世界での時価総額や取引量、国内での上場取引所数などを参考に、国内で取引できる仮想通貨をランキング形式で紹介します。
※2020年2月17日時点で、口座開設可能な取引所・販売所が1つ以上国内で営業中のものに限ります。
1位 ビットコイン
時価総額 | 1,780億ドル(1位) |
24H取引量 | 447億ドル(2位) |
国内取引所上場数 | 16取引所(1位) |
google月間検索数(国内) | 550,000件(1位) |
時価総額は世界1位、仮想通貨の代名詞
2017年の仮想通貨バブルによって日本でも大きく知名度が上がった、仮想通貨の代名詞とも呼べる仮想通貨です。ブロックチェーンやP2Pなど既存の技術を組み合わせることによって、従来の通貨とは全く違う「非中央集権」での決済システムを目指して誕生しました。
国内のほとんどの取引所・販売所で売買が可能です。
2位 イーサリアム (ワールドコンピューター)
時価総額 | 273億ドル(2位) |
24H取引量 | 256億ドル(3位) |
国内取引所上場数 | 15取引所(2位) |
google月間検索数(国内) | 22,200件(3位) |
トークン発行など多彩な機能を持つ、アルトコインの筆頭格
イーサリアム(ETH)はビットコインを除いた仮想通貨(アルトコイン/オルトコイン)の中でトップの時価総額と取引量を有しており、国内のほとんどの取引所・販売所で売買ができます。
ビットコインとは設計思想が大きく異なり、Dappsと呼ばれるアプリやトークンの発行を容易にするプラットフォーム上で利用されています。開発者であるヴィタリックはイーサリアムのことを「ワールドコンピューター」と呼んでいます。
イーサリアムのプラットフォームでは、一般の開発者がスマートコントラクトのコードを書き分散型アプリケーション(DApps)を追加することで、任意の機能を追加することができます。
イーサリアム自体がコンピュータのような仕組みのため、「ワールドコンピューター」と呼ばれているのです。
イーサリアムは「通貨」としてではない新たな概念を持った仮想通貨として、またたくまに世界中から注目を浴びることになりました。
3位 XRP(通称:リップル)
時価総額 | 122億ドル(3位) |
24H取引量 | 38億ドル(7位) |
国内取引所上場数 | 11取引所(4位) |
google月間検索数(国内) | 135,000件(2位) |
リップル社が発行する、決済機能に長けたコイン
国内では「リップル」と呼ばれることも多いXRPは、米リップル社によって発行されている仮想通貨です。銀行間送金向けに開発・提供されており、世界中で数百の銀行と提携、動画の配信などプロモーション活動も盛んです。
国内では半数以上の取引所・販売所に上場しています。
4位 ビットコインキャッシュ
時価総額 | 71億ドル(4位) |
24H取引量 | 60億ドル(6位) |
国内取引所上場数 | 12取引所(3位) |
google月間検索数(国内) | 14,800件(5位) |
ビットコインからハードフォークによって誕生したコイン
ビットコインキャッシュは2017年8月にビットコインからのハードフォークによって誕生しました。ビットコインが抱える「スケーラビリティ問題」などの課題を解決することを目指して設計されており、アップデートも頻繁に行われています。
国内では半数以上の取引所・販売所に上場しています。
5位 ライトコイン
時価総額 | 46憶ドル(6位) |
24H取引量 | 62億ドル(5位) |
国内取引所上場数 | 9取引所(5位) |
google月間検索数(国内) | 5,400件(9位) |
実用性を重視して誕生した、ビットコインに次いで歴史が長いコイン
ライトコインが誕生したのはビットコインと同じ2011年。国内主要仮想通貨(※)の中ではビットコインの次に歴史の長いコインで、ビットコインよりも迅速な承認スピードなど、より実用性を高めた設計がなされています。
国内では約半数の取引所・販売所に上場しています。
そのほかの仮想通貨
そのほか、国内で取引可能な仮想通貨を紹介します。
ネム(XEM)
時価総額 | 58億ドル(26位) |
24H取引量 | 5,300万ドル |
国内取引所上場数 | 3取引所 |
大型アップデート「カタパルト」を控えた仮想通貨
ネム(XEM)は2015年に誕生した仮想通貨で、2020年に大型アップデート「カタパルト」が予定されています。国内では、GMOコイン・Zaif Exchange・コインチェックの3カ所で売買が可能です。
モナコイン(MONA)
時価総額 | 1億5,000万ドル(48位) |
24H取引量 | 1,400万ドル |
国内取引所上場数 | 5取引所 |
9割以上が国内で取引される、日本生まれの仮想通貨
モナコイン(MONA)は日本の大型匿名掲示板「2ちゃんねる」から発祥した仮想通貨で、全世界の取引量のうち95%を国内の取引所が占めています。国内ではbitbankなど5つの取引所で売買が可能です。
ステラルーメン(XLM)
時価総額 | 14億6,000万ドル(14位) |
24H取引量 | 6億7,000万ドル |
国内取引所上場数 | 3取引所 |
2019年末に国内取引所に相次いで上場、国内でも取引可能に
ステラルーメン(XLM)は2019年11月にコインチェックに上場し、国内でも取引が可能になりました。コインチェックのほかGMOコイン・DMM Bitcoinでも取り扱っていますが、DMM Bitcoinではレバレッジ取引のみ、ほか2カ所では現物の販売所形式での取引のみとなっています。
イーサリアムクラシック(ETC)
時価総額 | 10億6,000万ドル(17位) |
24H取引量 | 29億ドル |
国内取引所上場数 | 2取引所 |
イーサリアムからのハードフォークで誕生した、「中央集権」を理念とする仮想通貨
イーサリアムクラシック(ETC)は2016年にイーサリアムからのハードフォークで誕生しました。国内では、bitFlyer・コインチェックの2つの取引所で売買できますが、いずれも販売所形式でのみの取扱いです。
リスク(LSK)
時価総額 | 2億2,000万ドル(36位) |
24H取引量 | 1億ドル |
国内取引所上場数 | 2取引所 |
分散型アプリケーションを構築するプラットフォーム上のコイン
リスク(LSK)はイーサリアム(ETH)と同じく、Dappsなどのアプリケーション構築が可能なプラットフォーム上で使用されているコインです。国内ではbitFlyer・コインチェックに上場していますがいずれも販売所形式のみでの取引です。
ファクトム(FCT)
時価総額 | 2,800万ドル(137位) |
24H取引量 | 155万ドル |
国内取引所上場数 | 1取引所 |
データ管理のためのプラットフォーム上で利用されるコイン
ファクトムはイーサリアムやリスクと同じくプラットフォーム上で利用されるコインで、不動産など膨大なデータを管理する分野でプロジェクトが進められています。国内ではコインチェックのみでの取扱いです。
キャッシュ(QASH)
時価総額 | 2,000万ドル(171位) |
24H取引量 | 28万ドル |
国内取引所上場数 | 1取引所 |
取引所「Liquid」の運営会社が発行する独自トークン
キャッシュ(QASH)は仮想通貨取引所「Liquid」の運営会社「QUOINE株式会社」が発行する独自トークンです。国内ではLiquidのみでの取扱いです。
コバン(c0ban/RYO)
時価総額 | – |
24H取引量 | – |
国内取引所上場数 | 1取引所 |
LastRoots社の「c0banプロジェクト」の一環として誕生した通貨
c0ban(RYO)は株式会社LastRootsによるc0banプロジェクトの1つとして発行された通貨です。国内ではc0ban取引所のみでの取扱いです。