日本発の仮想通貨モナコインとは? 2ch生まれの愛されコイン

モナコイン(MONA)とは

モナコインを買いたいだけど、よく分からない仮想通貨だから、一歩が踏み出せない」
「そもそもモナコインってどんな仮想通貨なの?」
という人は少なくないと思います。

モナコインの絵柄は他の仮想通貨(暗号資産)と比べて少しふざけたようなものですし、誰かが面白がって作ったジョークコインのように見えるかもしれません。

しかし、モナコインはとても現実的でマジメな仮想通貨なのです。

そんなモナコインについて、特徴や将来性を詳しく解説していきます。モナコインの真実を知れば、投資先として検討したくなることでしょう。

この記事でわかること(モナコイン)

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bitbank

1. モナコインの特徴

モナコインは日本の巨大掲示板2ちゃんねる(現5ちゃんねる)から生まれた仮想通貨です。

そのため、名前の「モナ」やコインの絵柄は2ちゃんねる内で多用されているアスキーアート「モナー」が使われています。

けれども決してジョークコインなどではなく、しっかりと作りこまれた「使える仮想通貨」なのです。

1-1. モナコインの基本情報

通貨 MONA
発行上限 1億512万枚
時価総額 約120億円(2020年2月4日※参照:coincap
決済速度 約90秒
提唱者 Mr.Watanabe
承認方式 PoW
ハッシュアルゴリズム Lyra2REv2
公式サイト Monacoin Project
ホワイトペーパー なし
ソースコード monacoinproject/monacoin(github)

モナコインの基本情報の中で特徴的なのは、「ホワイトペーパーがない」ことでしょう。

一般的には、仮想通貨を選ぶうえでホワイトペーパーは重要で、ホワイトペーパーがないだけで詐欺コインの烙印を押されることもあります。

モナコインにはそんな重要なホワイトペーパーがないにもかかわらず取引所に上場し、世界52位(2020年2月時点)の時価総額を誇っているのです。

モナコインのベースはライトコイン?
モナコインは少額決済を目的にライトコインをベースとして作られました。そのため決済速度は90秒程度です。
ライトコインとはどんな仮想通貨なのか?活用状況と将来の展望

ホワイトペーパーがない理由については、残念ながらどこにも明示されていないようです。

ただ、モナコインが開発された経緯が「コミュニティ内での利用」ですので、わざわざホワイトペーパーを作るまでもなかったということかもしれません。

(関連記事)
仮想通貨のホワイトペーパーとは何? 読み方&読んでおくべき6点

1-2. モナコインは日本製

モナコインは日本で生まれた仮想通貨

モナコインは2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥の仮想通貨で、開発を支援しているコミュニティも2ちゃんねるがベースになっています。

2ちゃんねるは日本の巨大掲示板ですので、そこから生まれたモナコインは日本生まれなのです。

もともとコミュニティ内でのやりとりにのみ使うために作られたもので、資金調達や投資目的の仮想通貨ではありませんでした。

取引高の9割以上が日本の取引所

取引高の9割以上が日本の取引所かつ円建ての取引(参照:Monacoin Charts)になっていますので、取引そのものもほとんど日本人が行っていると推測できます。

モナコインは海外からすれば数あるマイナーコインの1つに見えるかもしれません。けれども、モナコインは有象無象のマイナーコインとは一味違うのです。

2ちゃんねる(現5ちゃんねる)やTwitterが主なコミュニティ

モナコインは、今でも5ちゃんねるTwitterがコミュニティの中心になっています。

そこにはアンチと呼ばれる人たちもいるため全員がモナコインを盛り上げているわけではありませんが、誰もが参加して誰もが意見を言い合えるその環境がモナコインをより良いものにしているのです。

そんな独自文化を背景に持っていることが、日本という狭い地域にしかユーザーがいないマイナーなモナコインを時価総額100位以内にとどめている原動力なのかもしれません。

1-3. Segwitの採用で処理速度が速い

Segwitは大量の取引要求が来ても決済遅延を起こすことなく処理を進めるための技術の1つです。

モナコインはこのSegwitというしくみを積極的に採用することで、一度に大量の取引を処理することができるようになっています。

Segwitとは

セグウィット(Segwit)とは

Segwitは、仮想通貨が抱えているスケーラビリティ問題を緩和する方法の1つとして考え出されました。特にSegwitはハードフォークを必要としないためコイン分裂のリスクが少なく、開発者の間ではより良い改善方法として推奨されています。

送金が遅延するスケーラビリティ問題
スケーラビリティ問題とは大量の取引要求が発生することでブロックに格納しきれない取引が生まれ、決済遅延や手数料の高騰が起きる問題のことです。ブロックサイズを拡大することで回避できますが、ハードフォークによるコイン分裂のリスクがあります。
スケーラビリティ問題とは? 影響とユーザーが回避する方法を解説

また、Segwitを導入することはライトニングネットワーク導入のための条件の1つを満たすことになります。そのため、Segwitは決済速度をより速めるための土台の技術とも言えるのです。

ライトニングネットワーク
ブロックチェーンの外で取引を行い、最初と最後の結果だけをブロックチェーンに記録することで、取引速度の向上と手数料の低減を実現するしくみです。
【イラストで完全理解】ビットコインのライトニングネットワークとは

モナコインが最初に採用

じつは、モナコインは世界で最初にSegwitを導入した実績を持っています。

ビットコインでもSegwit導入の議論はありましたが、コミュニティ内の意見の相違で進まず、モナコインが世界最初のSegwit導入という実績を作りました。

モナコインの主目的が「利用すること」であるため利便性を向上することが重視された結果の採用だと思われますが、この迅速な決定と行動はモナコインのコミュニティの大きな強みでしょう。

(関連記事)
Segwitとは? ビットコインの問題点を一気に解決した技術

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2. モナコインの強みと弱み

投資するかどうかを考えるにあたっては、その仮想通貨の強みと弱みを把握しておくことが重要です。そうでなければ、将来性を予測することなどできません。モナコインの強みと弱みはどんなものがあるでしょうか?

2-1. 強みは「使えること」

モナコインの強みは「実用性の高さ」「コミュニティの強さ」です。それぞれ詳しく解説していきます。

実用性の高さはぴかイチ

モナコインの実用性の高さの理由は、2ちゃんねるやニコ生などの日本のネット文化に根付いた広がりでしょう。ネット利用者の間の少額決済を無料で高速に行う必要に駆られた結果生まれたモナコインは、実用性ありきで生まれた珍しい仮想通貨なのです。

そんなモナコインの具体的な利用例をいくつか紹介しましょう。

投げ銭

最初に登場したのは、掲示板で優れた回答をしてくれた人にお礼としてモナコインを送るという形のものです。現在では、ニコニコ動画Pixivでクリエイターを応援するために送るモナコインのことを「投げ銭」と呼んでいます。

2019年5月に成立した暗号資産に関する法改正に伴い、カストディ業者に対し顧客の資産管理、カストディサービスついて明確な規制が設けられました。
※カストディ:資産の保管業務を行う業務

そのことから、Twitter上やウェブサービスで運営されていた多数の投げ銭サービスが相次いで運営終了・サービスの停止を発表しています。

今後投げ銭サービスが復活するには、資金決済法や金融商品取引法などの規制を乗り越えなければなりません。モナコインを保有するユーザーにとって、投げ銭は単なる送金ツールではなくコミュニケーションツールでした。

現状だと乗り越えるのが困難なハードルがありますが、今後体制を整えてぜひ復活してほしいものですね。

実店舗での利用

秋葉原にあるパソコン専門店やメイド喫茶、五反田にある貸し会議室や整体院、居酒屋など、大都市圏にモナを使って決済できる「モナ払い」が利用できる店舗があります。

ネットでの利用

モナコインが利用できるネットショップの第1号は「MONA JUNK Parts shop」という個人サイトで、パソコンの中古パーツをモナコインで売買するものでした。

このサイトはモナコインが運用を開始した2013年12月の翌月1月に開設しており、実用性ありきのモナコインらしいサービスと言えます。

その後も様々なサイトが立ち上がっており、コミケに参加したサークルが同人誌や同人ソフトをモナコインで決済するというのも、今では特別珍しいことではなくなっています。

モナコインのネットショッピングサイト

モナコインが利用できるネットショップには、次のようなところがあります。

  • Monappy:画像や音楽、小説などの電子データやAmazonギフト券などもモナコインで購入することができる
  • BitcoinMall:ビットコインとモナコインで様々なものが買える
  • コインギフト:ビットコインとモナコインでAmazonギフトやiTunesが購入できる

コミュニティが強い

モナコインの実用性の高さは、コミュニティの強さがそのまま形になったものと言えます。

その力は仮想通貨という形のないものから、実店舗での決済という形あるものを生み出しました。それに加えて、モナコインのコミュニティは土地を購入して「モナ神社」まで建立しているのです。

決断が早い

他の仮想通貨がSegwitの導入に後れをとった理由は、コミュニティ内の同意を得られなかったことです。

コミュニティ内の同意が得られなかった理由はいろいろとあるでしょうが、コミュニティ内で「利便性を上げる」ことと「利益を上げる」ことという2つの思惑が衝突したことが挙げられます。

その点、モナコインのコミュニティの目的は「モナコインの利便性を上げる(そして楽しむ)」という点に集約されているため、決断が早いわけです。

議論が活発

2ちゃんねるというコミュニティの性質上、すべてのことで議論が活発に行われて無数の視点からの意見が乱立します。

その結果、議論の段階で数多くの問題が洗い出され、参加者たちが楽しみながら知識や技術を惜しみなく発揮してそれらの問題を解決していく環境ができあがっているのです。

2-2. 弱みは「日本製であること」

モナコインの人気は日本国内だけ?

モナコインの最大の弱点は、日本製でほぼ日本国内でだけ人気があることです。

海外の大量資本が入ってこないということは大きな値動きが期待できず、投資対象としてうま味が感じられないかもしれません。

ただし、東京オリンピックなどで日本への関心が高まっている今、もしかしたらモナコインへも海外の目が集まってくるかもしれません。

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3. モナコインの価格動向

投資対象かどうかを判断するためには、どんな時に価格が動くのかの傾向を知る必要があるでしょう。

結論から言うと、モナコインの価格の変化はライトコインに準じています。具体的に2019年7月1日から2019年12月25日のチャートを比べてみると、大きな流れとしてはよく似ている価格動向になっています。

ライトコインとモナコインの価格チャートの比較
(参照:bitFlyer
ライトコインとモナコインの価格チャートの比較
(参照:bitFlyer

モナコインは機能的にライトコインと良く似た仮想通貨ですので、投資対象としては他にも数多くある仮想通貨と横並びの印象しかないということかもしれません。

3-1. モナコインは上場されるたびに高騰している

2015年3月4日にモナコインがZaifに上場された時、その前後で価格が動きました。

モナコインは上場タイミングで価格が上昇(Zaif)
モナコインがZaifで取り扱い開始(2015年3月4日/Zaifチャート)

その後、bitbankでの上場やbitFlyerで上場した時も同様に、上場前後に高騰しています。

モナコインは上場タイミングで価格が上昇(bitbank)
bitbankで取り扱い開始(2017年7月21日/Zaifチャート)
モナコインは上場タイミングで価格が上昇(bitFlyer)
bitFlyerで取り扱い開始(2017年10月2日/Zaifチャート)

最近では2019年6月5日にコインチェックに上場した時も、100円台から300円台まで高騰しました。

モナコインは上場タイミングで価格が上昇(Coincheck)
Coincheckで取り扱い開始(2019年6月1日/Zaifチャート)

コインチェックで上場の予定が発表される前は120円程度でしたので、上場の影響で3倍程度に上がったことになります。

こうして上場によって価格が動くということは、利用するためにモナコインを購入する人だけではなく、モナコインで儲けようとしている投資家も注目しているということです。

3-2. 使える場所があれば価値はなくならない

仮想通貨を高騰するかどうかで選ぶと、「運」に左右される投機になってしまいます。

投資の観点では価格の上昇は長期的な視点で考慮し、「価格が下がりにくい」こと、極端に言えば「価値がなくなることがない」という点に注目するのです。

モナコインの実用性の高さは一定の需要を生みますので、突然暴落して価値がなくなることは考えにくいでしょう。そして、需要があれば価格は自然と上がるものです。

そこから考えると、モナコインは投資に向いている仮想通貨と言えます。

モナコインは金融庁のホワイトリストに入っているから大丈夫?
「金融庁のホワイトリスト」というのは、仮想通貨交換業者が取り扱う仮想通貨の例として挙げられているリストです。
他にはビットコインやイーサリアムなどのメジャーコインが並んでいますので「モナコインはメジャーコインに匹敵する」と思う人もいるかもしれません。
しかし、メジャーコインの時価総額はモナコインの数百倍から数千倍ありますので、あくまでも例として参考程度に止めておきましょう。
仮想通貨のホワイトリストとは?主軸にすべきコイン一覧と投資活用法
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4. モナコインはどこで買える?

最後にモナコインを購入することができる取引所を紹介しましょう。どの取引所も国内では大手と呼ばれる取引所ですので、使いやすさはお墨付きです。

coincheck

モナコインが買える取引所(Coincheck)

マネックスグループの関連会社として再出発したコインチェックは、万全のセキュリティ体制や使いやすいインターフェイスで定評があります。

購入方法 販売所
取引手数料 無料
入金手数料(日本円) 銀行の振込手数料のみ
出金手数料(日本円) 407円

モナコインの購入は取引所ではなく販売所になりますので、必要な枚数をすぐに購入できます。

bitbank

モナコインが買える取引所(bitbank)

モナコインの取引高の8割程度を占めている、モナコイン取引では外せないとも言える取引所です。

購入方法 取引所
取引手数料 メイカー※ 取引額の-0.02%
テイカー※ 取引額の0.12%
入金手数料(日本円) 銀行の振込手数料のみ
出金手数料
(日本円)
3万円未満 550円
3万円以上 770円

取引板を使った取引での購入になるため少々面倒ですが、取引高が大きいので相場価格であれば取引が成立する確率は高いでしょう。

bitFlyer

モナコインが買える取引所(bitFlyer)

2017年の仮想通貨バブルでは、TVCMなども行って仮想通貨を一般の人にも広めた大手取引所です。

購入方法 販売所
取引手数料 無料
入金手数料
(日本円)
住信SBIネット銀行 無料
住信SBIネット銀行以外 330円
出金手数料
(日本円)
三井住友銀行 3万円未満 220円
3万円以上 440円
三井住友銀行以外 3万円未満 550円
3万円以上 770円

bitFlyerでは取引板による取引はモナコインに対応していないので、モナコインは販売所で購入することになります。

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bitbank

まとめ

モナコインは実用性が高く、最新の技術をいち早く取り入れることを躊躇しないコミュニティの強さがあります。

日本発の仮想通貨で保有者のほとんどが日本人かもしれませんが、だからこそ安定した運用が期待できるかもしれません。

  • モナコインは2ちゃんねる発祥の日本製仮想通貨
  • モナコインの開発目的はコミュニティ内の少額決済
  • モナコインを使って買い物できるネットショップや実店舗がある
  • クリエイターを応援する投げ銭ができる
  • モナコインはライトコインをベースにできており、価格動向も良く似ている
  • 実用性が高く一定の需要があるため、価値がなくなることは考えにくい

モナコインの実用性は折り紙付きですので、投資先としてではなく、仮想通貨で買い物をする楽しみも与えてくれる他にはない仮想通貨です。

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