スキャルピングとは? 概要・メリットと仮想通貨(暗号資産)での注意点

仮想通貨(暗号資産)のスキャルピング

仮想通貨(暗号資産)スキャルピングは、短期間でも利益を出すことができる取引手法です。効果的に取引するためのポイントを抑えることができればすぐに利益につながるものの、リスクも多いため中・上級者向けの方法といえるでしょう。

今回の記事では、仮想通貨のスキャルピングの概要、メリット・デメリット、成功させるためのコツを解説していきます。

この記事でわかること(仮想通貨(暗号資産)のスキャルピング)


1. 仮想通貨のスキャルピングとは?

この項目では、スキャルピングの概要について確認していきます。

スキャルピングとは

  • 超短期間での取引を繰り返す取引手法
  • トレーダー専業の中・上級者向け

短期間で仮想通貨の売買を繰り返す取引手法

仮想通貨スキャルピング(三分足チャート)
参照:TradingView

スキャルピングとは、数秒や数分の短期間で仮想通貨の売買を繰り返す取引手法のことです。スキャルピングは日本円や米ドルなどの法定通貨を売買する、FX(外国為替証拠金取引)でよく用いられる手法として知られています。

スキャルピングは取引期間が極端に短いことから、1度の取引で得られる利益があまり多くありません。そのため、売買を何度も繰り返し細かな利益を積み重ねていく点が大きな特徴の1つと言えます。

専業で取り組んでいる中級者から上級者向けの取引手法

スキャルピングは投資に専業で取り組んでいる、中級者から上級者向けの取引手法です。チャートを分析するための知識や、常に取引できる時間的な余裕が必要となるからです。

より分かりやすくなるように、他のトレードスタイルとの比較を行ってみましょう。

一般的に、投資には期間で区分けした代表的な4つのトレードスタイルがあります。

名称期間向いている人
スキャルピング数秒〜数分中級者〜上級者
デイトレード1日初心者〜上級者
スウィングトレード数日〜数ヶ月初心者〜上級者
長期トレード数ヶ月〜数年初心者〜上級者

初心者でも取り組みやすいスウィングトレード長期トレードは、売買の対象となる仮想通貨を中長期間保有することが前提です。

対象となる仮想通貨に関する知識は必要ですが、チャートに常に張り付くなどの時間的な制約はないので、副業でも取り組みやすいでしょう。

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一方で、スキャルピングは数秒や数分で売買を繰り返すため、常にチャートに張り付いている必要があります。また、短期的な値動きを予想するためにチャートを分析する知識も必要となってきます。

こうした点から、スキャルピングは専業で取り組んでいる中級者や上級者に向いている取引手法であると考えられているのです。


2. 仮想通貨のスキャルピングのメリット・デメリット

この項目では、スキャルピングのメリット・デメリットについて確認していきましょう。

2-1. メリット

他の投資手法に比べて、決済までの時間が短いことによるメリットが多いです。

スキャルピングのメリット

  • 短期間で利益が確定する
  • 寝ている間に損失が出ない
  • 自己資金を効率的に使える

短期間で利益が確定する

スキャルピングのメリットとしては、短期間で利益を狙える点が挙げられます。スウィングトレードや長期トレードは結果が出るまで時間がかかりますが、スキャルピングであれば数秒から数分で利益を出すことも可能です。

もちろん、損失も短時間で出るので、取引をする際には十分に注意して取り組む必要があります。

寝ている間に損失が出ない

スキャルピングのメリットとしては、寝ている間に損失が出ないことも挙げられます。翌日まで購入した仮想通貨を持ち越すことはなく、取引を短時間で完結させるからです。

スウィングトレードや長期トレードは中長期に渡って仮想通貨を保有します。そのため、対応が難しい寝ている間に損失が出ていたという事態も起こる可能性があります。

一方で、スキャルピングであればこうした心配もありません。そのため、この点はメリットの1つとして挙げられるでしょう。

自己資金を効率的に使える

スキャルピングのメリットとしては、自己資金を効率的に使えるという点が挙げられます。スウィングトレードや長期トレードと比較すると、短期間で売買するスキャルピングは価格の変動が小さいため、1度の取引で自己資金を多く使えることが、その理由です。

ただし、短期間で大幅な価格変動が起こる可能性もあるので、取引をする際には資金に余裕を持たせるなど、十分に気をつけて取り組みましょう。

2-2. デメリット

決済までの時間の短さの他、取引回数の多さもデメリットにつながります。

スキャルピングのデメリット

  • 1回の取引で得られる利益が小さい
  • 取引自体に時間がとられる
  • 取引手数料が増える

1回の取引で得られる利益が小さい

スキャルピングのデメリットとしては、1回の取引で得られる利益が小さい点が挙げられます。スウィングトレードや長期トレードのように、大きな価格変動を狙いにくいことが、その理由です。

そのため、1回の取引で大きな利益を狙いたい人には、あまり適した手法ではないと言えるでしょう。

取引自体に時間が取られる

スキャルピングは数秒や数分の短期間で売買を繰り返すため、常にチャートを確認していなければならず、取引自体に時間がかかります。

そのため、仕事をしながらスキャルピングをするといったことは難しく、副業で取り組むには適していないと考えられます。

取引回数が多く手数料負担が増える

スキャルピングには、取引の回数が多く手数料負担が増えるデメリットがあります。スウィングトレードや長期トレードでは売買の回数自体が少ないですが、スキャルピングは細かな利益を積み重ねていく手法なので、取引回数が増えて手数料の負担も増加してしまいます。

そのため、取引手数料を抑えて取引したい人には、あまり適していない手法と言えるでしょう。

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3. スキャルピング成功の4つのコツ

この項目では、スキャルピングを成功させる4つのコツ・手法について確認していきます。

コツ① スプレッドを抑えて取引する

スプレッドを抑えて取引することは、スキャルピングを成功させるコツの1つです。仮想通貨におけるスプレッドとは、仮想通貨の買いと売りの差額のことを指しています。

たとえば、ビットコインの買い価格が100万円、売り価格が99万円の場合、スプレッドは差額の1万円となります。

仮想通貨(暗号資産)スキャルピングのコツ(スプレッド)

これを踏まえて、ビットコインを購入する際にスプレッドが1万円の場合と、スプレッドが2万円の場合を考えてみましょう。1万円の場合であれば、1万円を超えて価格が上昇すれば利益が出ますが、2万円の場合は2万円を超えて価格が上昇しなければ利益が出ないことになります。

仮想通貨(暗号資産)スキャルピングのコツ(スプレッド)

つまり、スプレッドが狭い方がより小さな値上がりで利益を出すことができるので、取引をする上では有利になるのです。スキャルピングは取引の回数が多くなるため、売買のたびに発生するスプレッドを抑えて取引することは、他のトレードスタイルと比較しても重要なポイントとなります。

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「販売所」ではなく「取引所」を使う

スプレッドを抑えて取引するためには、「販売所」ではなく「取引所」を使うことが1つのポイントとなります。仮想通貨には「販売所」と「取引所」の2つの取引形式があります。

・販売所:販売会社と直接仮想通貨を売買する形式
・取引所:ユーザー同士が直接仮想通貨の売買する形式

一般的に、「取引所」の方がスプレッドは狭くなる傾向があります。「販売所」では販売会社が仮想通貨の買いや売りの価格を決めるからです。

そのため、スプレッドを抑えるのであれば「取引所」を利用すると良いでしょう。

コツ② 手数料が安い取引所を選ぶ

仮想通貨(暗号資産)スキャルピングのコツ(手数料)

手数料が安い取引所を選ぶことは、スキャルピングを成功させるコツの1つです。デメリットでも解説したように、スキャルピングでは取引の回数が増えるため、他のトレードスタイルより手数料が多くかかってしまいます。

一方で、手数料が安い取引所を使うことができれば、このコストを削減することが可能です。仮に10回の取引で1万円の手数料がかかったとして、その半分の手数料を採用している取引所であれば、5,000円に抑えることができます。

こうした点からも、手数料を安く抑えることは重要です。できる限り手数料が安い取引所を選び、スキャルピングにかかるコストを抑えていきましょう。

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コツ③ 値動きが大きいコインは損切りを入れる

仮想通貨(暗号資産)スキャルピングのコツ(レバレッジ)

スキャルピングでは短期間で利益を出す必要がありますが、値動きがほとんどなければ利益を得ることも難しくなってしまいます。

そのため、効率的なスキャルピングには値動きが大きい仮想通貨での取引が重要になりますが、損失が出るリスクも大きくなります。

特に値幅が大きい仮想通貨でスキャルピングする場合、損切りは必ず入れるようにしましょう。

損切り目安は1%

損切りとは損失が出ている注文を決済し、損失を確定させることです。

損切りの目安に決まりはありませんが、より安全に取引するのであれば、証拠金に対して1%の損失が出た段階で損切りすると良いでしょう。

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コツ④ レバレッジ取引を活用する

仮想通貨(暗号資産)スキャルピングのコツ(レバレッジ)

仮想通貨のスキャルピングでは、レバレッジ取引を活用することも成功させるためのコツとして挙げられます。

レバレッジ取引とは、自己資金の数倍や数十倍といった大きな金額を運用できる取引手法のことです。また、この数倍や数十倍といった倍率のことを「レバレッジ」と呼びます。

仮想通貨のスキャルピングにおいて、レバレッジ取引を活用することで以下の2つのメリットを得ることが可能です。

① 元手よりも大きな金額で取引できる
② 下落相場でも利益を狙える

元手よりも大きな金額で取引できる

レバレッジ取引では自己資金よりも大きな金額を運用できます。

たとえば、自己資金が10万円でレバレッジが4倍だった場合を考えてみましょう。この場合、スキャルピングで使える資金の総額は「10万円(自己資金) × 4(レバレッジ)=40万円」となります。

仮に1%の利益を得られた場合、自己資金10万円であればその内の1%にあたる1万円が利益となります。一方で、40万円であればその内の1%にあたる4万円が利益となるのです。

このように、レバレッジ取引では自己資金よりも大きな金額をスキャルピングで使えることで、狙える利益も大きくすることができるのです。

下落相場でも利益を狙える

下落相場でも利益を狙える点は、スキャルピングでレバレッジ取引を活用するメリットの1つでもあります。

レバレッジ取引では仮想通貨を売ったと仮定し、後から買い戻す「ショートと呼ばれる手法を使うことができます。ショートの手法の特徴は、通常の取引と違い価格が下落した時に利益を出すことができる点です。

これによって、価格が上昇した時だけでなく下落した時にも利益を狙うことができます。トレードチャンスが増えるため、スキャルピングにおいてレバレッジ取引を活用するメリットと言えるでしょう。

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4. おすすめの取引所

ここからは、スキャルピングにおすすめの取引所を紹介していきます。

4-1. メイカー手数料マイナスの 「bitbank」

bitbank

取引手数料メイカー:-0.02%
テイカー:0.12%
取引形式取引所
レバレッジ対応有無無し
向いている人手数料とスプレッドを抑えてスキャルピングがしたい人

bitbankはメイカー手数料がマイナスで利用できます。メイカーとは、注文が並ぶ取引板に注文を出す人のことです。また、その取引板から注文を取っていく人のことをテイカーと呼びます。

「取引所」の形式に対応しているため、スプレッドも抑えることが可能です。また、AppStoreで星4.0の評価を獲得している、使いやすいアプリも魅力の1つでしょう。

bitbank手数料

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4-2. レバレッジ取引ができる「GMOコイン」

仮想通貨(暗号資産)のスキャルピング
(参照)GMOコイン
取引手数料(取引所) メイカー:-0.01%
テイカー:0.05%
取引手数料(販売所) 無料
取引形式販売所
取引所
レバレッジ対応有無有り
向いている人レバレッジ取引でスキャルピングがしたい人

GMOコインでは「取引所」の形式でレバレッジ取引ができます。レバレッジ取引では、ビットコイン、イーサリアム、XRP(リップル)、ライトコイン、ビットコインキャッシュの全5種類の仮想通貨に対応しています。

また販売所形式のレバレッジ取引となる「暗号資産FX」ではベーシックアテンショントークン(BAT)ステラ・ルーメン(XLM)など、国内で数か所しか取扱いのない通貨もレバレッジをかけて売買できます。

メイカー手数料が-0.01%のため、手数料を抑えたい人にも適しているでしょう。

GMOコイン|手数料(入出金・取引)

初めてでもわかる!GMOコインのレバレッジ取引のやり方と注意点

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まとめ

以上、仮想通貨のスキャルピングについて解説してきました。あらためて、この記事のポイントをまとめておきましょう。

  • 仮想通貨のスキャルピングは短期間で売買を繰り返す取引手法のこと
  • 短期間でも利益を狙うことができ、資金を効率的に使えるなどのメリットがある
  • 手数料やスプレッドを抑えることが成功させるためのコツとして挙げられる

スキャルピングに限らず、投資には損失が出るリスクが常に存在します。リスクを考慮しながら、安全に取引できるように心がけていきましょう。

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