ステラ(XLM)を無料でもらえるエアドロップは今後ある? 現状と可能性を解説

ステラルーメン(XLM)のエアドロップ

ステラのエアドロップでXLMがもらえると聞いて、その真偽方法が気になっているのではないでしょうか?

実際にステラのエアドロップでは、無料でXLMをもらうことができました。ただし、ステラ開発財団方針変更によって今までのようにもらえなくなっているのです。

そんなステラのエアドロップについて、現状と今後もらえる可能性について説明していきます。

この記事でわかること(ステラのエアドロップ)


1. 過去ステラ(XLM)はエアドロップされた事がある

ステラの開発を行っているステラ開発財団は、当初からエアドロッププロジェクトを実施し、積極的にXLMの無料配布を行っていました。

しかし現在、このプロジェクトは大幅に縮小されています。

1-1. そもそもエアドロップとは

仮想通貨のエアドロップ(AirDrop)とは

エアドロップというのは、仮想通貨を無料で配布するサービスやプロジェクトのことを指します。ステラだけではなく、他の数多くの仮想通貨でも行われていますので聞いたことがある人もいるでしょう。

エアドロップで仮想通貨を入手するためには、一定の条件を満たしておく必要があり、その条件はエアドロップによって様々です。

代表的な条件を紹介しましょう。

仮想通貨をエアドロップでもらう

  • 特定の仮想通貨を持つ
  • 持っている仮想通貨がハードフォークする
  • コミュニティに参加する
  • クイズの景品としてもらう

こちらの記事でエアドロップについて詳しく解説しています。

仮想通貨のエアドロップ(AirDrop)とは? もらい方&トラブル回避法

1-2. ステラのエアドロップを実施していたところ

最近では、SNSサービスKeybaseが2019年10月頃にステラのエアドロップを実施しており、2020年1月にも国内取引所のコインチェックで行われました。

それぞれ、どうすればもらえたのかを参考までに紹介しましょう。

Keybase

Keybaseは、チャットメッセージを暗号化することでなりすましやメッセージの改ざんを防いでくれるチャットサービスです。

ステラ開発財団と連携して、2019年10月から毎月1億XLMをエアドロップする総額20億XLM のマーケティングプロジェクトを実施していました。

Keybaseのアカウントを持っているという条件だけで毎月XLMをもらえるため、とても話題になりました。(参考:公式ブログ エアドロップ開始リリース The 2B Lumen Keybase Space Drop

コインチェック

2020年1月にステラを上場させたコインチェックは、上場数日後にステラのエアドロップを実施しました。

このエアドロップによってステラの保有者を増やして、流動性を上げることに成功したと言えるでしょう。

ただしエアドロップでXLMを受け取る条件は、2017年6月時点でコインチェックの口座を持っており、かつ一定額以上のビットコインを保持していることでした。

(参考: Coincheck エアドロップにより取得したXLMの付与について

Keybaseと比べるとハードルが高い条件なのはなぜ?

コインチェックのエアドロップは、2017年6月にステラ開発財団が行ったエアドロップでコインチェックが受け取った約2800万XLMです。
しかし当時は2017年4月に改正資金決済法が施行されたばかりで世の中が規制強化へ向かっていました。ステラは取扱いを認められた仮想通貨ではなかったため還元することが見送られたのでしょう。

2019年5月31日に成立した改正金融商品取引法で流れが変わりました。規制強化の風潮は残りつつも新たな仮想通貨の取り扱いが事前審査制となったのです。
その結果ステラを上場させることができ、ようやくユーザーへ還元できる環境が整ったわけです。

1-3. ステラはエアドロップをやめたの?

現状、ステラのエアドロップは行われていません。これは、2019年11月に発表されたステラ開発財団の方針変更が原因です。

2019年11月、ステラ開発財団がエアドロップなどに使うために保有していた550億XLMをバーン(焼却)して使えなくしました。

バーン(燃焼)とは?仕組みと価格への影響

同時に、それまで行っていた「ワールドギブアウェイ」「パートナーギブアウェイ」というエアドロッププロジェクトの中止を宣言しています。

このプロジェクト中止によって、これまでのようなエアドロップが行われる可能性が小さくなったと言えるでしょう。(参考:公式ブログ SDF’s Next Steps

なぜ中止した?
「ワールドギブアウェイ」と「パートナーギブアウェイ」には680億XLMもの金額が割り当てられていました。これは当時の流通量の7割近くに上っています。
そのためこのプロジェクトが市場に与えるインパクトが大きすぎると判断され、中止に至ったようです。
その代わりに、今後のステラネットワークの発展を促すため開発技術やビジネス創出のために「インフラストラクチャグラントプログラム」と「Stellar Enterprise Fund」というプログラムが開始され、120億XLMが割り当てられています。

2. どうやったらXLMをもらえる?

エアドロップでステラを受け取る方法

公式には、エアドロップを含むXLMの配布プロジェクトは中止されました。代わりのプロジェクトも発表されていますが、大幅に縮小されているのが事実です。

ただし、縮小されただけでまったく配布しないと明言しているわけではありません。

2-1. 取引所や特定のサービスからもらう

ステラのエアドロップは、以前まではステラ開発財団からの投資によって行われていました。その原資となるプロジェクトが中止・縮小されたことで、エアドロップが完了されたと解釈されているわけです。

しかし、取引所や特定のサービスなどが大量に保有しているXLMをエアドロップする可能性はゼロではありません

コインチェックが2020年1月に行ったエアドロップは、コインチェックが保有していたXLMをユーザーへ還元したものなのです。

特定のアプリの使用

Keybaseでのエアドロップはアカウントを持っているだけでXLMをもらえるものでした。しかしエアドロップを狙い不正なアカウントを大量に作成されたため、そのことがエアドロップの中止を招きました。(参考:The Big Stellar Space Drop

また、過去にはBlockchain.comウォレットというオンラインウォレットの登録キャンペーンでステラのエアドロップが行われていたこともあります。

KeybaseもBlockchain.comもステラ開発財団のパートナーになっていますので、時期や条件によってエアドロップが行われる可能性があるかもしれません。

SNSをチェック

もしどこかでエアドロップが実施されても、終わった後に気が付いては意味がありません。

またエアドロップの情報はニュースリリースなどで知った時には遅いことがほとんどですので、SNS公式サイトのブログなど、できるだけリアルタイムに発信されている情報源をチェックしておくようにしましょう。

公式ブログ https://www.stellar.org/blog/sdfs-next-steps/
Telegram https://t.me/StellarLumens
Twitter https://twitter.com/StellarOrg
Facebook https://www.facebook.com/stellarfoundation

2-2. ステラ開発財団からXLMをもらう

ステラ開発財団はエアドロッププロジェクトを大幅に縮小しましたが、完全になくしたわけではありません。

今後は、次の2つの方法でXLMを配布すると公表しています。

インフラストラクチャグラントプログラム

ステラのインフラを補助するようなツールやステラ自身の開発に貢献するサービスを開発した開発者に対して、XLMを配布して還元するプログラムです。

このプログラムの原資は保管されている120億XLMのうち20億XLMが割り当てられているようです。

Stellar Enterprise Fund

ステラの発展に役立つビジネスサービスへの投資M&Aの資金として、100億XLMが割り当てられています。(参考:SDF’s Next Steps


3. なぜステラはエアドロップしていたのか

ステラがエアドロップされた理由

エアドロップは仮想通貨を無料で配布するだけですので、配布する側にメリットが感じられません。

しかしじつは、エアドロップすることで得られるメリットは意外と大きいのです。

ステラネットワークを発展させるツールなどの開発

ステラのエアドロッププロジェクトでは、開発したツールをステラ開発財団へ申請することでエアドロップされる企画がありました。

これによってブロックチェーン技術者の関心を集め、ステラ開発財団だけでは得られない新たなアイデア技術をステラへ導入できたことでしょう。

ユーザーを増やす

仮想通貨では、ユーザーの数自体がセキュリティの高さにつながります。利用者がいなければブロックチェーンを維持することができません。

そのため、エアドロップでXLMを配布してステラユーザーを増すというのは、分かりやすい目的ではないでしょうか。

アプリ内配布をしていたKeybaseやBlockchain.comも、エアドロップによってユーザー数を増やせたと思われます。

流動性を高める

流動性が低い通貨は使い勝手が良くありません。ユーザー数が多ければそれだけ取引する人が多くなって、流動性が上がります

ステラはエアドロップを利用して保有者を増やすことに成功しました。そして、保有していれば使いたくなるものです。

エアドロップによって流動性を高めることができたステラは、その価値を上げることもできたのではないでしょうか。


まとめ

ステラはエアドロップを通して知名度や流動性を上げた一面を持っています。

そのステラが運営方針を変えたということは、ステラがただ知名度を上げるというところから、実用的な部分へ資源を集中していくということも表しているのかもしれません。

  • ステラ開発財団はエアドロッププロジェクトを中止した
  • Keybaseでのステラのエアドロップは、不正なアカウントの大量発生が要因
  • コインチェックはステラの上場に合わせてエアドロップを行った
  • Blockchain.comは登録キャンペーンでエアドロップを行った
  • エアドロップの情報はSNSや公式ブログで流れる可能性がある

ステラのエアドロップは今後も絶対に行われないわけではありません。参加を考えているのであれば、常に情報を集めておきましょう。