む
  • 価格が落ちた時に「耐える」「売る」といった判断ができなければ、利益を出すのは難しい
  • 一獲千金の夢がある草コインへの高額投資はハイリスク・ハイリターン
  • 長期でコインを保有するならコールドウォレットで管理
  • 大手格付け機関はEthereumやSteemを高評価し、有名投資家はBitcoinEthereumを高評価

ということを紹介しました。

投資対象として仮想通貨を始めたい人、買ってみたけど運用方法を模索中という方も。ぜひ参考にしてください。