RCIの見方&使い方|活用法や期間の設定をトレーダーが解説

RCI

RCIは計測期間における価格の上昇と下落の割合を示した指標で、売買タイミングの見極めに役立てることが可能です。

いっぽうで、強いトレンドの発生時などには機能しづらいなど、利用時に注意しておきたいポイント活用のコツも存在します。

今回の記事では、RCIの概要、期間の設定、見方・使い方、注意点や活用のコツまで解説していきます。

この記事でわかること(RCI)


1. RCIとは?

この項目では、RCIの概要や具体的な使い方を確認していきます。

1-1. 上昇と下落の割合を示した指標

 

RCIとは_01
出典:Tradingview – BTCJPY

RCIは計測期間に対して、どれくらいの割合で価格が上昇または下落したのかを示す指標です。-100%〜100%の値で表記されます。

例として、計測期間を12日とし、RCIが0%だった場合を考えてみましょう。12日間連続で価格が上昇すればRCIは100%になり、逆に12日連続で下落すればRCIは-100%となります。

RCIとは_02

このように、計測期間に対して上昇や下落がどれくらいの割合で起こったのかを数値化し、よりわかりやすくした指標がRSIだと言えるでしょう。

売買タイミングの判断に役立つ

RCIは価格の上昇や下落の割合から、相場が買われ過ぎか売られ過ぎかを読み解き、それを基に売買タイミングの判断に役立てることが可能です。

相場の状況などにもよりますが、一般的には、買われ過ぎの場合は売り、売られ過ぎの場合は買いのサインと考えられています。

似たような性質を持つ指標では、RSIというものがあり、同じく相場の過熱感から売買タイミングの判断に役立てることができます。

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外資戦略コンサル出身のトレーダーが解説!RSIの使い方・エントリー&決済のコツ

期間の設定に決まりはない

RSIの期間の設定には決まりがありません。トレードのスタイルや相場の状況、投資する銘柄によっても適切な設定が異なるからです。

もし目安が欲しいようであれば、一般的によく使われている9日12日を使い、そこから自分に合った期間の設定を見つけていきましょう。

1-2. 売買タイミングを判断する見方・使い方

RCIで売買タイミングを判断するための見方・使い方について確認していきましょう。RCIは大きく分けて、以下の2つの使い方があります。

  • RCIが100%で売り
  • RCIが-100%で買い

RCIが100%で売り

RCIが100%に到達したタイミングは、売りのポイントの1つとして判断することができます。

たとえば、下記のBTCJPYのチャート画像では、画面中央付近でRCIが100%に到達した段階で価格が反発し、その後に価格が下落しています。

RCIの使い方(売り時)
出典:Tradingview – BTCJPY

このように、RCIが100%に到達した場合には価格が反発する可能性があるため、売りのタイミングの1つとして考えることができるのです。

RCIが-100%で買い

RCIが-100%に到達したタイミングは、買いのポイントの1つとして考えることが可能です。

たとえば、下記のBTCJPYのチャート画像では、画面左側付近でRCIが-100%に到達した後、価格が反発して上昇しています。

RCIの使い方(買い時)
出典:Tradingview – BTCJPY

上記のチャート例を踏まえても、RCIが-100%に到達したタイミングは、買いのポイントの1つとして考えることができるでしょう。


2. RCIの注意点と活用のコツ

ここからは、RCIの注意点と活用のコツについて確認していきます。

2-1. 注意点

トレンドが強い時には機能しづらい

RCIの注意点としては、相場に強いトレンドが発生している時には機能しづらいという点が挙げられます。

RCIは上下の強いトレンドが発生している時には、100%や-100%を継続している状態になることが多いことが、その理由です。

たとえば、以下のBTCJPYの2017年のチャートでは、4月24日にRCIが100%付近に到達し、5月11日まで持続しています。

RCIの注意点(長期トレンド)
出典:Tradingview – BTCJPY

いっぽうで、この期間に価格は下がっておらず、上昇しています。つまり、100%に到達したタイミングは売りの目安ですが、こうした強いトレンドではRCIが機能しづらいと考えることができるのです。

こうした点を踏まえても、トレンドが強い時にRCIを売買の目安とするのは注意しておきましょう。また、トレンドの強弱の判断にはDMIなどの指標を活用するのが効果的です。

2-2. 活用のコツ

高値圏と安値圏のRCIの方向で売買判断をする

RCIを活用するコツとしては、高値圏と安値圏のRCIの方向から売買判断をするというものが挙げられます。

具体的には、RCIが-100%〜80%(安値圏)の時に上向きになったタイミングでは買い、RCIが80%〜100%(高値圏)の時に下向きになったタイミングでは売りの目安にするという方法です。

たとえば、以下のBTCJPY のチャート画像では、画面中央付近でRCIが-80%付近から上向きになったタイミングで価格も上昇を始めていることがわかります。

RCIの注意点(上がり始め)
出典:Tradingview – BTCJPY

このように、高値圏と安値圏におけるRCIの向きを判断材料にすることで、効果的に活用することが可能となります。


まとめ

以上、RCIについて解説してきました。あらためて、今回の記事のポイントをまとめておきましょう。

  • RCIは計測期間における価格の上昇と下落の割合を示した指標
  • RCIが100%であれば売り、-100%では買いの目安となる
  • 強いトレンドの発生時にはRCIは機能しづらい

RCIは売買タイミングの見極めに役立ちますが、万能ではありません。情報を過信せずに、その他の指標なども使い分析を行い、安全にトレードができるよう心がけていきましょう。

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