
「GMOコインの販売所と取引所、どっちを使えばいいんだろう」
GMOコインは「販売所」と「取引所」に分かれていて、いざ使おうと思ってもどちらで取引をすればよいか分からない、という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「販売所」と「取引所」の違いを確認しながら、販売所のメリット・デメリット、そして意識すべきスプレッドについて解説します。
1. GMOコインの販売所と取引所の違い
GMOコインの取引所を見ると、「販売所」と「取引所」に分かれています。
「販売所」と「取引所」の違いを簡単に説明すると、以下のようになります。
取引所と販売所の違い
- 販売所:GMOコインが決めた価格で取引する
- 取引所:GMOコインに口座を持つユーザー同士で、任意の価格と数量を取引する
両者ともに仮想通貨取引をする場所なのですが、どんな違いがあるのかを確認した上で利用しなければなりません。
自分の資産を取引するわけですから、「なんとなく」という感覚で売買するわけにはいきませんよね。
販売所は、GMOコインが提示している金額に従ってコインを売買できるため、いつでも取引が成立します。
一方、取引所は「価格」と「数量」をユーザーが決めて取引をするため、自分が望む条件と相手が望む条件が一致しなければ取引が成立しないのです。
ですので、コインをすぐに欲しい、またはすぐに売りたいというときは、販売所の方が取引は早いということです。
■取り扱いコイン
GMOコインの販売所と取引所では、取引できるコインの種類にも違いがあります。
販売所 | 取引所 |
BTC ETH BCH LTC XRP |
BTC ETH BCH LTC XRP XEM XLM BAT |
販売所では、取引所で扱っていない「XEM」「XLM」「BAT」の取引もできます。
■「販売所」と「取引所」の取引手数料の違い
ここで、GMOコインの「販売所」と「取引所」の取引手数料の違いもチェックしておきましょう。
販売所の取引手数料 | 取引所の取引手数料 |
無料 | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
このように「販売所」でコインを買う場合、あるいはコインを売る場合に手数料を引かれることはありません。
しかし、「販売所」で連続して売買をおこなう際に注意すべき点が「スプレッド」です。
▶GMOコインの手数料って実は高い? 知って得する4つの取引形式
■「販売所」と「取引所」のスプレッドの違い
スプレッドとは、コインを「売る」ときと「買う」ときの価格差です。
「販売所」ではGMOコインが仮想通貨取引の仲介をするため、スプレッドに仲介手数料が含まれています。
そのため、ユーザー同士が取引する「取引所」よりもスプレッドが広くなっているのです。
例えば、「取引所」のスプレッド差が数円ほどであった場合でも、「販売所」では10,000円以上のスプレッドであることも珍しくありません。
また、販売所で以下のような売買価格が設定されていたとします。
- 売却価格:1BTC=1,000,000円
- 購入価格:1BTC=1,010,000円
この場合、「購入価格-売却価格(1,010,000円 - 1,000,000円)=スプレッド(10,000円)」となります。
つまり、販売所でコインを購入してすぐに売却した場合(あるいはその逆)、10,000円を損することになるわけです。
販売所は取引手数料が無料ですが、この差額が発生することを意識しておく必要があります。
▶ビットコインのスプレッドとは? 概要・比較・節約のコツを解説
2. 販売所のメリット
販売所を使うメリットは、以下が挙げられます。
販売所のメリット
- いつでもコインを売買できる
- 簡単な操作で取引ができる
■販売所での取引相手はGMOコイン
販売所であなたの取引相手になるのはGMOコインです。
GMOコインが価格を設定していますので、「取引所」だと取引が約定しにくいときなどの価格急変時でも、すぐに取引が成立します。
多くのコインを一度に購入したい場合も、販売所ならば「今すぐ」欲しい量のコインをその場で購入できるのです。
■販売所ならば簡単に取引が成立する
「取引所」では指値や成行という仕組み上、すぐに約定しなかったり思った条件とは違う価格で約定してしまったりというリスクがあります。
しかし「販売所」ならば、取引したいコインを決め、取引数量または金額を入力して、「売却」か「購入」のボタンを押すだけで希望する取引ができます。

3. 販売所のデメリット
販売所を使うデメリットには、次のようなものが挙げられます。
販売所のデメリット
- 「この価格で買いたい」という指定ができない
- スプレッドが広い
■取引価格を指定できない
販売所では、欲しい価格を指定することができません。売買価格はすべてGMOコインが決めているからです。
例えば、1BTCを99万円で購入したいと思っても、販売所で提示されている価格が100万円ならば、ユーザーは100万円で購入するしか選択肢がないのです。
■スプレッド(価格差)での損失に注意
また前述したように、「販売所」はスプレッドが広いというデメリットがあります。
取引は「安く買って高く売る」ことを繰り返し、資産を増やすために行われることが一般的です。
しかし、販売所で売買を短期間に繰り返すと、スプレッドによって損をしてしまいますので注意しましょう。
4. 「販売所」は手軽に取引したいとき
ここまでで、販売所の特徴が見えてきたと思いますが、同時に販売所と取引所のどっちを使えばいいのかという疑問も生まれてきますよね。
販売所を使うのは、以下のような条件のときがよいでしょう。
販売所を使ったほうがいいとき
- 仮想通貨取引をはじめる(初心者)
- 今すぐに欲しいコインがある
- 今すぐに手放したいコインがある
- まとまった数量を売買したい
仮想通貨取引をこれからはじめるという初心者は、操作も簡単な販売所の利用がおすすめです。
また、一刻も早くコインが欲しい(購入したい)、あるいはすぐに手放したい(売却したい)というとき、販売所ならばすぐに取引が成立するので、販売所を利用するとよいでしょう。
まとめ
GMOコインの販売所は、取引所と比べて取引がすぐに成立するというメリットがあります。
また、初心者ならば操作も簡単な販売所を使った方が効率的です。
販売所と取引所の違いについて「スプレッドの意味」も意識しながら、上手く使い分けましょう。
■世界のニュース
Google ニュース 「世界」
Google ニュース 「日本」
Google ニュース 「ビジネス」
Google ニュース 「科学&テクノロジー」
Google Cloud スタートアップ
■価格情報
TradingView「ビットコイン/JPY」
coinbase「ビットコイン/USD」
CME「ビットコイン 先物」
■監督官庁
■研究機関
ビットコイン
bitcoin.org
イーサリアム
ethereum.org
Go Ethereum
web3.js
Truffle
solidity
ethereum/EIPs
Vitalik Buterin’s website
XRP
ripple.com
その他
Litecoin.org
Bitcoincash.org
nem.io
Stellar.org
monacoin.org
blockchain.com
■苦情相談等
■自主規制機関
■関連省庁等公式Twitter
日本政策金融公庫【公式】Twitter
厚生労働省【公式】Twitter
日本年金機構【公式】Twitter
内閣府政府広報オンライン【公式】Twitter
国民生活センター【公式】Twitter
金融庁【公式】Twitter
法務省【公式】Twitter
消費者庁【公式】Twitter
首相官邸【公式】Twitter
内閣官房【公式】Twitter
国税庁【公式】Twitter
警察庁【公式】Twitter