
モナコインをはじめ、ほとんどの仮想通貨(暗号資産*1)には発行枚数に上限が設けられています。
この上限枚数が価格と大きく関係していることをご存知でしょうか。
モナコインはすでに上限の半数以上が発行されています。発行上限に近付くと価格が上昇すると言われており、発行上限と時期を理解しておくことはモナコインを保有するうえでとても重要だといえます。
*1)*2019年5月、呼び名を「暗号資産」とする改正資金決済法が可決されました(参考|日本経済新聞)
目次
1. モナコインは半分以上発行済み!
モナコインの現在の発行枚数について解説します。
1-1. モナコインの発行上限は1億512万枚
モナコインの発行上限は1億512万枚です。
2019年6月現在、モナコインの発行枚数は約6,753万枚となっており、すでに半数以上が流通しています。
他の通貨と比較してみると、モナコインはビットコインやライトコインに比べて発行枚数が多くなっています。
発行上限枚数 | 現在の発行枚数(2019年7月) | |
MONA | 1億512万MONA | 約6,573万MONA |
LTC | 8,400万LTC | 約6,251万LTC |
BTC | 2,100万BTC | 約1,780万BTC |
※CoinmarketCapのデータより作成
1-2. 発行枚数の調べ方
モナコインの発行枚数は「CoinMarketCap」で確認することが可能です。
Topページは仮想通貨の時価総額ランキングなので、右上の検索窓でモナコイン(MONA)を検索しましょう。
ランキングをスクロールして探すこともできますが、仮想通貨の量が多いので大変です。
モナコインの詳細ページの中で、「Circulating Supply(循環サプライ)」という項目が現時点での発行枚数です。
2. どうして発行上限はあるの?
モナコインを含め、大抵の仮想通貨には発行上限が設けられています。
2-1. 発行上限はインフレ防止のためにある
ほとんどの仮想通貨では、インフレを防ぐために発行上限数が設定されています。
あらかじめ発行上限を設けておけば、仮想通貨が上限に到達した際は新規発行がされなくなるため、欲しい人が増えるほど仮想通貨の希少価値が高まります。
発行上限は公式サイトで確認
モナコインの発行上限は公式サイトで確認ができます。

2-2. 発行上限に達したら価格への影響は?
発行上限に達したら価格はどうなるのでしょうか?
上限到達後に仮想通貨を入手する場合は「売ってくれる人」を見つける(取引)しか方法はありません。そのため、発行上限を設定することにより価格の下落を予防することができます。
このような理由から、ほとんどの仮想通貨で発行上限が設けられています。
“半減期”によって発行枚数が調整されている
モナコインは常に同じペースで発行されているわけではなく、「半減期」によって発行枚数が調整されています。
半減期により発行枚数が調整されると、モナコインが発行上限に到達するまでにはあと160年かかると想定されています。
供給過多によるインフレを予防するために設定されているもので、半減期を迎えるとマイニングの報酬が半分に減ります。
マイニング報酬が半分になるということは新規流通量も半分になりますので、結果として仮想通貨の希少性が高まるのです。
半減期前は通貨を購入する投資家が増え、価格が上昇する傾向があります。
過去の半減期で価格はどうなったの?
モナコインは2017年7月16日に初めての半減期を迎えました。
その際、2017年7月16日時点でのマイニング報酬数は4万5,300枚となっていましたが、その後は2万2,475枚に減少。
価格は、40円前後から80円以上まで高騰しました。
モナコイン(MONA)価格が高騰。50円を突破!
半減期が迫っていることに加え、モナコインはライトコインをベースに開発されています。ライトコインの高騰に影響を受けている可能性も。— 暗号通貨・仮想通貨【権利収入構築】 (@coin_aiki) June 20, 2017
次回のモナコインの半減期は2020年
モナコインの次回の半減期は2020年7月頃の予定だといわれています。
3. コインチェックで取扱い開始
モナコインは、2019年6月よりCoincheckでの取り扱いが始まりました。これにより、100円台を推移していたモナコインの価格も300円台まで一気に高騰を見せました。
「Monacoin(MONA)」の取り扱い開始についてhttps://t.co/cbaIhkHDNj
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) May 31, 2019
Coincheckでの新規取り扱いが開始するにあたり、今後の将来性や知名度アップに期待が高まっています。
またCoincheckは「Zaif」や「bitbank」と同じく、国内取引所の中でも特にユーザー数が多い取引所です。知名度がより高まることで、今後の価格にも影響が出てくることでしょう。
4. モナコインをお得に購入できるおすすめ取引所3社
これからモナコインを購入したいという方のために、ここではモナコインをお得に購入できる取引所3社をご紹介しましょう。
No.1. bitbank(ビットバンク)
モナコインを最もお得に手に入れることができるのはbitbankです。
bitbankは、メイカー注文で約定すると手数料がマイナスになり、取引をするたびに手数料がもらえる仕組みになっています。
テイカー注文の場合は手数料がかかるものの、取引板で注文を通すことができれば最もお得に手に入れることができるでしょう。
- テイカー:取引板に掲載されている価格で注文を出す人
- メイカー:取引板にない価格で注文を出す人
また、国内No1の取引量を誇る取引所でもあるため注文数が多く、取引板の注文が約定しやすいといえます。
取扱い通貨
- 6種類
売買手数料 | |
メイカー | -0.02% |
テイカー | 0.12% |
入出金手数料(日本円) | |
入金 | 無料 |
出金 | 540~756円 |
送金手数料 | |
MONA | 0.001 MONA |
取引板での注文は初心者には難しい
bitbankは取引所形式のため、仮想通貨取引を始めたばかりで取引板に慣れない初心者には少しハードルが高いかもしれません。
No.2. フィスコ仮想通貨取引所
フィスコ仮想通貨取引所は取引手数料が0.1%と安く、比較的お得にモナコイン取引を楽しむことができます。
取扱い通貨
- 4種類*2
*2)カウンターパーティートークンはまとめて1種類としています
売買手数料 | |
メイカー | 0.1% |
テイカー | 0.1% |
入出金手数料(日本円) | |
入金 | 無料 |
出金 | 350~756円 |
送金手数料 | |
MONA | 0.001 MONA |
アプリが無いので取引はパソコン限定
スマホアプリがないため、出先で取引ができないというデメリットも。ほかの取引所に比べてまだ取引量が少ないため、取引成立にやや時間がかかる傾向があります。
No.3. コインチェック
Coincheckは、上場企業であるマネックスグループが運営する仮想通貨取引所です。
取引画面がとてもシンプルで見やすいため、初心者でも直感的に操作することができるでしょう。
また、国内取引所の中で最も取り扱い通貨の種類が多い取引所としても知られています。
取扱い通貨
- 10種類
売買手数料 | |
無料 |
入出金手数料(日本円) | |
入金 |
|
出金 | 400円 |
送金手数料 | |
MONA | 0.001 MONA |
使いやすいけど比較的価格が高め
販売所形式でしかモナコインが購入できず、取引所と比べて価格が高めに設定されています。
売買手数料は無料ですが、トータルで考えると比較的高めと言えます。
まとめ
モナコインの現在の発行枚数は約6,600万枚で、インフレ予防を目的に発行上限が設けられています。
発行枚数が上限に近づくほど希少価値も高っていくことになりますが、発行枚数は半減期によって調節されており、上限到達までにはあと160年ほどかかるといわれています。
しかし、半減期のタイミングでは価格が大きく高騰する傾向があり、発行枚数と価格には深い関係性があるといえるのです。
とはいえ、価格変動にはさまざまな要因がありますので、今後もモナコインに関する情報収集を欠かさずに行っていきましょう。