仮想通貨ステラ(Stellar Lumens/XLM) 特徴・将来性・2020年以降はどうなる?

仮想通貨ステラ

仮想通貨ステラ(Stellar Lumens/XLM)は、2019年10月12日に、コインチェックで取り扱いが開始されたことで、話題になっている仮想通貨です。

12月4日には、GMOコインも販売所での取り扱いを開始しました。

個人間取引・決済を重視しているステラは、すでに時価総額で世界10位以内に入る人気仮想通貨の1つです。

そんなステラに少しでも興味を持った人へ向けて、どこよりも詳しい情報をお伝えします。

この記事でわかること(仮想通貨ステラ)

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1. ステラ(XLM)はどんな仮想通貨?

多くの人はステラについて「上場して注目されている仮想通貨」という程度の情報しかないかもしれません。

ステラは「通貨として使われること」を目指している仮想通貨であり、そのために敢えて価格の高騰を防ぐしくみを取り入れエアドロップを活発に行って普及を促してきました

1-1. 仮想通貨ステラとは?

ステラの基本理念は「個人送金を行いやすくする」ことです。もう少し詳しく説明すると、「銀行口座を持たない人でも個人間で送金できるようにする」ことを目指しています

ステラにはこの理念を実現するためのいくつものしくみが組み込まれているのです。

ステラの基本情報を紹介しておきましょう。

通貨名(単位)Stellar Lumens(XLM)
取引開始日2014年7月31日
時価総額10位(約1,680億円) *2019/11/12時点
価格8円前後 *2019/11/12時点
発行上限1000億XLM +年1%
コンセンサスアルゴリズムSCP(Stellar Consensus Protocol)
開発者(創設者)Jed McCaleb
運営団体SDF(Stellar Development Foundation)
送金手数料0.00001XLM

◆時価総額

1位のビットコインの時価総額が17.3兆円、2位のイーサリアムが2.2兆円になっていますので、それらと比べると1,680億円というのは大きくありません

しかし、数千種類ある仮想通貨の中で10位というのは決して低くはない順位といえるでしょう。

◆価格と発行上限

発行上限が1000億XLM+年1%となっていますが、これは初年度1000億XLMを発行し、その後は毎年1%ずつ上限が上がるということです。

実質、発行上限がありませんので、希少価値による価格上昇は期待できません。このしくみによってステラには無用な高騰が起きず、通貨としての価値によってしか価格変動が起きないようになっているわけです。

ステラがバーンされた?
価格高騰を抑えるしくみのあるステラですが、2019年11月5日に総供給量の約半数の550億XLMをバーン(焼却)しています。
このときのバーンの対象は、中止されたエアドロップ(無料配布)用の資金と運営団体の運用資金でした。無駄に持つことになったXLMを捨ててステラの市場比率を高めた健全な対策と言えます。
【イラスト付】仮想通貨のバーン(焼却)の仕組みと価格への影響

◆SCP(Stellar Consensus Protocol)

コンセンサスアルゴリズムは、仮想通貨の信頼性を保証するとともに、マイニングそのものを決めるしくみです。ビットコインの「プルーフ・オブ・ワーク」が有名ですが、他に数種類存在しています。

ステラでは、このコンセンサスアルゴリズムも独自のSCPを採用しています。

ビットコインなどのコンセンサスアルゴリズムは「全員の承認」が必要ですが、ステラの場合は全員の承認を必要としていません。ステラでは、参加者が選んだ「信頼できる参加者」の承認によって処理を進められるようになっています。

その結果、ステラの決済速度はビットコインに比べて飛躍的に速くなっているのです。

◆開発者Jed McCaleb

ステラの開発者(共同設立者の1人)は、マウントゴックスの創設者でありリップル(XRP)の開発にも携わっていたJed McCaleb氏です。

Jed McCaleb氏はマウントゴックスが仮想通貨取引業を始めた2011年にマウントゴックスを売却しており、その後マウントゴックスが破綻した年にステラを公開しています。意図したものかもしれませんが、何らかの運命を感じないでしょうか。

ステラが送金プラットフォームをつくる・送金の問題を解決するという点で仮想通貨リップルと共通しているのは、彼が開発や創設に関わっていたからなのです。

◆運営団体SDF(Stellar Development Foundation)

ステラはビットコインのような非中央集権的な仮想通貨ではなく、リップルと同じく運用主体が存在する仮想通貨です。

ただし、ステラネットワーク自体は分散型で非中央集権的になっているため誰でも参加することができ、取引の承認についてのみ運用団体が管理しています。

また、運営団体のSDF(Stellar Development Foundation)は非営利団体であり、ステラの基本理念実現のためだけに活動しています。そのためステラの運営に支障をきたすような事態がない限り、団体の都合によって操作されるということはなく、かつきちんと管理してくれることでしょう。

◆安い送金手数料

ステラは個人の送金を手軽に行うための通貨を目指しています

送金手数料は非常に安く、日本円にして0.00008円程度とタダ同然の価格と言えます。これだけ手数料が安ければ少額決済でも積極的に利用することができるでしょう。

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1-2. XLMの価格推移はリップルに似ている

ステラはリップルを参考として作られており、しくみや用途がリップルに良く似ています。そのため、価格推移についてもリップルに良く似ているのです。

◆過去1年の価格推移

過去1年間の価格推移は、次のようになっています。

XRPの価格推移

リップル(XRP)の価格チャート

XLMの価格推移

XLMの価格チャート

XRPのほうが上下の幅が広くなっている部分もありますが、ほぼ同じような価格推移となっています。

もしステラを購入して利益を得ようと考えているのであれば、リップルの価格推移が参考になるのではないでしょうか。ステラはリップルと同じような機能を持つ仮想通貨だけに、購買層やその考え方も良く似ているのかもしれません

なにより注目すべきなのは価格の上下の幅が小さいということです。通貨として利用されることを考慮するのであれば、このボラティリティの小ささはとても重要なポイントです。

◆ボラティリティの小ささの秘密

ステラは発行上限を毎年上げることで、価格の高騰が抑えられています

発行上限がなく単位当たりの通貨の価値が上がりにくいにもかかわらず時価総額で世界10位になるということは、それだけ流通しているということです。

流通量が多いとちょっとしたことが価格に影響しにくくなりますので、ボラティリティが小さく保たれることが期待できます。

過去、Facebook認証を行っていた
過去、ステラのアカウントを使用するためにはFacebookアカウントを必要とし、Facebookが規制されている中国ではステラの売買ができませんでした。

中国は世界一の人口を擁しているため、大きな売買の流れになれば仮想通貨の価格に影響を及ぼす場合もあります。当初巨大マーケットでステラを大量に売買できないようにすることによりボラティリティの拡大を防いでいたのですね。

 

1-3. ステラはリップルを参考に作られた仮想通貨

ステラはリップルを参考に作られた仮想通貨です。しかしまったく同じものではありませんし、後発だからこそリップルよりも優れた点もあります

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◆ステラのしくみ

ステラは個人間の送金を対象に作られた仮想通貨です。

そのしくみはリップルに良く似たもので、運営が発行したIOUをやり取りすることで、価値の移動を実現しています。IOUというのは「借用証明書」のことですが、イメージとしてはステラ内の入出金処理を行う書類だと考えれば良いでしょう。

XLMの送金の概要

例えば、100XLM ずつ持っている黒ネコと白ネコがいたとします。

XLMの送金の概要

黒ネコが白ネコに50XLMを支払う場合、黒ネコはステラに対して「白ネコへ50XLM送金する」と指示します。

ステラは、黒ネコからの指示に基づいて、「黒ネコから白ネコへ50XLM移動する」というIOUを作成して承認作業を行い、問題なければステラ内の記録を書き換えてIOUを破棄します。

これで送金完了です。

手数料は誰に支払われる?
ステラでは送金時に支払う手数料は承認者の報酬にならず、運営でプールされて新規発行分として再分配されるようになっています。また、不正と判断される送金の手数料は高くなるようなしくみもあり、不正を働いても利益が出ないようになっています

◆ブリッジ通貨

ブリッジ通貨というのは、ある通貨から別の通貨へ両替するときの橋渡しとなる通貨のことを指します。ステラはこのブリッジ通貨としての機能を持っており、法定通貨の両替に利用することができるのです。

また、ステラを利用して両替すれば銀行を利用する必要がありませんので、高速かつ安い手数料で両替することができます

ブリッジ通貨もIOUで
ブリッジ通貨を実現するのも、IOUを利用します。
ある通貨から別の通貨への両替に関するIOUは各参加者からの指示で作成されますが、逆の両替のIOUとセットでなければ実行できません。そこでステラは保持している世界中の両替のIOUの中から最適なIOUを選んで両替を実行するのです。

◆リップルとの違い

ステラはリップルを参考にして改善している部分があり、それがそのまま違いになっています。

その違いは大きく分けて次の3つです。

コンセンサスアルゴリズム

ステラとリップルのコンセンサスアルゴリズムは、両方とも代表者が承認者となって承認作業を行います。ただしSCPの場合、ネットワークの状況に合わせて数学的な理論に基づいた割合の賛成で承認されるようになっています。

リップルのように80%超という明確な承認基準がなく、より小さな割合で承認されることになるため、ステラのほうが決済処理を速くできる場合が少なくありません

仮想通貨リップル(XRP)の送金スピードを支えるPoCの仕組み

対象ユーザー

ステラは「銀行口座を持たない人でも送金できる方法を提供する」ことを目指していますので、個人ユーザーがターゲットになっています。

銀行間の送金効率を上げようとしているリップルとは、同じような機能でも競合することがほとんどありません。

リップル(XRP)と銀行の提携は国際送金へ影響大!遅い高いを解決

発行上限

ステラの発行上限は当初リップルと同じ1,000億XLMでしたが、その後毎年1%ずつ増えていきますので、実質上限なしです。

上限固定ですべて発行済みのリップルとはまったく違っています。

ステラの対象が個人であり、価値が創造され続ける生きた市場で使われることになるため、通貨を増やし続ける必要があるからでしょう。リップルは銀行間という閉じた世界で使われるため、一定量を維持するだけで十分なのかもしれません。

リップル(XRP)発行枚数はBTCの4000倍以上|発行上限と仕組み

1-4. より詳しい情報を知るには?

ステラはまだ活発に開発が進んでおり、公式サイトやSNSで情報交換が行われていますホワイトペーパーを眺めれば、ステラの目指している経済圏についてもイメージできることでしょう。

すべて英語ですのでハードルの高さはありますが、アクセス先を紹介しておきます。

公式サイト https://www.stellar.org/
ホワイトペーパー https://www.stellar.org/papers/stellar-consensus-protocol.pdf
ソースコードhttps://github.com/Stellar
Telegramhttps://t.me/StellarLumens
Twitterhttps://twitter.com/StellarOrg
Facebookhttps://www.facebook.com/stellarfoundation

リンク先にはサービスだけではなくステラの技術的な話題も多数ありますので、興味がある人はぜひアクセスしてみてください。

1-5. ステラは今後どうなる?

ステラは今後どうなっていくのでしょうか? いくつかのトピックごとに将来への展望を考えていきましょう。

◆大手企業との提携

SDFは次のような大手企業と提携し、種々の国際送金システムを開発しています。

SDFの提携先

  • Deloitte:世界有数の金融コンサルティング会社
  • IBM:IT業界を代表する企業
  • TEMPO:国際送金業者

これらの企業が提携しくれるということは、ステラにそれだけのポテンシャルがあるということでしょう。

これによってステラへの信頼性が増しますので、利用者の増加やステラネットワークの更なる普及が見込まれるのです。

◆価格を抑えるしくみ

ステラには価格高騰を抑えるしくみが備わっており、過去1年の価格推移を見てみると、同種のXRPと比べてボラティリティが小さくなっています

ボラティリティが小さいということは、ビットコインなどのような大儲けが難しいということです。

そうなると投資家からのお金の流れが滞りますので、流動性が一定以上上がらなくなる可能性があります。しかし、価格の安定は通貨として重要な点ですので、ステラの通貨としての将来は明るいと考えることができるでしょう。

◆過去のアクセス規制

過去、ボラティリティの拡大を防ぐためにFacebook認証を行っていました。

現在、ステラは世界中の誰もが安価で高速に送金できる経済圏を目指しています。

そのためにも、誰でもアカウントを作成できるようにし、ユーザー数の増加と価格の安定を目指しているわけです。

◆非営利団体SDFによる中央集権的な運営

ステラネットワーク自体は分散型で非中央集権的なものですが。セキュリティの要である承認者についてはSDFによって運営管理されており、中央集権的になっています。

中央集権ということは、その管理者の思惑で操作される可能性がぬぐえないということにもなります。

しかしSDFは非営利団体として数多くの情報をオープンにしており、利益ではなくステラの発展を目的としているため、他の非中央集権的な通貨にあるような抗争がなく安定していると言えます。

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2. ステラを買うならコインチェック

2019年11月12日、国内取引所コインチェックでステラが上場しました。

さっそく購入しようと考えている人へ向けて、購入の方法を紹介しましょう。思ったよりもとても簡単です。

2-1. コインチェックでの買い方

ここからは、パソコン画面のキャプチャを使ってコインチェックでステラを買う方法を紹介します。

なお、コインチェックでステラを購入するには、まずコインチェックのアカウントを取得して、日本円を入金しておく必要があります。

ステラの買い方:コインチェックでコイン購入を選択

コインチェックにログイン後、左にあるメニューバーから「コイン購入」を選択します。

コインチェックでのステラの買い方

購入できる仮想通貨の一覧が表示されますので、そこからXLMを選択し、購入したい量を入力して「購入する」ボタンを押せば、購入できます。

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2-2. 海外の取引所でも買える

コインチェックでステラが上場されるまで、日本の仮想通貨取引所でステラを購入することはできませんでした。いままでステラを購入していた人は、海外の仮想通貨取引所を利用していたのです。

中でも有名なのは、「BINANCE」でしょう。

手数料の安さや取扱通貨の種類の多さ、本人確認なしで取引できる点など手軽で、初めて海外取引所を使う人でも聞いたことのある仮想通貨取引所ではないでしょうか。

しかし、そんなBINANCEと言えども海外の仮想通貨取引所ですので面倒なことはあります。

信頼性や利用者保護が弱い

海外の仮想通貨取引所では、日本の法律は適用されません

そのため、国内の取引所に適用されている基準や利用者保護の法律などまったく関係なく、すべて自己責任になりますので注意が必要です。

送金などに手間がかかる

海外の仮想通貨取引所で日本円が使えることは稀です。中には、法定通貨は使えずビットコインしか使えないような取引所も少なくありません

そのため、海外の取引所でステラを購入するためには、クレジットカードなどでドルを入金するか、国内の取引所でビットコインを購入し、それを目的の取引所の自分のウォレットへ送金する必要があるのです。

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まとめ

時価総額の高さなどから、上場の際は大きな話題となりました。
そんなステラについては、次のような特徴があります。

  • ステラの目的は「個人送金を行いやすくする」こと
  • ステラの対象ユーザーは個人
  • ステラはコインチェック、GMOコインで取り扱い
  • ステラの時価総額は世界10位
  • ステラは発行上限をなくす(毎年上限が+1%される)ことで、価格の高騰を抑えている
  • ステラのコンセンサスアルゴリズムは独自のSCP
  • マイニングは公開されておらず、信頼された参加者が承認している
  • ステラの運営団体SDFは非営利団体
  • ステラの送金手数料は0.00001XLM(0.00008円程度)
  • XLMとXRPの価格推移は似ているが、XLMのボラティリティのほうが小さい
  • ステラはブリッジ通貨としての機能もある

日本では購入可能な取引所が少ないですが、すでに30か国で利用されている金融システムのベースになっている実績もあります。明確なビジョンのある仮想通貨ですので、興味がある人は購入してみても良いかもしれません。