仮想通貨用語「ヨコヨコ」の意味とは?検討すべき4つのアクション

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アナタは「ヨコヨコ」という投資用語の意味をご存知ですか?

プロの投資家でも、どういった行動に移すか悩む「ヨコヨコ」。この記事では投資用語の「ヨコヨコ」の意味や、実際にあったヨコヨコチャートを紹介。ヨコヨコ時に取るべき行動もお届けします。

「ヨコヨコになった時のアクションはホールド?or売却?どっちが吉?」といった疑問も解消しますよ!ぜひ参考にしてください。

1. 仮想通貨の投資用語「ヨコヨコ」の意味とは

まずは仮想通貨の投資用語である「ヨコヨコ」の意味と、実際にあったヨコヨコ相場のチャート例を紹介していきます。

1-1. ヨコヨコとは横一直線のチャート

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ヨコヨコは水平線のように横一直線の相場を指します。水平なチャートになるのは、価格の上下が少ないため。「もみ合い」「保ち合い/持ち合い(もちあい)」と同じ状態です。

ヨコヨコは何日足、何時間足、何分足で見るといった決まりはありません。数ヵ月間の長期的な目で見たヨコヨコもあれば、15分足で見る短期的なヨコヨコもあります。

1-2. ヨコヨコは売り買いが均衡している状況

ヨコヨコ相場では、取引が行われていないわけではありません。売りと買いの需要が均衡している状況です。

たとえば以下のようなケースが考えられます。

  • 安く仮想通貨を購入した人が、上昇したタイミングで利益を確定させるために売却。同じタイミングで新規参入者が上昇トレンドを手に入れようと購入。
  • 価格が下落したため損切り。同じタイミングで底値を狙ったユーザーが購入。

こうした状況が続き、売り買いの需要が均衡するとヨコヨコになる可能性があります。

1-3. コレがヨコヨコだ!チャート例を紹介

下の画像はbitbankのビットコイン取引で観測されたヨコヨコ相場。1時間足のチャートです。

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2018年5月10日~11日のBTC/JPY取引の値動きの様子

1日を通して横一直線の相場で、ほとんど価格変動が起こっていないことがわかります。

下の画像は別の日のヨコヨコではないチャート。比較すると違いがわかりやすいですね。ヨコヨコは価格変動が少ないと読み取れます。

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2018年5月24日~25日のBTC/JPY取引の値動きの様子

上で紹介したチャートは短期間のヨコヨコでしたが、長期的な目でみたヨコヨコもあります。たとえば下のチャートは2017年12月後半~2018年5月初旬のビットコインキャッシュの値動きを表しています。

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2017年12月後半~2018年5月初旬のBCC/JPY取引の値動きの様子

2017年12月後半~20185月初旬の値動きを表した上のチャートでは、3月末~4月中旬あたり(黄色枠箇所)でヨコヨコになっています。

上のチャートから読み取れる全体の動きは、2017年末と20181月中旬に価格が急落。その後は急激な変動は治まったものの3月までダラダラと下落し、3月末から4月中旬まで約75,000円を底にヨコヨコに。その後は上昇していると読み取れます。

2. 過去に観測されたヨコヨコ後の値動き

ヨコヨコのあと、どういった価格変動が起きるかという点は気になるところでしょう。値動きの傾向がわかれば、投資戦略も立てやすいです。

結論からいうと、ヨコヨコ後の動きに規則性はありません。上昇するかもしれないし下落する可能性もあります。銘柄や時期、時間足によってもヨコヨコ後の動きは異なるのです。

2章では過去に起きたヨコヨコ後の価格変動を、実際のチャートと共に紹介していきます。今回はヨコヨコ後の価格変動がわかりやすいように、1時間足のチャートをピックアップしました。

2-1. 上昇中にヨコヨコが続き一気に下落

こちらは上昇していた価格がヨコヨコになったあと、下落し始めた様子。

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2018年5月9日~11日のBTC/JPY取引の値動きの様子

価格が上昇しているということは買いの需要が多い象徴。しかしヨコヨコになり始めたことで、売りの需要が買いの需要と並んだと推測できます。

「このまま進めば買いが売りの需要を抜き価格が下がる」と踏んだトレーダーが、一斉に売り始めたのでしょうか。丸1日のヨコヨコのあと価格は一気に下落しました。

2-2. ヨコヨコ後、数回にわけて下落

こちらはヨコヨコと下落をくり返している相場の様子。2-1で例にあげたチャートの続きです。

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2018年5月10日~11日のBTC/JPY取引の値動きの様子

ヨコヨコから下落したあと、またヨコヨコになり下落するという階段のようなチャートになっています。

価格が下落したことで一時的に買い注文も増えましたが、一度目の下落で含み損を抱えた人がさらなる下落に備えて売却したため、また売り注文が多い市場になったのでしょうか。

この例のようにヨコヨコ後に下落が始まり、またヨコヨコになってから下落するといった市場は珍しくありません。

2-3. ヨコヨコ後の急騰も

下落した例を2パターン紹介してきましたが、ヨコヨコが必ずしも下落につながるわけではありません。

下の画像はヨコヨコになったあと、価格が急騰している様子。1BTCあたり7274万円台を推移していましたが一気に上昇。81万円台まで価格が上がりました。

yokoyoyko_rising
2018年4月11日~13日のBTC/JPY取引の値動きの様子

ヨコヨコ相場は必ずしも下落につながるわけではありません。価格が均衡している間はチャートから目を離さないほうがよいでしょう。

3. ヨコヨコ相場で検討すべき4つのアクション

前にも述べた通り、ヨコヨコのあとは価格がどういった動きをみせるかわかりません。

投資に慣れたトレーダーは、それぞれの経験や知識をもとに判断を下せるでしょう。プロは静観する、利益がある状態ならほかの銘柄に乗り換えるといった行動を取るようです。

しかし仮想通貨投資を始めたばかりの人、自分の分析に自信がない人にとっては悩みどころ。3章ではヨコヨコ相場になった時、どういった対応が相応しいか解説していきます。

3-1. 分析して購入したなら見込んだ価格を再検証

購入前に「ここまで上がるだろう」という見込んだ価格あるなら、再検証を行ってみましょう。購入当初に想定した価格に自信があるならホールドするのもひとつの手。ファンダメンタル分析やテクニカル分析を駆使し、「今後上がる可能性が高い」と踏んだ場合に有効です。

ファンダメンタル分析

ファンダメンタル分析とは、以下のような情報から今後の価格を分析する方法のこと。

  • 仮想通貨で使用している技術やイベント情報といった内部環境
  • 国際的なニュースや政治政策といった外部環境
  • 景気

たとえば新技術を実装して格段とスムーズに取引が行えるとなれば、利便性が高まり価格が上がる可能性が考えられます。また景気が上がれば仮想通貨を購入したい人が増え、価格が上昇するかもしれません。
ファンダメンタル分析は、こうした情報を事前に検討して利益を狙う投資戦略です。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の値動きパターンを参考に価格変動を予想する方法です。
たとえばこれまでの傾向で価格が20%下落したあとには上昇する可能性のほうが高いといったように予想を立てるやり方。しかし以前にそのパターンがあったからといって再度同じになるとは限りません。

こうした分析や情報をもとに価格に自信が持てる場合は、ホールドしたまま待つというのもよいでしょう。

反対に明確な見込みを持たずに購入して今後の予想が立てづらい場合は、一旦売却して様子を見守るという方法もあります。

3-2. ヨコヨコ通貨の含み損益のチェック

投資中の仮想通貨がヨコヨコになったら、含み損益をチェックしてみましょう。含み損益を確認することで次の行動をどうするか検討できます。

■ 明確な価格目線がない×含み損がある場合=売却

見込み価格がなく何となく保有し続けるのは、投資初心者が損失を拡大させる “あるある行為”。勇気を出して損切りを検討し、次の投資に備えてみては?

■ 明確な価格目線がない場合×含み益がある場合=売却

含み益があり明確な見込み価格がない場合は、利益を確定するために売却を検討しましょう。ヨコヨコ相場では、次にどういった動きを見せるかの判断が非常に困難です。そうした難しい相場のなかでも損失を生まない堅実な投資戦略です。

■ 明確な価格目線がある×含み損がある場合=売却orホールド

購入前に見込んだ価格を再検証し、さらに含み損が大きくなる可能性があるなら売却を検討しましょう。見込んだ価格まで回復する自信がある場合はホールドもあり。しかし予想通りに価格が変動するとは限りません。静観している時間を利用して、想定外の価格変動にもすぐに対応できるよう策を練っておくとよいでしょう。

■ 明確な価格目線がある×含み益がある場合=ホールド

購入前に見込んだ価格を再検証し、想定した価格を下回っている場合はホールド。見込んだ価格へ向かって動き出すまでヨコヨコを静観しましょう。

3-3. 分散投資トレーダーは通算の含み損益をチェック

いくつかの仮想通貨に資産を分散投資している状態で、ひとつの銘柄がヨコヨコになった場合は、通算の含み損益をチェックしてみましょう。ほかのコインも含めて損益チェックをすることで、ヨコヨコ通貨のリスク許容度が変わるはず。

全体をみて利益が大きいなら、ヨコヨコを静観して動きが出てから判断する余裕があります。ヨコヨコから上がれば吉、下がれば利益でまかなえるうちに売却しましょう。

反対に含み損があるなら損失拡大のリスクを減らすために売却を検討しましょう。売却してしまえばヨコヨコのあとに下落しても損失が増えることはありません。

分散投資をしている時はほかの仮想通貨の損益状況をチェックし、リスク許容度に応じて今度の行動を検討してみましょう。

3-4. ほかの仮想通貨へシフトする時は注意が必要

「ヨコヨコは今後どういった値動きをするかわからないから、ほかの仮想通貨にシフトしよう」と考える投資家も少なくないでしょう。

投資中の仮想通貨をシフトする時は、今の価格だけを参考に決めてはいけません。今は価格が上昇していても、すぐに下落する可能性があるからです。

2018年612日現在は、多くの仮想通貨価格が主軸通貨であるビットコインの価格と連動している傾向です。ビットコインが上昇すれば、オルトコイン(アルトコイン)の価格も上昇。ビットコインが下落すれば、オルトコインも下落するケースが多いのです。

そのため「シフトしようかな」と考えるタイミングが集中する傾向に。そんななかひとつだけ値上がりしているコインがあれば、多くのユーザーの “一時避難コイン” として利用される可能性があります。

損失を拡大させないため、上昇中のコインへシフトしようとするユーザーは少なくありません。上昇中コインには一気にユーザーが逃げ込んでくるため、価格は一時的に急騰。一時避難の必要がなくなれば、皆同じタイミングで去って行きます。

そうなれば短期間で急落。すっかり値下がりしたチャートに取り残されてしまうと、シフトした先の仮想通貨で損失が膨らみます。

こうした理由から投資対象の銘柄を変える時は、今の価格だけを頼りにしないようがよいと考えられます。ほかの銘柄へシフトを考えている人は、過去の値動きもチェックしましょう。一時的に上昇しているコインなのか、順調に成長しているものなのか、という判断材料になるのではないでしょうか。

まとめ

仮想通貨で使われる投資用語「ヨコヨコ」について解説してきました。

  • ヨコヨコとは、チャートが水平線のように横一直線になっている様子
  • ヨコヨコになったあとの傾向は、その時々で異なる
  • 短期的な目でみるヨコヨコもあれば、長期的な目で見るヨコヨコもある
  • 価格変動が少ないヨコヨコ時間を利用して保有コインの損益チェックを行い、次の行動を検討する

ヨコヨコについて理解が深まりましたか? 保有中の仮想通貨がヨコヨコになった時は焦って行動せず、これまでの損益状況や次の行動を検討する時間に使いましょう。