リップル(XRP)の時価総額は現在3位!規模を日本企業と比べてみた

XRP(通称:リップル)を投資する際、時価総額という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

仮想通貨を投資する上で、判断の尺度のひとつが時価総額です。そこで、今回は時価総額の見方と、時価総額から見えるXRPの上昇要因を挙げてみます。ぜひ参考にしてみてください。

1. XRPとは

こちらの章ではXRPについての特徴を述べます。

1-1. 決済/送金に主眼を置いた仮想通貨

仮想通貨XRPとは、決済/送金に主眼を置いた仮想通貨です。このXRPを保守管理しているのがリップル社です。

リップル社は2012年米国サンフランシスコで創業したIT企業で、設立の目的は価値のインターネットの実現。情報と同じ速さで価値を動かす社会を目指しており、その目的を実現させるための通貨がXRPです。

リップル社へはGoogleやSBIホールディングスが出資しており、バンク・オブ・アメリカや三菱UFJ銀行などの大手6行が、今後国際送金に対してリップル社の技術とシステムを活用する方向で動いていることを発表しています。

1-2. 他の通貨と違うXRP

XRPは、決済/送金に主眼を置いた通貨ですが、他の仮想通貨と何が違うのでしょうか? 

ビットコインは本来「第三者を介することなく、取引希望者同士が直接取引を行えるようになること」というのが目的でした。しかし現在では、手数料が上がり、送金速度も遅いという問題が発生。認証者も特定の地域に偏っていることが問題視されています。

一方XRPは、リップル社が選出した団体や企業が検証者になっており、リップルネットワークの認証と処理を担っています。そのため効率化が進んでいるのです。

本来の通貨としての役割を果たすのに適している可能性が高いといえる仮想通貨なのです。

2. XRPの時価総額と有名企業の時価総額との比較

実際にXRPの時価総額を検証してみましょう。

現時点の上位1-5位の仮想通貨時価総額ランキング表

銘柄価格流通枚数時価総額
ビットコイン¥739,482¥17,326,062¥12,812,310,979,884
イーサリアム¥23,570¥102,617,297¥2,418,718,423,133

XRP(通称:リップル)

¥52¥39,997,634,397¥2,098,675,876,811

ビットコインキャッシュ

¥51,330¥17,406,375¥893,480,194,766

EOS

¥611¥906,245,118¥553,924,203,475

2018年10月17日 出典:https://coinmarketcap.com/

XRPは時価総額で第3位につけています。企業との時価総額と比べてみたのが下の表です。

順位名称時価総額
1位トヨタ¥21,281,269,642,824
2位NTTドコモ¥10,849,524,681,500
72位(株)NTTデータ¥2,121,983,000,000
XRP(通称:リップル)XRP¥2,098,675,876,811
76位野村ホールディングス(株)¥2,016,712,000,000

2018年10月17日筆者作成 出典:yahooファイナンス

日本企業で比較をすると、XRPは70位台あたりの企業と同じことになります。

 

XRPがBTCの時価総額を超えるために必要な金額とは

現在のビットコイン(BTC)の流通枚数が約1700万枚、一方、XRPが約400億枚と、約2,308倍のひらきがあります。(20181017日時点)

計算をすると、XRPが321円を超えた時点でBTCの時価総額を超える計算になります。

時価総額の計算方法とは

求める解をXとすると、

739,482(BTC価格)/2308XRPの発行量/BTCの発行量)<X

X320.3(円)

となり、321円以上でBTCの時価総額を超えます。

3. リップルの時価総額の確認の仕方

こちらの章では時価総額の定義と確認の仕方をおさらいします。

3-1. 時価総額とは

時価総額とは、仮想通貨においては、仮想通貨の価値や規模を示してしてくれるものです。英語でいうと、Market capitalizationと記載されています。

時価総額の定義としてこの記事での計算方法は、「市場価格×実際流通している枚数(流通枚数)」です。時価総額は仮想通貨の規模を表し、その数が大きければ大きいほど、多くの人に注目されていることになります。また、時価総額が高いほど、その価値がゼロになる可能性が低いとも言えます。

3-2. XRPの時価総額を把握できるサイトとは

仮想通貨の時価総額を確認する上でおすすめなのは、CoinMarketCapです。

CoinMarketCapは、世界中で流通している2,000種類以上の仮想通貨やトークンの現在の取引価格、過去の価格からの推移を見ることができます。時価総額、取引量、などを一覧で見ることもできるので非常に便利なサイトです。スマートフォンのアプリからも閲覧できます。

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右上の部分で日本語に設定すると、日本円表示になります。

4. 今後XRPの価格に影響するかもしれないニュースやイベント

こちらの章ではXRPの今後の価格に影響のあるイベントについてご紹介します。

4-1. ロックアップの解除

XRPにおけるロックアップは、リップル社が保有しているXRPを一定期間市場に放出しないことを意味しています。

XRPは発行上限が1000億XRPと決まっておりすでにすべて発行されています。

とはいえ、市場に上限枚数すべてが放出されているわけではありません。1000億XRPのうち、63%である約630億XRPを保有しており、370億XRPが市場に流通している程度です。リップル社が大量に持っているXRPを市場に一気に放出してしまうと、価格が暴落してしまう可能性があります。

その投資家の不安を緩和するために、リップ社は、自社で保有している約600億XRPのうち、550億XRPをロックアップするということを発表しました。

そして2018年以降、毎月1日に上限10億XRP分ずつロックアップが解除され、放出されることになりました。

リップル社がロックアップするということで、投資家達の不安は和らぎましたが、それでも毎月10億XRPずつ放出されるとしたら市場に影響がでるのではないかと考える方もいると思います。

リップル社はロックアップ解除されたXRPを、機関投資家やマーケットメーカーへのインセンティブとして分配すると公式で発表しました。

しかし実際は、ロックアップ解除した月10億のXRPの大部分が分配されずに再ロックアップしています。ですので、当初予定された量よりも少ない量しか分配されていないのが現状です。再ロックアップされた分は55カ月間Ripple社でも使うことができない状態になり、突然放出されるという事態にもなりません。

またリップル社の目的として、前述した投資家の不安を緩和する以外に、XRPの流通市場における信頼を高めるという狙いもあります。

ロックアップされたxrpはエクスローという口座で、あらかじめ決めた期日となるまでロックアップを不正に解除することができないシステムで保管されています。

つまり、リップル社はXRPを第三者の機関に預けることで、リップル社の独断で市場にXRPを放出できない仕組みを作りました。

4-2. xRapidの開始

xRapidとは、銀行間での取引に対してXRPトークンをブリッジ通貨(※1)とし、早くて安い国際送金ができるサービスです。従来の為替のシステムと比べて、決済にかかる費用や時間を大幅に削減・短縮することができるメリットがあります。

1 ブリッジ通貨とは、異なる通貨の橋渡しの役割となる通貨のこと。通貨間での決済で発生する手間やコストを削減する目的の通貨。

前述したxRapidについて、リップル社のアジア太平洋地域規制責任者であるSagar Sarbhai氏が2018年9月に、「来月ごろにxRapidプロダクトのローンチを報告できるはずです」とCNBCのArjun Kharpalとインタビューで答えています。

この件が米国のニュースに流れ、9月17日から21日にかけて、xrpは30円前後から75円前後まで高騰することになりました。

その後、米国時間の2018年10月1日に、Catalyst Corporate Federal Credit Union、Cuallix、MercuryFXが、XRPを用いたxRapidの商業利用を開始すると、公式のツイッターで発表されました。

xRapidは、金融機関や送金業者の主要業務である、貨幣の調達や送金の問題を解決します。

今までの国際送金だと、金融機関が両替および取引をする際、前もって外貨を扱うためにノストロ口座という口座を開設した上で、相手先である銀行を信頼できる機関として登録する必要がありました。

このやり方だと非常に手間がかかってしまい、ビジネスの機会損失を招く可能性があります。

xRapidは特に新興市場でビジネスを展開したい層にマッチしています。なぜなら、新興市場であるアフリカやアジアなど主要先進国以外に広がっていることが多く、USドルやユーロなど既存の主要通貨ではなく利用国が少ないマイナーな通貨での取引がメインとなるためです。

マイナー通貨での取引は主要通貨以上に手間がかかるためxRapidを利用することで手間とコストを大きく削減することが可能になります。

リップル社が国際送金支払における市場規模の中でxRapidが進出できると見込んでいるマーケットは66兆円であり、これはスイスのGDPに匹敵します。

そのうちの50兆円が新興市場(発展途上国)向けとしており、発展途上国の人たちが先進国に出稼ぎにきて母国へと送金する需要があると言われています。

アメリカとメキシコ間の送金におけるxRapidサービスの試運転の結果、40から最大70%のコスト削減が可能との結果が出ました。

実際の送金で見た場合、国際送金をすると7-10%のコストがかかります。そのコスト比率は送金額が小さければ小さいほど大きくなります。

発少額でも送金コストが低くなる状態になれば、現在よりも活発に利用されるようになると予測されています。

まとめ

この記事のまとめは以下の通りです。

・仮想通貨を投資する上で、判断する尺度の一つが時価総額である

・時価総額は、「時価総額=市場価格×実際流通している供給枚数(流通枚数)」で計算することができる

XRPはロックアップが解除されたが、市場の価格に現在のところ影響は出ていない

・xRapidのサービスがスタートしたことにより今後たくさんのユーザーから必要とされる可能性がでてきた

以上の事柄を踏まえ、今後XRPをチェックしてみてくださいね。