長期投資に仮想通貨が向いている2つの理由と成功させる3つのコツ

仮想通貨の長期投資

投資初心者には、短期投資よりも長期投資の方が適しています。短期投資ほど時間が取られず、必要となる専門的な知識もそれほど多くないからです。

また、仮想通貨(暗号資産)は投資初心者の人が購入することも多い資産ですが、値動きの激しさに注目が集まることが多く、長期の投資方法についてはあまり知られていません

そこで今回の記事では、仮想通貨が長期投資に適している理由や成功させるためのコツを解説していきます。

この記事でわかること(仮想通貨の長期投資)


1. 仮想通貨が長期投資に向いている2つの理由

この項目では、仮想通貨が長期投資に向いている理由について解説していきます。

仮想通貨が長期投資に向いている理由

  • 少額から始められる
  • 他の金融市場に比べて規模がまだ小さい

理由① 少額から始められる

仮想通貨が長期投資に向いている1つ目の理由は、少額からでも始められることです。たとえば、国内取引所のCoincheckであれば、500円から仮想通貨を購入することが可能です。

株やFXなどの投資を始める場合、利用する事業者にもよりますが数万円から数十万円の資金が必要になることがあります。投資初心者にとっては金額が大きく、ハードルが高いと言えるでしょう。

こうした点からも、少額で始められる点は仮想通貨が長期投資に適している理由と言えます。

理由② 他の金融市場に比べて規模がまだ小さい

仮想通貨が長期投資に適している2つ目の理由は、ほかの金融市場に比べて市場規模が小さいという点です。今後市場が成熟していけば、より大きな市場となる可能性もあります。

市場規模の考え方

一般的に、市場規模は流通している資産の時価総額の合計で考えます。時価総額とは1単位あたりの取引価格と発行数を掛けたものです。

たとえば、1単位あたり10円で発行数が10の仮想通貨の場合、時価総額の計算式は以下のようになります。

「10円(1単位の取引価格)× 10(発行数)= 100円(時価総額)」

仮想通貨市場は国内株式市場の24分の1

コインマーケットキャップのデータによると、2020年5月時点で仮想通貨市場の時価総額は約28兆円です。一方で、大和総研のデータによれば、日本の株式市場は約673兆円の時価総額を持っています。日本の株式市場だけに絞っても、仮想通貨の約24倍の時価総額を持っていることがわかります。

もちろん、株式市場ほど市場が成長しない可能性も考えられますが、現在の仮想通貨市場の小ささを「伸びしろ」ととらえるなら、市場規模拡大を見込んだ長期投資が可能です。

(参考)
CoinMarketCap
グローバルチャート
大和総研|グラフと表で見る株式市場


2. 長期投資を成功させる3つのコツ

この項目では、仮想通貨の長期投資を成功させる3つのコツを確認していきます。

長期投資成功のための3つのコツ

  • 注文が簡単な「販売所」を使う
  • 損失を小さくできる積立投資をする
  • 時価総額の高い仮想通貨を選ぶ

コツ① 注文が簡単な「販売所」を使う

1つ目のコツとして挙げられるのが、注文が簡単な「販売所を使うことです。

長期投資で取引の回数が少ないと言っても、初心者の人の場合、注文方法が難しければ実際に購入・売却する時、買い増しする時などに誤った注文をしてしまい手数料などで余計なコストをかけてしまう可能性があります。注文方法が簡単であれば、こうしたミスを少なくして余計なコストをかけずに済むのです。

仮想通貨には大きく分けて「販売所」と「取引所」の2つの取引形式があり、特徴や向いている人が異なります。下記の表は、それぞれの概要やメリット・デメリットをまとめたものです。

販売所 取引所
概要 販売会社と仮想通貨の売買を行う形式 ユーザー同士が直接仮想通貨の取引をする形式
メリット 操作がシンプルで使いやすい 取引コストを抑えられる
デメリット 価格が割高になる場合がある 注文方法が難しい
向いている人 投資初心者 投資経験者

「販売所」は販売会社が売買の価格を設定するため、価格が割高になる場合があります。一方で、画面がシンプルで使いやすいため、投資初心者に適した取引形式と言えるでしょう。

取引所は投資経験者向き

「取引所」は注文方法が難しいので、投資経験者に適した取引形式です。一方で、ユーザー同士の同意があれば取引が成立するので、価格設定の自由度が高い点が特徴です。これによって、取引にかかるコストを抑えることができます。

長期投資は「販売所」と「取引所」のどちらでも可能です。仮想通貨への投資が初めてであれば、まずは使いやすい「販売所」から長期投資を始めてみると良いでしょう。

取引所と販売所の違いを徹底解説!自分にあった売買方法を見つけよう

コツ② 損失を小さくできる積立投資をする

仮想通貨の長期投資を成功させる2つ目のコツは、短期的な価格変動による損失を小さくすることができる積立投資をすることです。

積立投資とは

長期投資と言っても始めるタイミングが悪いと、短期的に急激な価格変動が起こり大きな損失が出る可能性があります。この場合、長期間対象となる資産を保有し続けても、購入時の価格まで戻ってこなければ、利益を出すことが難しくなってしまうでしょう。

一方で、積立投資は通常の投資と違い、購入する金額を一定に保ちながら期間を分散することで、短期的な損失を小さくすることができます。たとえば、1年かけて毎月1万円ずつ、合計で12万円分の仮想通貨を購入するのが積立投資です。

仮想通貨の長期投資のコツ(積立投資)

短期的な損失を抑えやすい

積立投資は通常の投資と違い、購入の期間を分散することで短期的な損失を小さくできることが特徴です。たとえば、10万円分の仮想通貨を購入し、翌月までに50%価格が下落した場合を考えてみましょう。通常の投資であれば、10万円分の50%減となる5万円が損失として発生することになります。

仮想通貨の長期投資のコツ(積立投資)

一方で、10万円のうちひと月目に5万円、翌月に5万円と2回に分けて購入した積立投資の場合を考えてみましょう。この場合、先ほどと同様に50%価格が下落しても、出る損失は2万5,000円と半額になります。

仮想通貨の長期投資のコツ(積立投資)

このように、積立投資は通常の投資よりも損失金額を小さくすることができるのです。こうした点からも、短期的な価格変動による損失を小さくすることができる積立投資は、長期投資に適していると言えるでしょう。

仮想通貨の積立は初心者でも始めやすい! メリットとおすすめ取引所

コツ③ 時価総額の高い仮想通貨を選ぶ

3つ目のコツとして挙げられるのは、時価総額の高い仮想通貨を選ぶことです。時価総額の高い仮想通貨は低い仮想通貨と比較すると、市場における投資家からの注目度も高く、仮想通貨自体の普及やプロジェクトの進行も順調に進んでいることが多いからです。

投資家からの注目度が高いと言うことは、その仮想通貨が積極的に取引されているということでもあります。基本的にほとんど取引されていない仮想通貨を購入しても、将来的に売却できなくなる可能性があるため、この点は重要なポイントです。

プロジェクトが進行していない通貨はリスクが高い

また、プロジェクトが進行してない仮想通貨も投資をするにはリスクが高いと考えられます。どれだけ値上がりが期待できる目標を掲げていても、それを実際に達成できなければ仮想通貨は普及しませんし、価格の上昇も期待できないからです。

もちろん、時価総額が高い仮想通貨が将来的に必ず値上がりする保証はありません。実際に投資をする際には、その仮想通貨の情報をしっかりと精査するようにしましょう。

【初心者向け】仮想通貨の時価総額とは?基本・注意点・取引における影響

コツ④ チャートに一喜一憂しない

4つ目のコツとして挙げられるのが、チャートに一喜一憂しないことです。長期投資では短期的な価格の動きは関係がありません

もし短期的な価格が下がったからと言って焦って売却してしまえば、その後に価格が上昇しても利益を取りこぼしてしまうことになります。短期的な価格変動に振り回され感情的になることは、長期投資では判断ミスとしてマイナスに働いてしまうことがほとんどです。

こうした点からも、チャートの動きに一喜一憂せず、落ち着いて取り組むことは長期投資のコツの1つとして挙げられます。


3. 長期投資向けテクニカル分析

この項目では、長期投資向けのテクニカル分析方法を紹介していきます。テクニカル分析とは、指標やラインなどを使いチャートを分析することです。その後の価格の動きを予測することに役立ちます。

【外資戦略コンサル出身のトレーダーによる】仮想通貨のテクニカル分析|イラストとチャート実例で解説

どこで決済をすれば良いか判断するために行う

長期投資においてテクニカル分析をする理由は、どこで決済をすれば良いか確認するためです。長期投資と言っても、どこかのタイミングで必ず決済しなければいけません。

その一方で、どこで決済をすれば良いか初心者の人には判断が難しいでしょう。そこでテクニカル分析をすることで、明確な根拠を持って決済をすることが可能となります。

今回は初心者の人でも使いやすいRSIという指標を使った決済ポイントの見つけ方を解説していきます。

RSIで「買いや売りの過熱感」を見る

RSIは買いや売りの過熱感を示す指標です。0〜100までの数値を使ったもので、数値が20〜30を下回ると売られ過ぎとなり価格は反発して上昇、数値が70〜80を超えると買われ過ぎとなり価格が反発して下落する傾向があります。

実際のチャート例で確認してみましょう。以下のチャートでは、画面中央付近でRSIが20〜30を下回ったことで売られ過ぎとなり、価格も反発して上昇していることが分かります。

仮想通貨の長期投資のコツ(RSI)
出典:Tradingview

長期投資で言えば、買い増しのタイミングの1つとも言えるかもしれません。一方で、以下のチャートの中央付近ではRSIが70を超え買われ過ぎとなったことで、その後の価格は反発し下落しています。

仮想通貨の長期投資のコツ(RSI)
出典:Tradingview

もし十分な利益が出ている状態であれば、長期投資における決済の目安の1つと考えることができるでしょう。

このように、RSIは初心者でも使いやすいシンプルな指標ですが、チャートの動きを予測することに役立ちます。長期投資における決済ポイントを探す際などに、活用していきましょう。

ローソク足の表示期間は「日足」がおすすめ

ローソク足の表示期間は「日足」が良いでしょう。日足は多くの投資家が分析に利用する期間であり、買いや売りの判断の目安としているため、指標の傾向に沿った価格の動きをする可能性が高いことが理由です。

たとえば、日足でRSIが80を上回れば、多くの投資家が反発すると考え売りに走るので、価格も下落する可能性が高まります。逆に20を下回れば多くの投資家が同じく反発すると考え買いに走るので、価格も上昇する可能性が高くなると考えることが可能です。

こうした点からも、分析時の表示期間で悩んだ時などには日足を活用するのがおすすめと言えます。

仮想通貨のチャートの見方|ローソク足や出来高など基礎から解説


4. 長期投資向きの仮想通貨

この項目では、時価総額が高く長期投資に適した仮想通貨を紹介していきます。

4-1. 時価総額第1位「ビットコイン」

通貨単位 BTC
時価総額 約18兆円
時価総額ランキング 1位
プロジェクトの主な目的 決済
発行数 2,100万BTC
取引価格 約100 万円

※時価総額、時価総額ランキング、取引価格はいずれも2020年5月現在(参考:CoinMarketCap

ビットコインは2020年5月時点で、仮想通貨全体の時価総額ランキングで第1位(約18兆円)です。市場における投資家からの注目度も高く、長期投資には適した仮想通貨と言えるでしょう。

ビットコイン決済は年間1,000億円以上

また、プロジェクトの主な目的である、ビットコインを使った決済も増加傾向にあります。たとえば、仮想通貨決済サービスを手がけるビットペイでは、2019年に約1,086億円の決済を処理したと報告されています。

(参考)コインテレグラフ|ビットコインはやっぱり支払い手段? 仮想通貨決済ビットペイなどの処理件数が増加【ニュース】

こうした点から、プロジェクト自体も順調に進んでおり、普及しつつあると判断することが可能です。長期投資には適した仮想通貨と言うことができます。

ビットコイン入門|専門知識が無くても分かるビットコインの仕組みと投資のやり方

4-2. 提携が順調に進んでいる「リップル」

通貨単位 XRP
時価総額 約9,400億円
時価総額ランキング 4位
プロジェクトの主な目的 国際送金
発行数 1,000億XRP
取引価格 約20円

※時価総額、時価総額ランキング、取引価格はいずれも2020年5月現在(参考:CoinMarketCap

リップルは2020年5月時点で、仮想通貨全体の時価総額ランキングで第4位(約9,400億円)です。仮想通貨投資家以外へのプロモーションにも積極的で、2019年にはプロモーション動画も公開しています。

提携企業数は300以上

また、リップルは主に国際送金で利用されることを目的としたプロジェクトです。2020年4月時点では、提携する企業や金融機関の数が300を超えています。日本国内からも三菱UFJ銀行やSBI Remitなどが参加しています。

こうした点から、プロジェクト自体の進行も順調に進んでおり、ビットコインと同様に長期投資に適した仮想通貨と言うことができるのです。

リップルの取引におすすめの仮想通貨取引所! 対応ウォレットも紹介


5. 長期投資向きの取引所

この項目では、長期投資に適した仮想通貨取引所を紹介していきます。

5-1. 自動積立を提供する「Coincheck」

コインチェック

取り扱い通貨 全12種類
対応取引形式 販売所
取引所(ビットコインのみ)
向いている人 積立投資がしたい初心者の人

Coincheckでは長期投資に最適な自動積立のサービスを提供しています。月に1度だけ買い付けを行うものと、毎日買い付けを行うものの2種類のプランから選ぶことが可能です。

取り扱い銘柄は全12種類となっており、長期投資に適したビットコインとリップルも購入可能です。ただし、2019年4月時点では自動積立に対応しているのはビットコインだけなので、注意しておきましょう。

コインチェック(Coincheck)の評判・口コミ|初心者におすすめなワケ

5-2. テクニカル分析ができる「GMOコイン」

長期投資向きの取引所(GMOコイン)
参照:GMOコイン
取り扱い通貨 全8種類
対応取引形式 販売所
取引所(対応銘柄は全5種類)
向いている人 テクニカル分析がしたい人

GMOコインは指標を使ったテクニカル分析が可能な取引所です。テクニカル分析の項目でも紹介した、初心者でも使いやすいRSIなどの指標も利用することができます。

また、取引形式は販売所と取引所どちらにも対応しています。取り扱い通貨は全8種類となっており、長期投資に適したビットコイン、イーサリアム、リップルも購入することが可能です。

GMOコインって使いやすいの? 評判や使い方をキャプチャ付きで紹介


まとめ

以上、仮想通貨の長期投資について解説してきました。今回の記事のポイントを、改めてまとめておきましょう。

  • 仮想通貨は少額から始めることができ、市場にも伸び代があるので長期投資に向いている
  • 長期投資を成功させるコツには、自分に合った取引形式を選ぶことや積立投資が挙げられる
  • ビットコインやリップルなど時価総額が高い仮想通貨は長期投資に適している

長期投資でも損失が出るリスクは十分に考えられます。実際に長期投資する際には、資金に余裕を持って取り組むよう心がけましょう。

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