
「リップル(*1)のガチホはいつまですればいいの?」
「リップルの売り時はどうやって決めるの?」
投資のプロでも判断に迷うこの問題、投資経験が浅い人であればなおさらではないでしょうか。
でも気をつけるべき点を理解して、売り時をしっかり決めれば、実はガチホは初心者でも実行しやすい投資方法なのです!
この記事では、初心者でもガチホを成功させるための方法や、ガチホの売り時の決め方について紹介します。
*1)正式名称はXRP
目次
1. ガチホは初心者でもやりやすい
ガチホするかどうかは、プロでも判断を間違うほど難しい問題です。
しかし、投資初心者の方でも比較的運用しやすい投資手法です。
1-1. ガチホのメリット
細かい価格管理や分析が不要
コインを売らずにずっと保有し続ける忍耐力のことを「握力」といいます。
ガチホは「売らない」ことが大事なので、握力さえあれば短期投資で重視されるテクニカル分析などの知識は不要。細かい管理・運用をする手間がありません。
短期投資では、常にチャートを監視しなければならない上、値動きの予測など投資経験がなければ上手に立ち回ることは難しいです。そのため、多くの時間や大切な資金を投資しても損失を大きく出してしまう可能性が高いと言えます。
ガチホしている限り税金はかからない
仮想通貨(暗号資産*2)は取引をすれば課税対象になりますが、ガチホし続けている間は課税対象になることはありません。
*2)2019年5月、呼び名を「暗号資産」とする改正資金決済法が可決されました(参考|日本経済新聞)
1-2. 握力アップ&安全管理のコツ
ガチホはメリットもありますが、反面、価格がどんなに変動しても、「売らずに持ち続けなければならない」という難しさがあります。
また長期保管になるのでハッキングに遭わないための対策も必須。
ガチホを貫くための「気絶投資法」と資産を長期的に安全に保有するための「ウォレットの利用」について紹介します。
1-2-1. 究極の握力を手に入れる「気絶投資法」
「値動きが気になって仕事に集中できない」
「長期保有する自信がない」
そんな方には「気絶投資法」がおすすめです。
気絶投資法とは仮想通貨を購入後、売り時になるまであえて情報を遮断する投資方法。気絶投資法を行うことを「気絶する」と言います。
どうしても価格が気になる人向けの投資法
ガチホでは毎日価格をチェックしますが、気絶投資法では価格のチェックを積極的に行いません。
そのため、一時的な急騰急落で動揺して無計画に売ってしまったり、チャートが気になって本業の仕事に集中できなかったりするようなことはありません。ガチホに必須の握力を、強制的に高める投資法なのです。
急落を察知できない危険あり
ただし価格のチェックを行わない分、急落にすぐに対応できないというリスクを伴います。
投資する金額が過剰になっていないか、普段以上に気を付けるようにしましょう。
1-2-2. ハッキング対策は「ウォレット」で万全に
どんなにガチホがうまくいっても、ハッキングされては台無しです。
ガチホしている間は、大切な資産を守るためにも個人用の「ウォレット」を使いましょう。
取引所はハッキングに遭うリスクが高く、国内ではコインチェックやザイフ、海外ではバイナンスなど大手の取引所でもハッキング被害を受けています。
また取引所が破綻してしまった場合も、預けた資金を取り出すことはできなくなります。
2. 売り時の決め方
すぐには売らなくても「価格がいくらになったら売るのか」「いつになったら売るのか」など、売り時を決めておきましょう。
売り時を決めておけば、大きな価格変動が起きたとしても気持ちを揺さぶられることなくガチホすることができます。
2-1. 価格で決める
以下のように価格で売り時を決めることができます。
- 「リップルの価格が○○円になれば売る。」
- 「リップルの価格が○○円まで下がったら手放す。」
その価格で確実に売るための方法を紹介します。
アラートを鳴らして見逃さないようにする
価格が売り時に迫った際にアラートを設定しておくと、売り時を逃さずに済みます。
仮想通貨のポートフォリオアプリや取引所アプリのウィジェットを使って、価格のアラートを設定しておきましょう。
指値決済で強制的に売る
売り時の価格になったときにすぐに取引できるとは限りません。またアラートが来ても「もうちょっと持っておこうかな」という迷いが出てしまうかも。
優柔不断な人は指値注文で決済価格を設定しておきましょう。指定した価格になった時に、自動で決済してくれます。
2-2. 日付で決める
以下のように時期を決めて売り時を判断するのも良いでしょう。
- 「○年○月○日になったら売る。」
仮想通貨が世の中で一般的に利用されるようになれば、今の何倍も価格が上昇しているかもしれません。
そのため、決めた期限がくるまでの間に売ろうかどうしようかと悩むことを防ぐために気絶しておくのも一つの手でしょう。
2-3. 場合によっては手放す勇気を!
売り時になっていなくても、手放すべきときがあります。
それは「暴落して復活の可能性が限りなく低い」とき。
取引高が少ない、いわゆる「草コイン」の場合、値下がり後そのまま無価値になることが少なくありません。
以下のような理由で価格が下がった場合は、資金を回収して次の投資先を探したほうが賢明です。
取引所の上場廃止
仮想通貨の価値は取引のしやすさに左右されます。
そのため、特に取引高の多い取引所での上場廃止や、元々取り扱っている取引所自体がごく少ない中での上場廃止は、価格へのダメージが大きくなります。
プロジェクトの中止
開発が止まってしまったら、もうそのコインに未来はありません。ロードマップが決められていても進んでいなければ無意味です。
プロジェクト中止のニュースが出たら、すぐに手放しましょう。
3. ガチホ中もチェックすべき情報
仮想通貨は情勢や規制、事件などが影響して大きな価格変動を引き起こす可能性があります。
「ガチホしていればいい」と情報収集を怠れば、利益を得られるチャンスや大きな損失を回避する機会を逃してしまうかもしれません。
そのため、定期的に法規制や公式発表などの情報をチェックするようにしましょう。
3-1. 有価証券に該当したら価格が落ちる?
法規制によりリップルの価格が大幅に下落する可能性もあります。
取引高が大きい国の法規制は価格に影響する
仮想通貨は世界中で取引されているため、取引高が大きい国での規制は、取引高の減少を招く恐れがあり、価格にもネガティブな影響を与えます。
実際、2018年1月には中国の仮想通貨取引所が規制を受けた影響で市場全体が冷え込みました。
アメリカ「リップルは証券か否か」議論
現在、米国証券取引員会(SEC)で、リップルが有価証券に該当するのかどうかについて議論されています。
SECとは日本の証券取引等監視委員会に当たる組織で、アメリカ国内で証券取引所などを運営するためにはSECの許可が必要になります。
この議論の結論は2019年6月時点でも出ていません。
取引できる取引所がなくなる
なぜこの議論が注目されているかというと、証券と判断されるとリップルを米国内の取引所で取引できなくなるから。
米国内で有価証券を取り扱うにはSECの認可が必要です。
しかし、2019年6月時点でSECから認可を受けている仮想通貨取引所は存在しません。
そのため、SECがリップルを有価証券とみなした場合には、米国内にリップルを取り扱う取引所がなくなります。
取引できなくなる=価格が下がる
リップルを取り扱う取引所がなくなると取引がしにくくなるため、取引量が減少し、価格は下がっていきます。
よって、有価証券に該当すると仮想通貨の価格が落ちることが危惧されています。
日本でも仮想通貨に関する法規制の議論は進んでおり、リップルの価格に影響することもあるので注意しておきましょう。
3-2. コントロールしやすいと言われている
リップルの取引価格は、ほかの仮想通貨に比べてコントロールしやすいと言われています。
ビットコインでは非中央集権的な承認方式を採用し、マイニングを行なったマイナーによって新しい通貨が発行されます。それに対し、リップルはリップル社という法人が新しい通貨を発行しているため、中央集権的であると言われています。
リップル社が6割以上を保有
リップル社は、リップルの総発行枚数1000億枚のうち630億枚を保有。2018年以降、徐々に市場へ流通させています。
ロックアップ*2などの措置により完全にリップル社の独断で流通させられるわけではありませんが、ビットコインなどに比べると、流通量もコントロールしやすい状態といえます。
*2)コインを流通させないようにすること。凍結。
このように、リップル社に発行枚数や流通量をコントロールできる権限があるため、リップル社次第で価格に影響が出る可能性があります。
3-3. 過去の公式発表と価格の動き
過去の価格の動きとその原因を知っておくと、価格の変動があったときも慌てて売買をすることなく冷静にガチホを続けやすくなります。
事前の情報収集は資産を増やすことや守ることにも繋がるため、非常に重要です。価格が高騰した過去のイベントやニュースを参考にしましょう。
リップル社主催のカンファレンスで価格高騰
2018年9月にリップルの価格を高騰させたのが、リップル社主催のカンファレンス「SWELL 2018」です。2018年10月1日~2日(日本時間で10月1日深夜~3日)に開催されました。
SWELL 2018では元大統領ビル・クリントン氏による講演を予定していたほか、リップル社が開発を進める国際送金サービス「xRapid」に関する発表も噂され、開催前からリップルの価格は上昇。
2018年9月中旬までリップルの価格は30円前後で推移していましたが、21日には一時約75円まで高騰しています。
公式発表のイベントが発生する前後の期間は、価格が乱高下します。慌てて売ると損をする可能性が高いため、ガチホすると決めたらじっと耐えましょう。
デマには注意!
デマで価格が動くこともあります。もし、デマであった場合は価格が急落してもすぐに戻る可能性が高いため、慌てて損切りしないように気をつけなくてはなりません。
急落しても慌てないよう公式発表を確認するようにしましょう。
まとめ
リップルのガチホは初心者にもおすすめできる投資法です。ただし、ガチホと言ってもずっと寝かせておくのではなく、自分で売る価格や期限を決めた上で運用することが重要です。
「ガチホだから何も知らなくていい」と新しい情報をキャッチしないことや、知識不足のままリップルをはじめとする仮想通貨を保有することにはリスクがあります。
コインペディアのサイトではリップルについても初心者の方向けにまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
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