OCO注文を図で解説|メリット・デメリットと初心者が活用するコツ

OCO注文

OCO注文は2つの注文を同時に出せる注文方法です。上手に活用することで、利食いや損切りのタイミングを逃さずに済みます。

また、IFD注文と組み合わせて使うことで、エントリーから決済まで自動で行うことができ、さらに効率的に取引することも可能です。

今回の記事では、OCO注文の概要・使い方・活用のコツなどを、図解と合わせてわかりやすく解説していきます。

この記事でわかること(OCO注文)


1. OCO注文とは?

この項目では、OCO注文の概要、使い方、メリットとデメリットを確認していきます。

1-1. 2つの注文を同時に出す注文方法

OCO注文は、2つの注文を同時に出す注文方法です。新規注文決済注文どちらにも利用することができます。

指値と逆指値の2つの注文を出す

OCO注文では、指値逆指値の2つの注文を出します。

指値:現在よりも有利な価格を指定する
逆指値:現在よりも不利な価格を指定する

たとえば、新規注文で買いのOCO注文を入れる場合には、以下のようなイメージになります。

OCO注文とは1

1つの注文が約定すると残りの注文はキャンセル

OCO注文では、1つの注文が約定するともう1つの注文はキャンセルされます

たとえば買いの新規注文でOCO注文を使い、価格が下がったことで指値が約定すると、逆指値の注文はキャンセルされるのです。

OCO注文とは2

1-2. 2つの使い方

OCO注文は新規注文決済注文の2つの使い方があります。

OCO注文の2つの使い方

  • 価格の動きに合わせる「新規注文」
  • 利食いと損切りで使える「決済注文」

価格の動きに合わせる「新規注文」

OCO注文は、価格の動きに合わせてエントリーしたい場合の新規注文で使うことができます。

例として、以下のように価格を支えるラインとなるサポートラインと、価格を押し返すラインとなるレジスタンスラインが発生したタイミングを考えてみましょう。

OCO注文(新規注文)

この例の場合、サポートラインでは価格が下支えされ反発する可能性があるので、サポートラインに到達したタイミングはエントリーポイントの1つと考えられます。

また、レジスタンスラインを超えると価格を抑える圧力がなくなり上昇する可能性が高まるので、このタイミングもエントリーポイントの1つです。

こうした場合にOCO注文を活用することで、サポートラインに到達したタイミングで買いが入るように指値を入れ、レジスタンスラインを超えたタイミングで買いが入るよう逆指値を入れることが可能となります。

利食いと損切りで使える「決済注文」

OCO注文は決済注文での利用時に、利食い損切りで使うことができます。

指値は現状よりも有利な価格で決済をする利食い用の注文として、逆指値は現状よりも不利な価格で決済をする損切り用の注文として設定できるからです。

1-3. メリットとデメリット

メリット「利益を取り逃がすことや損失の拡大を防げる」

決済注文での利用時に、利食いと損切りを設定できる点はOCO注文のメリットです。

これによって、利食いのタイミングを逃して利益を取り逃がしたり、損切りが遅れて損失が大きくなったりする可能性も減少します。

また、決済タイミングを探すためにチャートの確認をする必要もないので、時間が取られない点も魅力でしょう。

デメリット「新規注文での利用は初心者には難しい」

初心者が新規注文でOCO注文を使うのは難しく、デメリットの1つです。

OCO注文では指値と逆指値の2つの注文を出します。逆指値は現在よりも不利な価格でエントリーをするため、相場の動きを読み違えると損失を大きくすることに繋がってしまうのです。

そのため、トレードに慣れるまではOCO注文の新規注文での利用は控えることをおすすめします。


2. OCO注文を活用するコツ

この項目では、OCO注文を活用するコツについて確認していきます。

2-1. IFD注文と組み合わせる

OCO注文はIFD注文と組み合わせることで、さらに効率的に活用することができます。

IFD注文とは新規注文と決済注文を同時に出す注文方法のことです。OCO注文と組み合わせることでエントリーからそのポジションの利食いと損切りまで、一括で設定することが可能となります。

これによって、エントリー後に利食いや損切りの注文を出したり決済ポイントを探したりする必要も無くなります。

IFD注文の例

1BTCが95万円の時にIFD注文を入れ、90万円まで価格が下落した段階で買いの新規注文、100万円まで上昇した段階でその新規注文の売りの決済注文が入るように指定します。

IFD注文とは

この場合、価格が90万円まで下落すれば買いの新規注文が発動し、ポジションを保有することになります。また、そのポジションは100万円まで価格が上昇した段階で決済されることになるのです。

このように、IFD注文はエントリーから決済まで自動で完結できる特徴を持っています。

IFD注文とOCO注文を組み合わせた「IFD-OCO注文」

IFD注文とOCO注文を組み合わせたのが、IFD-OCO注文です。

IFD-OCO注文ではIFD注文の決済注文にOCO注文を使うことができ、エントリーからそのポジションの利食いと損切りまでを一括で指定することができます。

たとえば1BTCが95万円の時に、「90万円まで下落したら買いの新規注文、85万円まで下落したら売りの決済注文(損切)、100万円まで上昇したら売りの決済注文(利食い)」となるようにIFD-OCO注文を入れた場合を考えてみましょう。

IFD注文の活用法(IFD-OCO注文)

この場合、90万円まで下落すると買いの新規注文が発動し、ポジションを保有することになります。

また、このポジションは85万円まで下落した段階で損切りのために入れた売りの決済注文、100万円まで上昇すれば利食いのために入れた売りの決済注文がそれぞれ発動します。

このように、IFD-OCO注文を活用することで、エントリーから利食いと損切りまで一括して実行することが可能です。

2-2. 決済利用時のルールを決める

OCO注文を決済注文で利用する際のルールを決めておくことも、活用のコツの1つです。

感情に流されずに利益は大きく損失は小さくすることが、仮想通貨に限らず投資における基本的な心構えです。ルールを決めておくことで、機械的に利食いと損切りが可能となり、感情に流されずにこの心構えを実践することができます。

利食いや損切りを入れる水準に決まりはありません。もし水準を自分自身で決めることができないのであれば、利食いは5%〜10%の価格変動で入れておき、損切りは証拠金に対して1%〜2%の損失が出る価格帯を目安として入れると良いでしょう。


まとめ

以上、OCO注文について解説してきました。あらためて、今回の記事のポイントをまとめておきましょう。

  • OCO注文は指値と逆指値の2つの注文を同時に出す注文方法のこと
  • OCO注文は新規注文と決済注文どちらでも使うことができる
  • IFD注文と組み合わせることでさらに効率的な取引ができる

OCO注文は決済の利用で特に重宝します。リスクを抑えて投資をするためにも、上手に活用していきましょう。

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