リップル(XRP)と銀行の提携は国際送金へ影響大!遅い高いを解決

仮想通貨XRP(通称:リップル)はリップル社が提供するシステムで使われる通貨だという事はみなさんもご存じですよね。

リップルは「銀行と提携している」と耳にしますが、銀行と提携することにより社会の中でどのような役割を果たすようになるのでしょうか? 

こちらの記事ではリップルが銀行にとってどのような役割を果たすのか、私たちの生活にどのような影響があるのかを分かりやすく解説します! リップルの技術やシステムを知ることにより、XRPがより身近に感じられるようになりますよ! 

1. リップルネットとは国際送金が抱える問題を解決させるシステム

現在、国際送金のプラットフォームとしてSWIFT(国際銀行間通信協会)が200以上の国や地域で利用されています。

国際送金の仕組みは複雑で、莫大な手数料がかかる、送金から着金までの時間がかかる、まれに資金が紛失するなど様々な問題を抱えています。

リップルネットは、そんな従来の国際送金システムが抱える問題を解決することができるテクノロジーと期待されています。

1-1. 国際送金が抱える問題は高いコストと着金までの時間

コストが高い

日本の銀行から国際送金をするためには、送金元の日本の銀行が送金先の国の銀行に海外口座を持つ必要があります。

この時、送金先の国の銀行はコルレス銀行、その口座をノストロ口座と呼びます。そして銀行は、ノストロ口座に送金先の法定通貨をあらかじめ入金しておきます。顧客から送金の要請があった時に、日本の銀行はノストロ口座から受取人の口座に入金をします。

しかし、世界にはたくさんの国があります。すべての国で海外口座を開設・維持するにはたいへんなコストがかかり、現実的ではありません。また、いつ、どの程度の送金要請があるかは予測できないので、ノストロ口座には多くの資金を入金しておく必要がありますが、その資金はいわば休眠資金であり運用ができません。

そのため、ノストロ口座がない銀行へ送金する場合には、送金先の銀行と取引のある中継銀行を経由するしかありません。これが、従来の国際送金システムが抱える問題につながるのです。

アメリカドルやユーロなどの取引量の多い通貨では送金先にノストロ口座を持つ銀行も多くあります。

しかし、取引量の少ない通貨の場合は中継銀行も2行、3行と増えてしまい、そのたびに中継銀行に払う手数料が発生したり、両替のために為替の影響が大きくなります。

そのため、1万円の送金に数千円の手数料がかかってしまうなど、特に少額の送金に影響が大きい問題です。

送金終了までの時間が長い

国際送金は時間がかかるのが難点です。

それぞれの国が独自の決済方法を持っており、送金元での確認作業と送金先での作業が発生します。その仕事も人の手で行われ、間違いがないように多くの人が関わっているので時間がかかるのです。

その上、中継銀行を経由するたびに確認が行われるので送金完了までにはかなりの時間を要します。

また、国際間の送金の場合は時差や銀行の営業日などの違いがあるのでタイムラグが生まれ、さらに時間がかかってしまうのです。

1-2. リップルネットが送金時間とコストを削減

そこで期待されるのがリップルネットを利用した海外送金です。リップルネットは早く・安く・確実に送金ができるシステムとして、国際送金に革命を起こそうとしています。

それは、リップルネットを利用している銀行同士では中継銀行が必要なく、直接送金をすることが可能という事です。

では、どのように早く・安く・確実に国際送金を実現するのでしょうか。

リップルネットを構成するシステムはxCurrent(エックスカレント)、xRapid(エックスラピッド)xVia(エックスビア)の3つです。

xCurrentが国際送金を即時に行う

リップルネットで使用されるxCurrentは、銀行による即時国際送金の決済を可能にし、送金のすべてのプロセスにおける可視性を提供するリップル社が開発した法人向けのシステムです。

xCurrentには4つの構成要素があります。その要素によりリアルタイムでの双方間でのやり取りが可能になり、決済内容の確認や着金確認ができるようになるのです。

xCurrent1つ目の構成要素が「メッセンジャー」です。メッセンジャーは、送金元と送金先の銀行のP2P通信を可能にします。

従来のSWIFTシステムでは情報が一方通行でしたが、xCurrentのメッセンジャーでは顧客情報や為替レートなど双方向の情報交換ができるため、実際に送金を実行する前に手数料がわかるというメリットがあります。

2つ目は「バリデーター」です。バリデーターは、決済の成否を確認するための構成要素です。決済を暗号化して、安全に取引が行われるよう調整します。

3つ目のILPレジャー」は、銀行の既存の台帳(レジャー)の補助的な台帳です。取引の参加者間で与信や負債、流動性を追跡するのに利用され、すべての取引で決済が即座に行われるようにします。決済はかならず完全な形で実行され、失敗か成功のどちらかしかありません。SWIFTシステムのように資金移動が途中で止まってしまったり無くなってしまったりすることがありません。

最後はFXティッカー」です。これは決済の際の為替レートを決定するために利用されます。ILPレジャー間の両替をスムーズに行う役割を担っており、ILPレジャー上にあるアカウントや通貨の追跡も行っています。

xRapidはXRPをブリッジ通貨として国際送金のコストを削減

xRapidXRPを利用して国際間の送金を実現します。

海外送金をする際に、送金元の通貨をXRPに変換し、さらにそれを送金先の通貨に変換して資金を移動します。XRPを経由(ブリッジ)することで国境に関係なく送金ができます。

つまり、送金元の通貨を、XRPを介して直接送金先の通貨に変換して送ることができるので、全体のコストは40~70%も低くすることが可能です。

xRapidは最適なレートの取引所を探し通貨を両替して送金先へ送るので、銀行はXRPを保有する必要がありません。

xViaにより一般企業がリップルネットを利用できる

xViaはリップルネットを利用して国際送金をしたい法人向けの機能です。APIによってソフトウェアがWebで共有されるので、それぞれの端末にインストールすることなくリップルネットに接続することが可能です。

ユーザーは国際送金の状況を確認したり様々な情報を送金内容に添付することができるようになります。

2. 提携する銀行や送金業者は日本の3大メガバンクなど100社以上

リップル社は銀行や送金業者など100を超える企業と提携しています。

従来の送金システムの問題点を解決してくれるリップルネットの導入が世界中の企業で進んでおり、安価で迅速な送金システムの基盤が作られようとしています。

日本国内の銀行では、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の三大メガバンクやゆうちょ銀行などがリップル社と提携しています。

海外の金融機関ではJPモルガン、HSBCBNPパリバBank of America、Credit Agricole、Barclays、Santander Bankやイングランドの中央銀行などもリップル社と提携しています。

リップル社は銀行と提携することで、リップルネットを拡大する狙いがあります。リップルネットを利用した送金システムに多くの金融機関が参加すれば、XRPの需要が大きくなる可能性があります。

銀行側は、早く・安く・確実に送金できるリップルネットを利用することで、今までかかっていたコストを大幅に削減することができます。

3. SBI Ripple Asiaがアジアの送金システムを改革

日本では20165月にSBIグループがリップル社と共同で「SBI Ripple Asia」を設立しました。

金融事業のノウハウを持つSBIグループと国際送金に特化したリップルが協力して、日本及びアジア地域における「価値のインターネット」を実現することを目指しています。

SBI Ripple Asia」は「内外為替一元化コンソーシアム」の事務局を務めています。

このコンソーシアムには、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行などのメガバンクはもちろんのこと、多くの地方銀行も加盟しています。

リップルのシステムを活用して外国為替だけでなく内国為替も一元的に行う「RCクラウド」という決済プラットフォームを構築し、実用化に向けて活動しています。このシステムが実用化されると、様々な場面で決済や送金が効率的に行われるようになります。

RCクラウドは、内外為替一元化コンソーシアムに参加する国内銀行同士とリップルネットを導入している外国銀行を結ぶためのクラウドシステムです。これにより、国内銀行でもリップルネットを導入できるようにし、銀行の顧客サービス向上に活用できるようになります。

4. リップルの技術を応用した送金アプリMoney Tapで簡単送金

SBIグループをはじめ、 内外為替一元化コンソーシアムに参加する国内銀行が共同で、Money Tapというアプリをリリースしました。

Money Tapはリップルの技術で誕生した新しい銀行間送金アプリで、このアプリを利用すると、個人間の送金を安全かつリアルタイムで行うことができます。

このMoneyTapは2018年10月に、住信SBIネット銀行株式会社、スルガ銀行株式会社、株式会社りそな銀行の3銀行と接続し、提供を開始しました。

4-1. Money Tapで送金が安全・快適・手数料無料

Money Tap-マネータップ

Money Tap-マネータップ
開発元:SBI Ripple Asia Co., Ltd.
無料
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Money Tapは個人間の送金を安全にリアルタイムで行うアプリケーションで、接続している住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行に口座を持つ利用者であれば、自行内と3行間で24時間365日いつでも直接送金・即着金を可能にしました。

1回3万円、1日10万円までの送金については、自行内・他行あてを問わず、送金手数料が無料(2018年12月時点)となっております。

アプリを起動させる時、送金をする時には指紋認証などで安全・快適に送金することができます。

また、電話番号やQRコードで送金が可能ので、相手の口座番号を知らなくても送金ができるシンプルなシステムです。

4-2. Money Tapのダウンロードからセットアップまで

ダウンロードから使い始めるまでの手順は下記の通りです。

Money Tapをダウンロードする

「サインアップ」をタップします。

個人情報の取り扱いと利用規約が表示されるので、確認して「利用規約に同意します」にチェックを入れて「次へ」をタップします。

ユーザー情報と本人確認情報の登録をします。必要な項目は以下になります。

アカウント名:Money Tapで表示されるアカウント名(他のユーザーにも表示されます)

  •  携帯電話番号:電話番号での振り込みを受ける際やSMSでの認証、問い合わせ時の本人確認などに使用します
  •  Eメール:認証メールや振込完了など取引に関するお知らせ、問い合わせの際の対応メールに使用します
  •  氏名、フリガナ:銀行口座に登録している名前とチェックします
  •  生年月日:お問い合わせ時の本人確認に使用します
  • 電話番号による振込を許可するかどうかのプライバシー設定情報の設定をします。初期設定はOFFなので、このままにしておくと電話番号による振り込みが受けられません。ONにすると他のユーザーが電話番号で振り込みができるようになります。電話番号の振り込みを受ける際は、口座情報、口座名義、電話番号が相手に表示されることになります。

確認をタップすると、入力情報が確認できます。間違いがないかしっかり確認して、「仮登録」をタップします。

⑦SMSに「SMS認証コード」が、メールに「メール認証コード」が送られてくるので、両方の認証コードをアプリに入力して「認証」をタップするとサインアップ完了です。

続けて口座の情報を登録すると設定完了です。

5. 今後需要が大きくなると期待されるXRP

リップルが世界中の銀行や金融機関と提携し、リップルネットの実用化のための実験を積極的に行っています。

リップルネットが拡大することでXRPの流動性が増え、今後XRPの需要が大きくなることが期待できます。

まとめ

リップルは国際送金システムの改革に向けて、世界の多くの銀行や金融機関と提携し、そのネットワークを拡大しています。

日本でも三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の三大メガバンクをはじめ多くの銀行がリップルと提携し、リップルネットの実用化に向けて活動しています。

リップルネットの拡大・実用化によってXRPの流動性が上がり需要が大きくなることも期待されています。