ビットコインで米国株500銘柄を取引!Quantfuryの紹介

【Quantfuryのサマリ】
表面上はビットコインを担保に、数々の金融商品を取引できるサービス。https://quantfury.com/
裏ではICOの仕組みを使っている。具体的には、取引で発生したスプレッド収益をイーサリアム上でトークン化し、ユーザ増(取引増加)→スプレッド収益増加→トークン保有量に応じてスプレッド還元→トークン価値上昇
というメリットをトークン保有者に訴求している。サービスローンチは2018年5月。

【サービス実績(2019年11月7日時点)】
24H取引高:120億円      
30D取引高:3,000億円    
サービスローンチ:2018年5月 

【Quantfuryのサービス設計】
■ビットコインCFD取引に該当する
ただし原資産の中にはBTC、ETHなどの仮想通貨のみではなく、株式(TESLA、Facebook、Amazonなど500銘柄以上)、外国為替(USD/JPY、EUR/JPY等)、コモディティ(金、銀など)が取引対象として含まれている。ユーザが上記の原資産を取引し、ポジションをクローズした時点での損益が利用者にビットコインで支払われる。

■レバレッジ倍率は20xまで可能
例えば$100預入れた場合、$2,000相当の取引が可能ということになる。この$2,000は1商品のみでなく、例えば(BTC$50+TSLA$1,000)というように複数の原資産に対し投資可能。
競合はいわゆるBTCデリバティブ業者である、BitMEXやOKEx、伝統的な金融サービスプロバイダーのIG Markets(IG証券)やAvaTradeである。

■取引手数料、レバレッジ手数料は無料
しかし以下の料率でスプレッド(売買の価格差)が発生する。
①株式 0.035%  ②暗号資産 0.13%    ③為替0.005%  ④コモディティ0.015%

■QDT(Quantfury Data Token※)トークンが発行される
顧客の取引がクローズする(Quantfury側でスプレッド収益が発生する)度に、イーサリアム上でスプレッド相当のQDTトークンを発行する。QDTの単価は理論上((一定期間の取引で発生したスプレッド(ask-bid)合計値/取引数)で算出可能。スプレッド収益を裏付けに、イーサリアム上でQDTトークンを発行し、トークン保有者に還元する仕組み。

トークンはERC20がベースで、発行権限はコントラクトの作成者が保有する。
プリセールで1,000万トークン発行。9,000万は自社保有。
トークン保有者の嬉しいところは、
①トークンの保有高に応じて、定期的に保有者にスプレッド収益(ETH建て)が還元される点
②Quantfury上の取引が活発になるにつれ、トークンの値上がりが期待される点

Quantfuryでは、ユーザの取引は全てイーサリアムブロックチェーン上に記録されている。

(ユーザの取引データは改ざん防止のため、IPFSで管理されており、取引データが追加される度に、データに紐づいたハッシュが発行されている。QDTトークンは、このハッシュを引数として生成されている。

以下筆者の推測だが、イーサリアムとIPFSを掛け合わせている理由は、①取引データの改ざん防止 ②コスト削減 にある。QDTの価値の裏付けである取引データが改ざんされると大問題になるため、①の性質は必須である。そして取引が発生するたびにイーサリアムブロックチェーンに書き込むよりも、②相対的にコスト低な(かつ改ざん耐性を有する)代替手段としてIPFSが選ばれた背景があると考える。)

※説明の便宜上、QTFトークンの解説は割愛しております。

【参考文献】
・Quantfury ホワイトペーパ―
https://support.quantfury.com/hc/en-us/articles/360034290952-Whitepaper
https://cdn.invictuscapital.com/reports/investments/hyperion/Quantfury.pdf
・QDTトークン(Etherscan)
https://etherscan.io/address/0xd18475521245a127a933a4fcaf99e8c45a416f7e#code
・QTFトークン(Etherscan)
https://etherscan.io/token/0x0fcbc31c503b4a9ed90e87f8ff46c318a4a14260